転職フェアで自社にマッチした人材の見極めができ、採用効率向上に。母集団形成にも成功
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Q当時、中途採用で課題に感じていたことを教えてください。
渡邊:
応募の母集団が少なく、人材不足が続いていました。 弊社の営業職採用では、スキルよりも人間力を重視しており、未経験者でも問題ありません。人間力とは、お客様から信頼してもらえるようなコミュニケーション力や立ち振る舞いといった総合的な力であり、「お客様の印象に残る人材」と言い換えることもできるかと思います。
採用担当の私たちが感じる印象は、お客様も同様に感じるものでしょうから、その時の第一印象を重視しています。ですが、当時は求めている人材との出会いも少なく、応募があっても選考段階でストップしていました。
もうひとつ、営業職という職種に壁を感じている方も多く、応募につながりにくいことも課題です。帰りが遅くなりそうとか、キツそうと思われて、応募に至らない印象がありました。弊社では、時間管理もされて、有給も取りやすい環境にあるのですが、社風や仕事内容など細かい点まで応募者に伝えることができませんでした。 平日週休2日が確保されるとはいえ、土日が仕事になりますから、そうした点で懸念している方もいらっしゃると思います。また、専任の採用担当者がおらず、他の業務と兼務しているため、採用業務に注力できない現状もありました。
Q 実際に、転職フェアを利用してみていかがでしたか?
渡邊:
期待していたとおり、転職フェアでは、弊社が希望するターゲット層との出会いが多くありました。また、若い年齢層の求職者が多く参加されている印象を持ちました。転職フェアでは、弊社での働き方を丁寧に伝えることができ、実際に応募数が増え、採用にもつながりました。
直接、求職者と話せるので、人となりがよくわかります。書類だけでは見えない、話し方や態度などもその場で把握できるので、弊社が求めている人材かどうか見極められます。事前の見極めで、面接に至るまでの選考プロセスがスムーズになりました。 また、転職フェアに参加することで、一日採用活動に専念できたことも、採用成功につながったのではないかと思います。
Q 転職フェアで求職者にアプローチする際、どのような工夫をされましたか?
渡邊:
先にもお伝えしたとおり、営業職という職種に壁を感じている方が多いので、その不安をできるだけ解消できるようなトークを意識しました。例えば、特別な知識や資格は必要ないことや、人との関わりが好きなら営業職に向いていることなどを丁寧に伝えました。私自身も、以前には営業を担当していたこともあり、経験から伝えられることもあります。営業職とはいえ、車を売るスキルより、お客様との絆を作る仕事だと伝えています。
一方で、同じ自動車業界で営業職をされた経験のある求職者に対しては、大型連休が全社一斉休日となるなど、休日が充実していることや、定休日対応が基本的にないことなど、待遇面の良さをアピールしました。 弊社では従業員に寄り添った制度があることを伝えています。
Q 転職フェアを利用したことで、効果を感じた点を教えてください。
渡邊:
転職フェアを利用したことで、採用効率が上がりました。弊社では、どのような応募であっても、書類選考と筆記試験、役員面接という採用プロセスで進めています。転職フェアからの応募は、事前の見定めができるので、効率よく選考できるようになりました。
ケースバイケースではありますが、弊社のターゲット層に近い求職者で、早い転職を希望されている方には、その場で一次試験日を決定して、すぐに書類を送付してもらうようにお願いしています。当日の応募につながらなかった場合には、翌日にお礼メールを送っています。住所を確認できた方には、郵送で連絡することもあります。直接会っているからこそ、応募してほしいと思う求職者を見極めて、積極的にアプローチできる点も、転職フェアの良さだと思います。
また、他の採用手法と比べると、応募後のフローがスムーズに進んでいる印象もあります。以前には、応募があっても、書類が送付されてこなかったり、届くのがかなり遅かったりするようなケースもありました。その点、転職フェア後の応募は、求職者からの連絡も割とスムーズで、採用フローが進めやすいのも良かったです。
Q これから採用活動を続けるうえで、どんな人材を求めていますか?
渡邊:
中途採用ということもあり、より即戦力になっていただける方を採用したいと考えています。それまでの社会人経験から、対応力や適応力が高い方が多く、レスポンスが早いなどの強みがありますから、早い段階で現場に慣れてもらい、実践いただきたいです。
営業職として実績を出すには、ある程度経験が必要な面もありますが、未経験であっても、コミュニケーション力と意欲のある方は、成果も出やすいと感じています。過去の経験から、入社してすぐに活躍している人の傾向として、そんな印象があります。どれだけ会話がうまくても、わからないことがあったら、自ら積極的に聞いて、学ぼうとする姿勢がないと、成果にはつながりにくいと感じています。先ほどもお伝えしたとおり、新卒でも、中途採用でも活躍する若手スタッフがいます。その姿を見ると、経験がすべてではないと感じています。そうした意欲がある人材を採用したいです。
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