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社内の平均年齢−8歳!マイナビ転職を使用し、若手社員採用に舵をきった新社長のチャレンジ

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  • 社名 株式会社いわさき
    事業内容 葬祭業
    設立 1932年
    従業員数 28名 ※2025年3月現在
    URL https://www.cityhall-iwasaki.co.jp/

創業90年以上 の歴史を誇る老舗企業である、株式会社いわさき。埼玉県入間市を中心に、県内5拠点 のセレモニーホール、お仏壇のいわさき、こころの安心プラン「い・つ・も」コミュニティプラザの合計7拠点 を運営しています。大切な人との“最後のお別れ”に寄り添い、様々な遺族の想いを形にしてきた同社。2022年の社長交代を機に「若手採用の強化」を目指すことになりました。今回は代表取締役 岩崎 弘祐様に、採用課題を解決に導いた戦略や、採用活動における工夫についてお聞きしました。

  • 課題

    • 求職者の母数が少ない媒体に掲載していたことで、応募が集まらない
    • 求人内で仕事の魅力や会社の雰囲気がうまく伝えられていなかった
    • 社会の価値観の変化に対応するため、若手社員を採用したい
  • 成功ポイント

    • 求職者の母数が多い「マイナビ転職」に掲載し、広くアピール
    • マイナビ担当者と共に求人内容も見直し、自社の魅力を反映した内容に変更
    • 会社の雰囲気や仕事内容がイメージしやすいよう動画を作成し、採用現場で使用

応募がほとんどない状況から、若手採用のため寄り添ってくれた


Q「マイナビ転職」に掲載する前は、どのような課題を抱えていらっしゃいましたか。

岩崎 弘祐 様(以下、岩崎): 以前は、地元の新聞の折込チラシや、地域のフリーペーパーや求人サイトへの掲載をしていましたが、なかなか応募が集まらず、面接に進む方もほとんどいませんでした。「応募数が少ないのは、仕事の魅力が伝わりにくいからかもしれない」と考え、まずは「なるべく多くの求職者に求人を見てもらう」ことを目標に、求人広告の内容や、その伝え方について試行錯誤をしていましたね。

加えて、私が代表に就任した2022年からは、より若手社員の採用を強化し、経営戦略の柱として能動的に仕掛けていきたい、との新たな想いがありました。なぜなら、私たちが手がけている「葬儀業」にも、新たな時代の波が訪れているからです。お客様は、“葬儀そのもの”ももちろんですが、葬儀を通じて得られる“体験”を重視するようになっているのです。まさに「モノからコト」を重視するように、価値観自体が変わってきています。

当社では、50~70代のベテランスタッフも多く活躍しています。しかし、上記のような新たな価値観に対応していくためには、社会人経験が浅く、偏見なく知識を吸収できる若手の力も必要だと考えました。また、20〜30代の正社員を積極的に採用しておくことで、今後本格化するであろう「人手不足」にも備えておきたいと感じていました。

Q今までとは異なる採用活動をするにあたって「マイナビ転職」を選んだ理由はなんでしょうか?

岩崎: 限られた予算を有効活用するには、知名度の高い求人サイトに掲載したうえで、サイトに訪れた多くの方に、自社の求人を見てもらうのが得策だと判断して「マイナビ転職」への掲載を決めました。

大きな決め手となったのは、マイナビ転職の営業担当の熱意です。最初にご連絡いただいた同じ方が長い期間担当してくれていましたし、原稿内容だけでなく、中途採用活動全般に関するアドバイスも熱心にしてくれる点に信頼を置いていました。

導入直後に、私が「今までは未経験採用しかしていなかったんだけど、これからは方向転換をして、経験者採用も必要かな?」と相談した時も、「今までと同じように、未経験者を育てていく方が御社らしいので、そのままで問題ないですよ」と励ましてくれました。

未経験者に葬儀の仕事の素晴らしさを伝え、お客様への想いに共感できる人材を育てていくこと。 それが、当社の社風であり、大切にしていることでもあります。第三者として、客観的な視点で当社を深く理解してくれていることが実感できたやりとりで、非常にありがたかったです。

将来有望な若手社員の採用に成功!社内の雰囲気にも変化が

Q実際に「マイナビ転職」を導入をしてみて、いかがでしたか?

岩崎: コンスタントに応募があり採用ができているため、以前よりも順調に採用活動を進められており、採用計画が立てやすくなりました。「マイナビ」というブランドの知名度が高く、「マイナビ転職」全体としてのサイト訪問数も多いため、狙い通り当社の求人も求職者の目に留まりやすくなったのでしょう。

導入の決め手でもお話しましたが、やはり営業担当のサポートは心強いですね。社外からの客観的な視点で「御社の魅力はここにあるので、こう伝えましょう」と具体的に示してくれますし、中途採用に関するアドバイスも分かりやすいです。

以前は自分たちだけで悩んでいた、求人原稿内のアピールポイントや業務内容などの表現方法に関しても、マイナビの制作担当の方が私が話した内容をうまく汲んで表現してくれていると感じています。こちら側で逐一指示をしなくても、すぐに原稿内に表現してくれる「スピード感と創作力」は、マイナビならではの魅力です。営業担当・制作担当ともに「あうんの呼吸」でコミュニケーションが取れるので、気軽になんでも相談でき、マイナビは当社の採用活動には欠かせない存在になっています。

また、ただ1回1回の求人広告に記載する内容などを提案してくれるだけではなく、多角的な視点で採用手法をご提案いただいている点についても嬉しく思います。具体的には、「マイナビ転職フェア」や地元の合同企業説明会に参加する際に利用できる動画「PRムービー」についても、マイナビ転職の営業担当に提案いただき、作成しました。応募をたくさん集めるだけでなく、求めている人材を採用するために、当社をどう見せればいいのかを映像面でもプロデュースしていただき、採用パートナーとして伴走していただいていた実感があります。

実際に、合同説明会で「PRムービー」を流したところ、興味を持ってくださる求職者が多くいましたし、視覚的に弊社のイメージを分かっていただいた上でお話ができるので、求職者とのコミュニケーションがより深いものにできているのではないかと感じています。

はじめはただ求人サイトからの採用を目指して「マイナビ転職」を導入しましたが、ここまで採用全般についていろいろなご提案がいただけるとは思っていなかったので、嬉しい誤算でした。

Q求人広告以外にも、様々な手法を導入していたんですね。肝心の採用成果はいかがでしたか?

岩崎: これまでに5名以上をマイナビ転職で採用し、社内の平均年齢が、導入前より8歳も下がりました。当社の正社員の30%はマイナビ転職で採用した若年層です。組織に新しい風が入ってきたからか、少しずつ社内の雰囲気も変わりつつあります。

例えば、先日入社した男性はまだ27歳 。「自分で頑張った分は、しっかり稼ぎたい!」という行動力のあるタイプです。前職はオートバイの整備士をしていたのですが「地元に戻って働きたい」とのことで、異業界から転身してきました。前職での経験を活かし、当社でも多くのお客様の気持ちに寄り添った、丁寧なやりとりをしてもらっています。

若手で未経験入社をする方のほとんどは、葬儀に参加した経験がありません。そうした方をゼロから育てることによって、当社ならではの“おもてなし”を会得してくれるのではないか?と踏んで採用・育成した結果、見込んでいた通りの成果が得られました。

採用した方々の、分からないからこそ謙虚な気持ちで学び、自分が今できる最大限の業務をこなそうとする姿勢を見ていると、今回の採用活動は間違っていなかったんだな、と感じます。もちろん、未経験採用なので研修や教育期間におけるコストはかかりますが、その分学びを得て成長するような、伸びしろを感じさせる人材であると実感しています。

求職者から選ばれるためにこだわった、自社の魅力の伝え方


Q先ほどお話に出た「PRムービー」について、どのように活用しているのか教えてください。

岩崎: 当社のことをあまり知らない求職者が多い、合同面接会や企業説明会の場でお見せしています。
文字だけではなかなか伝えづらいような業務内容や、当社で大切にしている想いなどを伝えることができるため、より興味を持っていただけているのではないかなと思っています。

会社を紹介するためのビジュアル化された資料としては、もともとパンフレットがありましたが、動画の方が、より雰囲気がイメージしやすくなったようです。実際に働いている社員が自分自身の言葉で仕事や職場の雰囲気、会社の魅力を語ることで、親近感が湧いたり、信憑性を感じたりするようになったのかもしれません。

実際に動画を見た求職者からは「いつもこんなふうに働いているんだ」「社員同士のチームワークや、つながりがある職場なのか」という感想が出ていますし、出演した現場の社員からは「日々の仕事へのモチベーションアップにつながった」と言われたこともあり、社内のやる気を高めることにも繋がっているようです。

Q中途採用活動において、他に工夫されている取り組みなどはありますか?

岩崎: 作成した「PRムービー」の反響が大きかったことから、視覚的な印象が求職者に与える影響も大きいという気付きを得て、合同説明会の際に使用するテーブルクロスや椅子カバー、タペストリーなども新たに作成しました。そうした工夫も功を奏したのか、合同説明会からも中途社員の採用につながっています。

現状に満足せず、様々な工夫を凝らしている背景には「求職者が私たちをどのように選ぶのか」という視点を、忘れないようにしたいという想いがありますね。私たちが選ぶのではなく、どうすれば当社を選んでいただけるのかを考え、常に求職者の立場を意識しながら採用活動ができるかが問われているのだと感じています。

また、たくさんの企業があるなかで当社を見つけ、応募いただいたご縁に感謝して、求職者一人一人と丁寧に向き合うことを意識しています。面接はなるべくリモートではなく対面で行うようにしており、応募いただいた方には早い段階で直接お会いするようにしています。お互いに顔を合わせてコミュニケーションを取ることで、入社後のミスマッチを抑えることにもつながっているためです。

採用戦略のパートナーとして、これからも伴走し続けてほしい

Q最後に、今後の目標について教えてください。

岩崎: 「葬儀業」の仕事の魅力とは何か。
この問いを突きつめると、私は2つのキーワードに集約されると考えています。

1つはお客様の気持ちに「寄り添うこと」。そしてもう1つは、そんなお客様への「おもてなし」です。大切な方を亡くされたお客様に対し、どう寄り添うのか。そして、どのようなおもてなしをするのか。
それはお客様毎に異なり、また正解もないのですが、人が人を想う素晴らしさを実感する仕事でもあるんです。

しかし、仕事の素晴らしさを求人原稿上で伝えることは簡単ではありません。
以前は私たちだけで、その難しさに直面し悩んでいましたが、今は「マイナビ転職」という、強力な中途採用のプロを味方につけ、当社の採用チームとして一緒に取り組んでもらえている心強さを感じています。今後もマイナビとは良きパートナーとしてお付き合いを続けながら、さまざまな取り組みにチャレンジしてみたいと思います。

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  • Q 代表取締役社長/岩崎 弘祐 様

    麗澤大学卒業後、新卒で菱光産業株式会社へ入社。その後、株式会社いわさきへ入社し、葬儀の現場を経て、2008年に取締役に就任し、2022年には代表取締役社長に就任。
    「大事なことはただひとつ お客様が満足し喜んで頂くこと」の企業理念のもと、自ら採用活動にも積極的に携わり、「企業は人なり」の考えを実践し、トップセールスを行っている。

ページ上の各種情報は2025年3月時点のものです。

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