経営と人材をつなげるビジネスメディア

MENU CLOSE
1

細やかな取材をもとに、自社の魅力を的確に伝えて採用に成功

/news/news_file/file/t-20210823154000_top_4.png 3
  • 社名 株式会社アピタ
    事業内容 お惣菜のタレ調味料の製造・販売
    設立 1984年10月
    従業員数 41名(うち正社員33人、パート8名)、その他役員5名

「株式会社アピタ」は、四国・高知から全国のスーパーやお惣菜専門店へ、450種以上ものタレや調味料を届けてきた実力派メーカー。 採用難のなかでも新たな人材を確保し、持ち前の営業力をますます強化させています。
採用担当者である本社営業部の佐野耕さんに、「マイナビ転職」導入の経緯や実際に得られた効果など、採用活動の変化を伺いました。

  • 課題

    • 応募者数が少なかった
    • 社風になじむ人材になかなか出会えなかった
  • 成功ポイント

    • 応募者数が大幅にアップ
    • 社風や魅力を伝えることに成功。マッチする人材の確保につながった

Qマイナビ転職を利用する前は、どのような採用状況だったのか教えてください。

求人募集には、主にハローワークや地元のフリーペーパーを利用していました。毎回、応募者は数名程度。採用しても、社内の雰囲気になじめずにすぐに辞めていかれるケースが続き、苦戦していました。

Qその当時、どのような点に中途採用の課題を感じていましたか?

主に、2つの課題を抱えていました。一つは、応募が思うほど集まらなかったことです。というのも、タレや調味料の製造販売というニッチな業種を手がける当社は、食品業界では裏方的な存在。当然ながら、一般的にはあまり知られていません。簡潔な募集要項を掲載するだけの求人募集では、これ以上の応募は見込めないと感じていました。

もう一つが、マッチングの問題ですね。当社は地方に本社がある、いわゆる中小企業で、人情味にあふれたアットホームな雰囲気が持ち味です。一方で、従業員同士の距離感が非常に近く、大きな異動や配置換えもないので、ドライな職場環境を好む方だと合わない場合があります。

当時利用していた求人媒体では、当社の魅力や社風を十分に伝えきれていなかったことが、ミスマッチが起こっていた一因だと思います。応募者の経験や職歴を重視しすぎていて、人柄や相性を十分に見極められていなかった面もあるかもしれません。

Qマイナビ転職を利用することになった経緯を教えてください。

採用上の課題を解決するため、複数の転職サービスやスカウト代行サービスの利用を検討していたときに、話を伺ったところ、取材をもとに求人記事を作成していただける点に惹かれました。

Q実際にマイナビ転職を利用してみて、どんな印象を持ちましたか?

取材を受けた後、どのような求人記事になるのかと楽しみにしていたのですが、仕上がってきた原稿は、期待を上回る出来栄えでしたね。仕事内容や業務の流れ、求めている人物像がわかりやすくまとまっていて。一読しただけで、温かみのある社風や社内の雰囲気が伝わってくる点にも驚かされました。

社風や雰囲気といった抽象的な要素は、表現が難しく、採用担当者としては伝え方に悩む部分なんです。原稿では、そうした要素が柔らかい言葉で的確に表現されていました。マイナビ転職の担当者とライターさんが、実際に社内を見て回り、複数の従業員と会って、当社の独特のアットホームな雰囲気をしっかり汲み取ってくれたからでしょう。

取材時のインタビューのスタイルも、想像とは少し違ったため、印象に残っています。かしこまった一問一答のインタビューではなく、キャッチボールのような自然な会話形式で進めていただきました。そのおかげで、私たちもリラックスして、想いを十分に伝えられたのかなと思っています。

Q採用活動の過程で効果を感じられたポイントやエピソードがあれば教えてください。

一番のポイントは、応募者数が大幅に増加したことです。東京営業所と高知県の本社の2拠点の営業スタッフを募集したのですが、多くの方から応募いただきました。掲載直後、システムの使い方を覚える前に次々に応募が来て戸惑ったほどです。

でも実際に管理画面を操作してみると、応募者への返信テンプレートが用意されているうえ、「応募」、「書類選考」、「面接」といった段階別に簡単に管理できるため、スムーズに採用活動を進められました。

また、求人記事で十分にカラーや想いを伝えられていたおかげで、業務内容に興味を持ってポイントをついた質問をしてくれる応募者が多く、マッチング面での効果を実感しました。

Qどのような採用基準をもとに、選考を進めていましたか。

当社の営業スタッフの仕事は、味という表現しづらい要素に関する要望をお客様から聞き取って、開発部門に伝え、ともに再現していくこと。高いコミュニケーション力と食への興味やこだわりが求められます。

ありがたいことに、応募者の中には、必要な資質を備えた方が多数いました。ですから、選考にはかなり悩みましたね。オンライン会議ツールも活用しながら面接を重ねて20数名、10数名と絞っていき、最終的に、東京営業所で3名を採用することになりました。

入社後にチームを組んで働くことになる3名なので、スキルや経験、適性に加えて、バランスを重視して選びました。食品業界での経験が豊富な30代後半のリーダー格の方を中心に、伸びしろを感じさせる20代の若手2名というメンバーです。すでに入社して数カ月経ちますが、職場の雰囲気にすっかりなじんで活躍しています。

Qマイナビ転職を利用した採用活動への社内の反応はいかがでしたか?

長らく採用活動では苦戦していたので、当初、社内からは「本当に費用に見合う成果があるのか」と不安視する声もあがりました。ただ、応募人数を報告したり、候補者のリストを見せたりと、随時、採用状況を共有していたので、早い段階で皆の理解や協力を得られるようになりました。

Qこれからの採用活動について、展望をお聞かせください。

人手不足を補うための単なる働き手ではなく、ともに商品を作り上げる “仲間”を募集していくことが、採用における当社のモットー。今後はこれをさらに意識して、採用活動を進めていきます。

当社の場合、マイナビ転職を利用して初めて、求人に多数の応募が集まるという経験をしました。この規模での採用活動を通して気づかされたのが、マッチする人材を採用するためには、採用する側と応募者がお互いにじっくり知り合う必要があるということです。

採用活動を良い結果につなげるためには、こちらが一方的に求める人材を選ぶのではなく、まずは求人記事や面接を通して、求職者の方々に当社をよく知ってもらえるよう努力しなければなりません。その過程で、当社に興味を持ってくれる方、仲間になりたいと思ってくれる方を見つけられればと願っています。

  • $タイトル$
  • 本社営業部/佐野耕 様

    広告系専門学校を卒業後、東京の食品卸売会社へ入社。会社自体は統合合併を繰り返し成長するものの20数年勤めたのちに退職。平成26年10年に㈱アピタへ入社し、東京営業所勤務。平成28年5月から本社にて活動し、平成31年に常務取締役に就任。

ページ上の各種情報は2021年7月時点のものです。

関連記事

お問い合わせ