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前職の上司・同僚によるリファレンスサービスを活用。客観的なデータにより採用時のミスマッチが減少

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  • 社名 株式会社Study Valley
    事業内容 ・EdTechサービスの開発
    設立 2020年1月
    従業員数 22名 ※令和5年11月現在
    URL https://www.studyvalley.jp/

「教育をテクノロジーでおもしろくする会社」として2020年に設立された株式会社Study Valley。中途入社者の定着に課題を抱えており、採用時のミスマッチを解決したいと考えていました。そこで、オンラインリファレンスチェックサービスTRUST POCKET(トラストポケット)を活用。採用時の見極めや定着率の向上に役立てています。リファレンスチェックによって得た情報をどのように採用活動に反映しているのか、代表取締役CEOの田中悠樹様にお話を伺いました。

  • 課題

    • 面接だけでは候補者の経歴・スキル面での見極めが難しかった。
    • 業務内容の認識齟齬がたびたび生じており、早期離職の原因となっていた。
    • オンライン面接のみでの面接実施に不安を感じていた。
  • 成功ポイント

    • TRUST POCKETを導入することで、採用候補者の入社後の活躍イメージが描けるようになった。
    • 採用候補者の情報がデータとして可視化され、見極めの精度が向上した。

最初は半信半疑だった、リファレンスチェックサービスの導入

Q TRUST POCKETを利用することになったきっかけについて、教えてください。

田中悠樹様(以下、田中):ある時「実は採用で困っている。入社後間もないうちに業務内容の齟齬により離職する社員が多く、入社後活躍につながる採用ができていない」とマイナビの担当者に相談したところ、「オンラインでリファレンスチェックができるサービスがある」と紹介してもらったんです。それがTRUST POCKETでした。

もちろんリファレンスチェックの存在自体は知っていましたが、海外の企業で導入しているイメージが強く、自社内で導入するイメージはまだ持てていませんでした。正直、手間がかかりそうで採用スピードが落ちてしまうのではないかと懸念していたんです。

Q TRUST POCKETを導入する前は、どのような課題があったのでしょうか?

田中:面接を経て入社したものの、入社後に業務内容の齟齬や前職とのカルチャーギャップにより早期退職者が出ていた点は大きな課題でした。

今はオフラインでの気軽なコミュニケーションが取りにくい時代。リモートワークも増え、面接自体もオンライン中心で行っています。オンラインでのコミュニケーションだけで人柄を見極めたり、入社後の活躍をイメージしたりするのは、かなり難しいんですよね。過去には、入社後すぐに退職してしまった社員もいました。

本来は採用課題について整理し、じっくり可視化しながら対策をする必要があると思います。しかし弊社のようなスタートアップ企業は、そうした取り組みをしている余裕がありません。今は私と、CFOが採用に携わっている状態で人手も足りないため、採用の精度を上げられるのであれば、試したいと感じていました。

入社後活躍につながる職場環境が実現しやすくなり、早期退職も減少傾向に

Q TRUST POCKETを導入するにあたって、懸念されていたことはありましたか?

田中:最も心配だったのはTRUST POCKETがネックとなって、選考辞退が増えるのではないかという点でした。心理的な負担がかかることに加え、選考期間の長期化に繋がるのではないかと感じたからです。ただでさえ面接に進む人材が少ない中、これ以上の機会損失につながることは避けたいのが本音でした。

さらにリファレンスチェックが入ると、選考期間も長くなります。スピード感を持って仕事を進めていく風土が根付いている弊社としては、そこも心配でした。時間が拘束された上に辞退されてしまったら、後悔しそうだと思っていました。

Q 実際に利用されてみて、いかがでしたか?

田中:導入してみた結果、予想よりも多くの方に対応いただけました。リファレンスチェックを辞退した採用候補者はこれまでに1名のみで、基本的には毎回ほぼ全員に対応いただけています。実際に導入したことで、そもそもリファレンスチェックを最初から断られてしまう方は、当社とご縁がなかったのかもしれないと思えるようになったんです。

リファレンスチェックの目的は「求職者の仕事に関する情報を第3者からの提供してもらい、入社後にどう活躍してもらえそうか」を考えるためのもの。一緒の職場で働いてきた上司・同僚から詳しい情報をいただける貴重な機会といえます。裏を返せば、しっかりと仕事に向き合ってきた方であれば、元上司・同僚から入社後の活躍にプラスとなる情報を提供してもらえるわけです。採用候補者に取ってチャンスにつながる可能性もあります。そうしたチャンスを活かしたいと思えるポジティブな方とお会いし、採用していきたいと感じました。

懸念していた選考スピードについても、導入前後でそれほど大きな差はありませんでした。すべてオンライン上で完結できますし、アンケート項目を設定する際も豊富なテンプレートが用意されているので、工数をかけずに進められました。

Q 第三者から得た情報として、採用時に参考になった内容はありましたか?

田中:採用段階ではあくまでも内定を決断する際の「補助的な要素」として活用していました。むしろ入社後にデータを活用していると思います。

「どのような仕事ぶりだったのか」「どのような適性があるのか」が具体的に分かっているので、一緒に仕事を進めやすいですね。ほかにも第三者から見た客観的な強み・弱みが分かるので入社後の育成・オンボーディングの設計に活用できますし、早期退職も減ってきました。これも、前職から詳しい引き継ぎを受けているのと同じ効果があるからだと思います。ゼロから人間関係をスタートするよりも、事前に詳しい情報が分かっているので強みを伸ばす職場環境を整えられます。その結果が、入社後ギャップをなくし、社員の定着につながっているのでしょう。

そのほかには、私との最終面接が終わり、採用を決定する際の「最後のひと押し」のような安心材料として活用しています。

ターゲットの職種・ポジション別の質問例を参考に、採用候補者の本音を引き出す

Q TRUST POCKET自体の使い勝手はいかがでしょうか?

田中:特に採用候補者ごとに異なる設定ができるアンケート項目が充実している点に、満足しています。リファレンスチェックのための質問内容が募集ターゲットや職種別に用意されているので、この質問を参考にしながら面接で何を聞けば良いかを決めています。操作も簡単で手軽に扱えますし、面接官が異なる場合の引継ぎも簡単です。

面接の質問を設計する仕事は、非常に手間がかかりますし、答えを見極める難しさもあります。そうした専門性が必要な人事領域の仕事をカバーしてくれているので、ありがたいです。

信頼できる上司と同僚に依頼。転職への前向きなチャレンジを応援してくれた

TRUST POCKETによるリファレンスチェックを受け、2023年7月1日に未経験で営業職として入社されたJ・Tさんに、TRUST POCKETを利用した際の印象や推薦者について聞きました。

Q 入社までのご経歴について、教えてください。

J・Tさん:大学時代は数学の教師になりたかったのですが「先生たちが使う情報システムを作った方が、多くの人の役に立つのではないか」と思うようになり、システムエンジニアを目指すことに。「ICTの力で、子どもと教員に明るい未来を」を自分自身のテーマに掲げて就職活動をし、教育系システムを扱っていた大手IT企業へ新卒入社しました。入社から3年が経ったときにStudy Valleyに転職しました。

営業は未経験でしたが、全く不安はなかったです。オンラインで、学校の先生との商談を進めており、毎日充実しています。4名のチームメンバーとも連携し、日々営業スキルを高めているところです。

Q リファレンスチェックを依頼された時は、どのような印象を持ちましたか?

J・Tさん:やはり戸惑いました。初めての経験でしたし、はっきりと内定が出ていたわけでもなかったので。最終面接の後に依頼されたので「リファレンスチェックの結果次第で、内定かどうかが決まるのかもしれない」と思いました。

Q 推薦していただいた方はどなたですか?

J・Tさん:上司と同僚の2名です。上司は普段からお世話になっていて話しやすい関係でしたし、同僚は4期上の先輩でしたが友達のようにフランクに付き合っていました。

最初に直接会って、口頭で「退職しようと思っています」と伝えました。その上で、リファレンスチェックのための書類を正直な視点で作成して欲しいとお願いしました。2人とも少し驚いていましたが、「もうちょっと一緒に仕事がしたかったよ」という温かい言葉をかけてもらい、嬉しかったですね。2人とも非常に理解のある方々だったのでスムーズに依頼できたと思います。

依頼から1週間後には提出いただきました。情報の客観性を保つために、私からは質問も回答内容も一切見えないのですが、後から聞いたところによるとかなりしっかり記入してくれたそうです。

Q 初めてリファレンスチェックを受けてみて、いかがでしたでしょうか?

J・Tさん:上司、同僚とも関係性ができていましたし、私自身について深く知っていてくれたからこそ、引き受けてくれたではないかと感じました。書いてもらうポイントや項目は簡潔だったので、依頼はしやすかったです。今まで信頼を積み重ねてきて、本当に良かったと思います。

質問項目については、どんな情報でも正直に記していただければ大丈夫だと思っていました。仮にマイナスな事柄でも、3年間きちんと仕事をしていた自分を見てくれていた人たちからの視点で書かれている情報です。面接ではマイナス面について質問されることもありますし、総合的に見ればそれほど気にしなくても良いと思いました。

リファレンスチェックによって、個人の「人的資本」が可視化される

Q TRUST POCKETを活用した今後の展望についても、お聞かせください。

田中:TRUST POCKETを通じて一番感じているのは「その人の本質を理解した上で、解答されている情報」だということです。一緒に働いた上で見えてくる、その人自身が発揮している価値が伝わってきます。ですから採用側が入社後に感じていたギャップは、ほとんどなくなってきています。

「選考フローのスピード感が落ちるから、頼みにくいな」という気持ちが100%なくなったわけではないのですが、やはりリファレンスチェックを導入するメリットの方が大きいです。

採用候補者が職場でどのように人間関係を築き、活躍してきたのかをそのまま引継ぎ、新たな環境でさらに飛躍していくリファレンスチェックには、そんなイメージを持っています。こうした取り組みが当たり前になれば、勤怠管理をしっかりと行ったり、より良い人間関係の構築を意識したりする人が増えていくかもしれませんよね。そうなると、自然と働きやすい世の中になっていきそうです。弊社だけではなく、社会全体にも良い影響が波及していくのではないでしょうか。

  • $タイトル$
  • Q 代表取締役 CEO/田中 悠樹 様

    東京大学大学院卒業後、ゴールドマンサックス証券に入社。テクノロジー部にて勤務した後、株式会社リクルートホールディングスに転職。US・イスラエルのアーリーステージスタートアップへの出資を担当した。
    日本の未来を変えるためには子どもたちへの教育の拡充が重要であると考え、2020年に起業。テクノロジーを活用し教育における課題を解決することをミッションに掲げ、株式会社Study Valleyを設立。

ページ上の各種情報は2023年11月時点のものです。

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