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転職フェアで求職者の会社理解を促進、内定辞退率ゼロを実現

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  • 社名 エイジライフ株式会社
    事業内容 ・パナソニックエイジフリー介護ショップ
    ・福祉・介護事業、家電及び日用品の販売
    設立 2008年4月
    従業員数 89名 ※2022年3月末現在
    URL https://age-life.jp/

福祉用品の販売やレンタル、介護リフォームなど、福祉・介護事業を展開しているエイジライフ株式会社。
5年以上前からマイナビ転職への求人広告掲載を行ってきました。
しかし、応募者と会社とのミスマッチがどうしても発生していたといいます。

そこで、マイナビ転職フェア(以下、転職フェア)への出展を開始。会社ホームページのリニューアルもマイナビに依頼し、自社のカラーを全面に打ち出すことにしました。
代表取締役社長 小河原健さん、総務部 次長 採用担当の小藤田歩さんに、転職フェアに出るメリットや採用面での変化、ホームページのリニューアルについてお話を伺いました。

  • 課題

    • 求人広告により母集団形成はできていたものの、応募者と会社とのミスマッチがどうしても起こっていた
    • 応募者による面接のドタキャンに困っていた
    • 会社ホームページが過去に作った古いもののままで、情報量が少なかった
  • 成功ポイント

    • 転職フェアに出展し、業界や会社の理解を促進することで求職者とのミスマッチが軽減
    • 転職フェアから選考フローに移った人の面接ドタキャンはゼロ。内定辞退率もゼロに
    • ホームページを刷新、ミスマッチ軽減に寄与

Q御社が転職フェアに出展、ホームページを刷新する前の採用課題についてお聞かせください。

小河原健様(以下、小河原):弊社では5年ほど前からマイナビ転職への求人広告掲載を行ってきました。求人広告を見て応募してきてくださる方はいたのですが、介護業界の仕事に楽そうなイメージを持たれている方が見られ、ミスマッチが発生していた点に課題を感じていました。

小藤田歩様(以下、小藤田):また、当時の弊社のホームページは昔ながらのもので、情報量が少ないままでした。従来のホームページは「おもいやり」を原動力に仕事をする点が強みだという会社カラーを十分に伝えられているとはいえないものでしたから、応募者にとっては弊社のことがわかりづらい状態だっただろうと思います。

小河原:加えて、面接のドタキャンも悩みの種でした。面接をしてみて合わないと判断できたのであればまだ意味がありますが、面接の予定を割いていたにも関わらず応募者が来ないというのは困りものでした。

Q採用目標に対して、転職フェアに出る前はどの程度採用できていたのでしょうか。

小河原:年間で10人は採用したいと考えていましたが、採用できていたのはその半分の5人程度です。目標に達せないのは応募がこないのではなく、選考過程に進んだあとにわかる仕事イメージと実態とのミスマッチが原因でした。

Q転職フェアへの出展を決めた理由は何ですか。

小河原:求人広告掲載でお世話になっていたマイナビの担当者からご紹介いただいたのがきっかけです。「挑戦してみませんか」と提案をいただき、新しい施策を試してみようと出てみることにしました。

Q転職フェアへの出展に対して、どのようなイメージを持たれていましたか。また、そのイメージと実際とのギャップはありましたか。

小藤田:事前準備が大変そうだなと思っていました。その一方で、求人広告だけでは伝えきれない、弊社の魅力を伝えられるいい機会だとも考えていました。多くの求職者と会える点にも期待をしていましたね。

実際には、事前準備のマニュアルやルールをマイナビから共有されていたため、必要なものをスムーズに用意できました。他の出展企業を見て参考にしながら、回を重ねるごとにブースを進化させてきています。

Qその後、継続して10回ほど転職フェアに参加されています。その理由についてお聞かせください。

小河原:やはり、求職者に直接企業の魅力を伝えられることができる点に、出展する意味があると感じられたからですね。転職フェア当日はマイナビのスタッフが弊社にマッチしそうだと思った人をブースに連れてきてくれたこともありました。転職フェアで出会い、実際の採用に進んだ人で面接辞退、内定辞退になった人はいません。毎回1人は採用できているので、継続して出展してきました。

小藤田:回を重ねるごとに、ブースやキャッチコピーを工夫してきました。ホームページにも記載するようにした弊社ならではの強みも、転職フェアであれば直接伝えられる点によさを感じています。

Q印象的だった候補者との出会いはありますか?

小河原:弊社が体育会系の出身者の採用を強化したいと思ったきっかけになった出会いですね。3年前に出た転職フェアでブースに来てくれた方なのですが、実業団でサッカーを続けながら営業をやりたいという方で、弊社はトレーニング設備が整っているためサッカーと仕事を両立できるとお話しをしました。ずっとスポーツに取り組んできたことで養われた精神的な土台があるため、仕事も懸命に取り組んでくれますし、体育会系らしい溌溂とした明るさは他の社員にとっても良い影響を与えてくれます。今では会社を牽引してくれる社員の1人です。

もう1人印象に残っているのは、すでに求人広告から応募しているにも関わらず、川越での転職フェアにわざわざ都内から足を運んでくれた方ですね。書類を見て好印象を抱いていたのですが、実際に顔を合わせたことで双方の想いが強まり、無事に内定に至りました。

弊社に合うのは素直さを持った人なのですが、そうした人かどうか知るには、やはり顔を合わせてみるのが1番早いと感じています。

Q転職フェアへの出展と並行して、ホームページのリニューアルも行いました。採用面への変化は感じていますか?

小藤田:欲している体育会系の出身者からの応募が増えました。体育会系の出身者を求めているのは、先にお話した実業団サッカーをしている方が素晴らしかったことがきっかけです。すぐにへこたれず、困難にも素直に立ち向かえる人が弊社には合っていまして、体育会系の出身者だとそうしたタイプであることが多いと感じています。

あとは介護業界の会社でありがちな「誰でもできる仕事です」といった当たり障りのない内容ではなく、あえてキャッチコピーを尖らせるなど、「大変な仕事ではあるが若手の意見が通りやすい」「活気のある職場」という弊社ならではの強み味だということを伝えていくようにしました。ホームページを見てから選考に挑んでくれる応募者が増えましたし、もともと課題感があった会社や業界へのイメージのギャップを解消することができマッチング率も向上しました。

小河原:ただ、体育会系に振り切りすぎてしまったためか、事務方への応募が減ってしまいました。そこで、事務方を志望する方は子育て中のお母さんが多い傾向があることから、キッズルームを作り職場環境を改善し、ホームページへの掲載を始めました。

Q今後についてお聞かせください。

小河原:昨年採用できた大学の柔道で全国レベルの成績を収めた方が、現在仕事で成果を上げてくれており、非常に良い採用となりました。この前例から、インターハイ出場経験者など、アスリートの方を採用できたらと考えています。1つのスポーツを極めた方は、何かに打ち込む力が養われているため、弊社でも活躍していただけるだろうと思ってのことです。

また、新卒採用者に向けては社内の事前見学を行ってきたのですが、今後は中途採用者に向けても1日見学の機会を設けようと思っています。事前に不安をできる限り払拭してもらい、入社したいと思ってもらえる会社にしていきたいです。

  • 代表取締役社長 /小河原 健様

    1974年生まれ、高校・大学在学中にパワーリフティングの選手権大会にて目覚ましい結果を残す。

    • 全日本高校パワーリフティング選手権 団体優勝
    • 1995年世界JRパワーリフティング選手権大会11位
    • 全日本学生パワーリフティング選手権大会 団体優勝 個人2位

    2000年8月エイジライフ株式会社へ入社後、前職の経験を活かし、26歳で営業全国トップを獲得。
    2008年エイジライフ株式会社34歳で新社長に就任。

 

ページ上の各種情報は2023年3月時点のものです。

  • 総務部/次長/小藤田 歩様

    1984年生まれ。
    2011年3月エイジライフ株式会社へ入社。
    2020年総務課に異動し、採用担当者に就任。

 

ページ上の各種情報は2023年3月時点のものです。

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