仕事への想い・働き方を「+Stories.」で社員自ら伝えることで、共感した応募者が増加。人材のミスマッチ軽減に繋がった
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インターネット通販の需要拡大もあり、人材採用の需要が高い物流業界。関東一円を中心に軽運送・軽貨物の輸送を行っているのが株式会社貴順です。委託ドライバーによる配送サービスも展開しており、常に採用し続けているという同社。採用数を増やすために、マイナビ転職へ求人広告を掲載しましたが、業界の特性上、求人広告の情報だけでは求職者に業務内容を十分に理解してもらいづらく、人材のミスマッチが起きやすいと感じていたといいます。また、会社の情報が求職者に伝わらず、どうしても福利厚生や給与面といった諸条件で比較をされ中小企業は大手企業に負けてしまう側面もありました。
そこで、「企業の日常」や「社員のリアルな働きぶり」を飾らずに発信できるマイナビのサービス「+Stories.」を導入。採用活動を行う代表取締役 金山周馬さんに、各サービスの導入背景や採用シーンの変化についてお話を伺いました。
Q マイナビ転職のご利用開始後、プラストをご導入されました。導入理由は何ですか。
金山: 弊社のような中小企業は、福利厚生、給与など求人広告に記載される諸条件で他社と比較されてしまうと、違いや優位性を見出してもらいにくいのが現実です。そこで、自社の魅力を発信することでこうした課題を解消したいと考え、プラストを導入しました。
また、条件面だけを見て応募してきてくださる方とは、往々にして弊社が求める人材像とのギャップが大きくなりやすいなとも感じていました。弊社では、応募者の経験の有無よりも、入社後に何ができる人なのか、伸びしろはあるのかを重視していますが、業務内容の認識のズレや仕事に対する姿勢という観点で内定を出せないといったことが起きていました。
プラストで会社の雰囲気や社員の仕事への向き合い方をお伝えすれば、こうした状況も少しは変えられるのではないかと期待感がありました。どのような考えや仕事に対するやりがいを持ち社員が働いているのかを応募段階で知ってもらうことで、求職者が想像しているイメージと実態とのギャップを少しでも埋められ、内定辞退や入社後の早期離職を防げるのではないかと思ったのです。
Q 人材のミスマッチを防ぐため、どのような工夫をされてきたのでしょうか。
金山: 弊社では、面接の日程調整を行う前に、電話でこちらの仕事内容を今一度口頭で伝えるようにしています。ここではあえて弊社にとってマイナスになるような、仕事の大変さなどをしっかりお伝えしています。入社後に、求職者が「こんなイメージではなかった」とギャップを感じることがないように考えてのことです。 その結果、面接辞退となるケースもありますが、詳しく知った上で自分に合う・合わないを早い段階で判断していただけていると感じています。
また、面接辞退を防ぐ対応も行っています。面接前の日程調整時、面接前日、当日には電話やLINEで連絡をし、定期的に応募者とコンタクトを取っています。どうしても途中で連絡が途絶える応募者もいますね。面接辞退が早めにわかれば、別の応募者の面接を早めて 少しでも効率的に採用活動を進めることができるよう工夫しています。
Q 自社の理解を促進するためにプラストをご導入されたとのことでした。伝え方の点で工夫されていることはありますか?
金山: 今、実際に働いている方の想いを本音ベースで語ってもらうようにしています。もちろん、会社の良いところを伝えようとしてくれている部分もあるだろうとは思いますが、「こういうところが大変です」といった事実もそのまま出してもらっているため、リアルな情報になっていると思います。
弊社が求めているのは、企業が成長するために自分に何ができるのかを考えられる人、自分の実力に見合った評価をしてもらいたいと思っている人です。実際に活躍してくれている人たちには、弊社の良い面、悪い面を包み隠さずプラストで発信してもらっています。そこに共感した求職者は弊社の求める人材像と求職者とのミスマッチが起こりにくくなると感じますね。
Q プラストの更新は担当者制で行われているのでしょうか。
金山: その時々で変わりますが、担当者制にしています。ただ、担当とはいっても別の仕事があるなかでのことですので、時期によっては余裕がないこともあります。そのため、導入当初は何となく公開目標を決めていたものの、今はあまり縛らないようにしています。
また、担当者はいながらも、周りと協力して記事掲載を行っており、みんなに意見を募って記事の企画を考えていますね。弊社は社員とアルバイト間の距離が近い社風なのですが、そうしたところもプラストで伝えられているのではないかと思います。
仕事では人間関係を完全に割り切りたいという応募者もいるでしょう。リアルな社風についても事前に伝えることで、自分に合う会社かどうかの判断材料にしていただけているのではないでしょうか。
Q プラストで発信することで、イメージと実際の仕事現場とのギャップは完全になくせるものでしょうか。
金山: 同じ仕事であっても、捉え方は人によって異なります。弊社の仕事は自分なりの努力や創意工夫ができる人にとっては喜びや楽しさを感じられるものですが、人によってはそれがしんどさにしかならないこともあるでしょう。そのあたりに関しても、社員がプラストで「こういう考え方で働いています」と心の面を伝えることでカバーできる部分があるだろうと思っています。
ただ、プラストで事前のギャップを埋められるとはいえ、やはり読んで得た情報と実際の体感とには差があります。そのため、早々に現場を見ていただくようにもしていますね。
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代表取締役/金山 周馬 様
20歳の時にカリスマ社長の元で勤めながら、経営のノウハウを学ぶ。30歳の時にチャンスを求めて上京。
2010年8月 プリザーブドフラワーショップ「フィサリスフラワー」をオープン。
2011年5月 渋谷区で、株式会社貴順を設立。
2011年6月 暮らしのキズの修復事業「修復時代」をオープン。
2013年8月 軽貨物運送「物流時代」をオープン。
2017年3月 資源再生事業「再生時代」オープン。
2023年4月 不動産仲介売買「ハウスドゥ足立綾瀬」をオープン。
その他、45年以上続いているVAV倶楽部で幹事長を務める。
ページ上の各種情報は2023年6月時点のものです。
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