内定・入社決定時にすべきこと
組織に共感してもらう
人が組織に共感する要素には4つのPという考え方があります。
そこでは
- 「Profession(仕事・成長)」
- 「People(風土)」
- 「Philosophy(目標・方針)」
- 「Privilege(待遇・給料)」
の4要素を挙げられています。
このうちのどれか、もしくは複数の要素の組み合わせによって応募者の入社意欲は上がったり下がったりします。
ここで注意しなければならないのは、提供できる職場環境や示すことができる将来像といったものは自社でできることに限度があるということです。
入社意欲が高まる会社説明
入社意欲を高めるには自社の理解度を深めてもらうことが大事ですが、そのための会社説明の実施がポイントです。
応募者としては、自分なりに会社のことを調べても情報はホームページやネット上の口コミくらいに限られるので、会社のことをもっと知りたいと思いながら応募しています。
ここで面接と区別した「会社説明」を実施することで具体的な理解が深まって入社意欲の向上につながるうえに「もっと自社のことを知ってほしい」という会社の姿勢を伝えることで、応募者の印象もよくなります。 初対面の際にどんな接し方をするかというのは入社意欲を高める上でも肝心なところです。
誰もが働きたいと思う組織風土を作る
入社意欲というのは、その会社の仕事内容や組織風土などが、いかに自分に合っていて共感できるかという点にかかっています。
すべての人から共感されるのは難しいことですが、少しでも多くの人から好ましい印象を持たれれば、それは応募者の入社意欲につながっていきます。しかし、そのための材料のすべては日常の仕事ぶりが反映されたものになります。仕事内容はもとより、組織風土というのはある日突然変わるものではなく、さまざまな要素がそれなりの時間を経て積み重なった結果として現在に至るものです。
社員にとって働きやすくやりがいがある職場であれば、それは応募者にとっても同じように入社意欲を掻き立てる魅力と映ります。社員にとってより良い組織風土を作ることがより良い採用活動にもつながるということを意識しておきましょう。