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イメージしづらい仕事内容と社風を伝えるためにマイナビTVキャリアを導入。応募増に繋がり、社風に合う人材を選べる余地が!

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  • 社名 アーバンシステム株式会社
    事業内容 不動産管理、リフォーム、不動産仲介
    設立 1990年7月
    従業員数 約100名
    URL https://www.urban-system.co.jp/

不動産管理(マンション管理)の仕事のうち、建物管理に特化した事業を行うアーバンシステム株式会社。仕事内容が把握しづらいため、貴重な面接時間を割いて説明に時間をかけなければならない点に課題があったといいます。そこで、マイナビTVキャリア(以下、TVキャリア)を導入し、社風や仕事内容を動画で伝えることにしました。代表取締役の小柴卓人さんと企画広報部の岩本和也さんに、TVキャリアの感触や導入後の変化についてお話を伺いました。

  • 課題

    • 応募者に理解してもらいづらい仕事内容のため、貴重な面接時間を割いて求職者に説明しなければならなかった。ここに非常に工数がかかっていた。
    • 採用目標人数があるので、応募者が少ない場合は社風にあまりフィットしなさそうな人も採用せざるを得ないシーンもあった。結果ミスマッチに繋がり早期離職に。
  • 成功ポイント

    • 応募者があらかじめ、不動産管理という仕事のイメージや、会社の全体的な雰囲気を理解した上で面接に来てくれるようになり、会社説明の時間が削減できた。
    • 会社・仕事内容を求職者に知ってもらえる機会が増え、上京を希望する遠方在住の方からの応募が来るようになった。
    • 総応募数が増えたことで、自社に合う人材かどうか選べる余地が生まれ、社風にフィットする人材を積極的に採用できるようになった。

QTVキャリアの導入に至った経緯についてお聞かせください。

岩本和也様(以下、岩本):弊社は「不動産管理会社」という括りの中の「建物管理」に特化した会社です。しかし、「不動産管理」で検索すると、建物管理とは異なる家賃の入出金や仲介業者といった仕事が出てきてしまいます。熱心な求職者の方ほど事前に調べてくださるため、実際の仕事内容とのギャップが生じる。面接の場で15~20分ほどかけて丁寧に伝えなければなりませんでした。

求人広告の文面にも仕事内容は記載しているんですが、それだけで求職者が理解するのは難しい。特化しているのが弊社の強みであり良さなのですが、その反面わかりづらいのがデメリットなんです。

小柴卓人様(以下、小柴):そうした状況にあり、何かしらの発信ツールを使ってアピールしていこうと考えました。やれるものはやってみようというのが信条なんです。実は、動画を活用したのはTVキャリアが初めてではなく、仕事内容を紹介する動画を自社サイトに掲載したことがありました。

そのとき作った動画は短めの内容だったのですが、なかなか反応が良く、見てくださった方の弊社への理解度が高かったこともあり、これは本格的にやる意味がありそうだと思ったんです。

岩本:もう少ししっかりとした動画を作ってみようと思ったとき、ちょうどお世話になっていたマイナビさんでTVキャリアというサービスがあると聞き、ぜひ導入してみようという話になりました。

小柴:以前から利用していたマイナビさんでの中途採用が上手くいっていたこともあり、せっかく動画を作るならマイナビさんにお願いしようと思ったんです。

Q御社はTVキャリアで2回動画を作成いただいています。まず初回に関して、感想をお聞かせください。

小柴: 私はあえて何も考えていませんでしたね。撮影現場に臨み、できる限り自然に話したつもりです。とはいえ、撮影した動画を見てみると、ちょっと緊張感が出ているなと思いましたが(笑)。

岩本:動画で伝えたかったことの1つが、弊社の社風や社長の人柄です。戦略を練ってしまうと、わざとらしいものになってしまうおそれがあると考えました。そのため、社長には自然な雰囲気を伝える役割を、情報を伝える役割を私が担った形です。

PowerPointで資料を作り、「一般的にこういう仕事がある。そのうち、弊社はここの領域はやりませんよ」と「やらない」仕事を明確にすることで、わかりやすく伝えたいと思いました。具体的な業務内容は入ってから学べるため、ギャップをなくすところに主眼を置いています。

Qマイナビには何か要望を出されましたか?

岩本:進行役の方に対し、「和気あいあいとした雰囲気を出したいです」とお伝えしていました。自然なやり取りで雰囲気を伝えるため、あえてカジュアルに話してほしいなと。結果、非常に良かったです。

小柴:近しい間柄のような雰囲気でやり取りしていただけましたし、他の撮影スタッフの方々も話しやすい和やかな雰囲気でしたね。緊張をほぐしてくれたのかなと思います。

岩本:進行役を付けられるのはありがたいなと思いましたね。TVキャリアで動画を作るにあたり、あらためて動画をいろいろ見てみたんです。すると、自社愛が強ければ強いほど、かえって動画にしたときにマイナスに働くおそれがあることがわかりまして。客観的な判断ができない分、内輪ノリや自社上げに偏り過ぎてしまうことがあるんだなと。その点、進行役の方がいると、表情の変化や相槌がある分、会話をするときのように抑制が効く。進行役の方の反応を、画面の向こうにいる求職者の方の反応だろうと思って臨むことができました。

Q2回目はいかがでしたか?

小柴:1回目は人柄を伝えることを重視するあまり、個人的な話が多かったんです。2回目は、もう少し系統立てて話そうと筋を考えました。

岩本:1回目と2回目の間にコロナ禍が起きたため、リモートワーク、感染予防対策についてなど、プラスアルファの情報を盛り込みました。結果論ではありますが、動画を作っていて良かったというのがコロナ禍を受けての感想です。

QTVキャリアの効果はどのようにお感じですか。

小柴:同業の仲間たちから好評で、求職者以外の方も見てくれるんだなと思いましたね。2回目を公開したあとは、社員からも「見ましたよ」と言ってもらえました。

岩本:TVキャリアの動画は40分と比較的長く「離脱」を心配される方も多いかもしれませんが、私は必ずしも全部見てもらう必要はないと考えていました。そもそも説明会に参加してくれていても全部聞いてくれている訳ではありませんし、逆に気になるポイントがあったとしても「そこ、もう1回聞きたいです」と言いづらい雰囲気もあります。その点、動画だと自分で飛ばしたり戻したりできる。むしろここにメリットを感じました。しかし、実際に公開してみると、40分の動画を全部見てくれている方も多くいることがわかりました。

「漠然としていた不動産管理という仕事のイメージが湧きました」という感想も寄せられています。「さまざまな立場の方の話があったため、全体的な雰囲気が伝わってきた」という声は、まさに我々の狙い通りで嬉しかったです。

小柴:驚いたのは、東北や関西、中国地方など、遠方の方からの応募が増えたことですね。

岩本:上京するなら大企業で働きたいという方が大半ではないかと思っていたのですが、「アーバンシステムで働きたい」と思ってもらえる機会を作れるのは大きいと思っています。

小柴:遠方の人を迎え入れるため、面接時の交通費や入社時の補助など、新たに制度も作りました。

QTVキャリアを見てくれているかどうかは、面接時にお聞きになられるのでしょうか。

岩本:HPなどを見てくれているかは聞きますね。「岩本さん、動画に出てらっしゃいましたよね」と言われたりして、一気に面接の空気がなごむことが多いです。また、求職者からの質問にも変化が見られ、以前は給与や休日、残業時間といった諸条件が多かったのですが、TVキャリア導入後は「動画でこういったやりがいの話をしていましたが、他に苦労したこと、やりがいはありますか?」と深堀する質問をしてくる方が出てきたんです。

「他の社員さんも、岩本さんみたいな雰囲気の方が多いんですか」とも聞かれますね(笑)。志望度が高まったと言ってくれる方も多いです。

小柴:私も動画について印象に残っているかを聞きますね。嬉しいのは、弊社の面接を受けた方が「100%フレンドリーな面接だった」と言ってくださることです。一般的に、代表面接は怖そうと思われがちですし、代表自身に「威厳を持って話さなければ」という気負いがありもする。しかし、私は威厳を持つべきだとは思っていないので、フレンドリーだと感じていただけるのは大変嬉しいことなんです。

岩本:不動産管理と聞くと、真面目で堅いイメージを抱かれがちなんですよね。もちろん仕事は真面目にやりますが、弊社は四角四面な社風ではない。社風が伝わることで、ミスマッチも減らせていると思います。

小柴:ミスマッチを防ぐ視点が面接する我々にも身についてきたのかもしれません。

Q候補者が増えることで、見極めはどのようにされているのでしょうか。

小柴:適性検査をやっていますね。その結果を合否基準にしているわけではないのですが、入社後に成長しそうなタイプなのかどうかを見る1つの判断材料にしています。

岩本:面接中の受け答えの仕方を見ていますね。動画を見た上で積極的に質問をしてきてくださる方は、志望度が高いことがうかがえます。また、「採用コストをかけた分、必ず目標人数を採らなければ」という採用は昔ほどしなくなりました。母数が増えたことで、自社に合う人材かどうか選べる余地が生まれたとも言えますね。

小柴:一人ひとり、しっかり審査するようになりましたね。社風にフィットしなさそうな人を無理に採用しても、結局ミスマッチに繋がって早期離職になってしまいますから。岩本が言ったように、志望度の高い求職者は動画を見て入念に下準備をしてきてくれますし、そうした求職者の方がフィット感があると感じます。サービス導入後、社風にフィットする人材を見極めて採用することの重要さをあらためて実感していますし、TVキャリアはそれを判断するいい手段だと思いますね。

Q今後についてお聞かせください。

岩本:基本となる情報は完成した動画で十分お伝えできると思っています。ただ、コロナ禍により働き方に変化が生まれたように、状況の変化に合わせて必要な情報を随時加えていきたいとは考えていますね。弊社では新卒採用も行っているのですが、現在動画は1本のみです。新卒と中途のキャリア採用では欲する情報が違うでしょうから、このまま1本のままでいいかを検討中です。

小柴:ここ7~8年で、CSR(企業の社会的責任)やSDGsを意識する若者が増えたと感じます。弊社は日頃から地域貢献もしているため、そういった実情も上手く織り交ぜて伝えていけたら、さらに良い動画になるだろうと考えていますね。求職者のニーズは変化していくため、我々も付いていかなければいけません。マイナビさんには、今後もいい人材が集まるプラットフォームを作っていただきたいですね。TVキャリアも含め、長くお世話になりたいと思っています。

  • $タイトル$
  • 代表取締役/小柴 卓人 様

    1960年東京生まれ、青山学院大学経済学部経済学科卒業。84年にソフトウエア会社へプログラマーとして入社。
    仕事中にオフィス外面の窓ガラスをクリーニングしている清掃員の動きを見てとても自由な様を感じる。そのことがきっかけに起業を決意してビル管理・住宅管理の基礎を学ぶために清掃会社へ転職。その後、88年に立花クリーン(埼玉県朝霞市)を創業。
    90年にはアーバンシステム株式会社を設立して本社を東京都練馬区へ移し、現在は代表取締役として経営の舵取りを行なっている。

 
  • $タイトル$
  • 企画広報部 主任/岩本 和也 様

    1986年山口県生まれ
    株式会社ブリヂストンに設備保全者として入社して2年間勤めるが東京に憧れて上京。 上京後2011年まで飲食店で働き、店長まで務めたが衣食住の「住」の職業に興味を持ち同年10月にアーバンシステム株式会社に転職。
    管理事業部と仲介部で7年働き、現在は企画広報部に所属して社会的価値を高めるため主にブランディング業務に奮闘している。

ページ上の各種情報は2021年12月時点のものです。

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