経営と人材をつなげるビジネスメディア

MENU CLOSE
1

選考手法と特徴について

/news/news_file/file/guide-018.jpg 5

■筆記試験

【筆記試験のタイプとテストを課す際のチェック項目】

・適性テスト、言語能力、数理判断能力テスト

システムエンジニア職の適性を見るもの、営業や販売の適性を見極めるものなど種類は幅広くあります。言語能力・数理判断能力テストも同様です。


※詳細は「適性検査の選び方」も参照ください。


・一般常識テスト

自社で作成していることも多いようです。漢字、四則計算、時事問題など市販されているものを参考にして作成するケースもあります。


・語学力テスト

その職務に必要不可欠な場合に課すケースが多いです。企業のグローバル競争、多国籍化など、近年では英語に加えて中国語の能力を見るケースも見られます。面接時に、外国人と面談させて英語力等を判定する企業もあります。


・作文(小論文)テスト

近年、利用度が低くなっています。原稿用紙1枚程度であれば会場に集めて30分程度で一斉にできますが、それ以上は困難が想定され、会社説明会時に「課題」を与えて後日提出(Web記入送信、郵送など)させる方法もあります。通常は400字詰原稿用紙2~3枚程度です。

■面接試験

【面接の方法1.】選考段階と面接官ポジション例(いずれも個人面接/30分程度が目安)

選考段階 形式 面接内容など
一次面接 学生1名対面接官2名 人事の主任または課長クラス2名・志望動機・自己PRなど
二次面接 学生1名対面接官2~3名 部長クラスおよび配属可能性のある部署の責任者など・コンピテンシーの確認・適性の確認など
三次面接 学生1名対面接官3~4名 経営幹部複数名・入社意欲の最終確認・適性の最終確認など

【面接の方法2.】面接の種類と特徴(個人面接以外は40~60分が目安)

面接の種類 形式 内容・特徴など
個人面接 学生1名対面接官1~2名 学生1名のためじっくりと話ができる・グループ面談と違い、学生本人の本音が出やすい
グループ面接(面談) 学生3~5名対評価者2名 学生相互のやり取りの中から各人の性格や思考能力を見る
グループワーク 学生3~5名対評価者2名 学生相互のやり取りの中から各人の性格や思考能力、協調性、リーダー適性を見る
グループディスカッション 学生3~5名対評価者2名 経営幹部複数名・入社意欲の最終確認・適性の最終確認など

■面接官の選定ポイント


面接官は学生の人物評価をする能力と同時に、面接官自身も学生から観察されることになります。参考までに面接官として適任とされる条件例をご紹介します。


  • 業界全体の広範な知識・情報を持っている
  • 自社の経営戦略、人材マネジメントを理解している
  • 自社の職務について広範な知識を持っている
  • 仕事に誇りと情熱を持っている
  • 話題が豊富で会話力に長けている
  • 人あたりがよく、感情的にならない

面接官として選出した社員には、採用計画全体(求める人材の採用基準、選考方法、募集要項)と面接方法について事前に情報を共有しておきましょう。

 

お問い合わせ