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多拠点で迅速に採用成功。転職フェアの活用で有効応募数を最大4倍に!

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  • 社名 大嘉産業株式会社
    事業内容 ・建設仮設資材の製造・販売・レンタル
    ・低層住宅建設用仮設資材の販売
    ・土木・防災繊維資材の設計・製造・販売
    ・スポーツ人工芝の設計・施工・販売
    ・漁業用資材の販売
    ・建築物の企画・設計・製造・施工・管理
    ・公園遊具のシステム設計・製造・施工・管理
    設立 1949年1月
    従業員数 358名 ※2023年1月現在
    URL https://www.daika.co.jp/

全国に事業所がある大嘉産業株式会社。マイナビ転職フェアを活用した採用戦略に取り組んでおられます。求職者に直接声掛けができる「マイナビ転職フェア」(以下、転職フェア)で求職者毎に自社のアピール方法を変え、複数の採用に成功されています。
各地の転職フェアにご参加いただいている実績をもとに、入社後も長く活躍してくれる人材と出会うためのノウハウについて、人事担当の森田様、北田様、有田様にお話を伺いました。

  • 課題

    • 20歳~35歳の若手人材からの有効応募が少なく、母集団形成に苦戦していた。
    • 各拠点の事業所で発生する人手不足に対して迅速に対応することが難しかった。
  • 成功ポイント

    • 転職フェアで直接求職者に声掛けすることで有効応募を増やし、若手人材の採用に成功。
    • ブースでは求職者毎にアピール方法を変えたことで、面接の日程調整まで行え、求めていた人材を確保できた。

ターゲットの求職者に直接声掛けすることで、母集団形成ができると考え「転職フェア」を利用

Q転職フェアを利用する前の採用状況を教えていただけますか?

森田照喜様(以下、森田):応募が少ないため母集団形成ができず採用に苦戦していました。 複数の求人広告を利用していましたが、なかなか面接まで進めることができませんでした。 これではだめだということで2022年9月に弊社人事担当の北田、12月に有田を加え、体制を整えました。そうして3人で参加した転職フェアでは、声をかけて募集団を増やし選考に導入していくという、ミッションを共有してモチベートさせることで、着席率を上げることができたと感じています。

Qマイナビ転職フェアを利用してみようと思われたきっかけについて教えてください。

北田剛様(以下、北田): 転職フェアを利用する前は、応募から採用までのサポートを手厚く行い、一人の方に多くの時間を割いていました。また、ターゲットとして想定していない方からの応募が多い状況でした。 私は昨年入社したのですが、そのような状況を変えるために、前職の時にご担当いただき、信頼していたマイナビの営業担当者に相談してみようと思いました。
転職フェアを利用した理由の1つめは、フェアの会場ではターゲットの方に直接お声掛けできて、さらに面接日程までその場で調整することが可能なので、より即効性があると考えたためです。
2つめは、転職フェアに参加されている求職者の方は若手の比率が高く、ターゲット層である第二新卒と営業活動経験者がいらっしゃる点です。

また、全国各地で開催していることも大きいと思います。

森田: 当社の事業は、仮設資材や産業資材、海洋資材など3部門ほどあります。地方の事業所は全国に工場を含めて約30箇所、営業所は約24箇所あります。

北田: 事業所・営業所が地方各地に点在しているため、全国の現地採用に転職フェアを活用しています。 年間の採用目標数を決めているのではなく、各事業所で不足が出れば採用する形式で進めています。

Q具体的なターゲットの策定や目標設定はどのようにされていたのでしょうか。

森田: 弊社の社員は平均年齢が高くなっています。離職率が低いという点もあるのですが、15年ほど経つと若い人材がいなくなるので、20歳~35歳くらいの方に来ていただけたらと考えています。

北田: 目標人数は、転職フェアのブースに着席いただいた方のうち、3割の方に次のWEB面接に進んでいただくことを目標としていました。

転職フェア当日に面談の日程調整を行い、有効応募者数の目標を達成することができた

Q転職フェアを利用してみた効果はいかがでしたか?

北田: 転職フェアでは現地で転職意欲があるターゲットに直接お話しできるので、有効応募者の方との接点を増やすことができました。2022年11月は仙台、2023年1月と5月は富山で、4月に難波のフェアに参加しました。 仙台と富山は営業職を、難波は社内SE(システムエンジニア)を募集しました。 5月の富山、昨年11月の仙台での転職フェア、どちらも目標を上回る4割の方に面接に進んでいただくことができ、目標を達成することができました。

Q採用成功のために転職フェアにおいて、工夫された点などはありましたか?

北田: 中途採用は他社の採用との勝負になるため、面接から採用の決定までのスピード感が求められると思います。そのため、転職フェアのブースで面接日程を調整するようにしています。 当社では一時面接をWEBで行い、最終面接を現地拠点で行うスタイルで行っています。 WEB面接の日程はあらかじめ表にしておいて、ブースで一通り説明と会話が終わり、好感触の反応であれば空いている日程をお伝えしてその場で調整します。 とてもいいなと思った方にはすぐに連絡し、「あなたのこういう所を評価しているのでぜひ次の面接に進んで欲しい」とお伝えするようにしています。

また、転職フェアで求職者の方のお話を聞いていますと、待遇や人間関係の悩みを話してくださる場合が多いと実感しています。とはいえ、弊社の給与や年間休日などを変えられるわけではないので、求職者の悩みや希望をしっかり聞いたうえで、解決方法があれば提案していくなど、求職者に寄り添った会話を大切にしています。

あとは、積極的にターゲットの方に声掛けをしています。
転職フェアでは事前に企業に向けたWEB説明会がありますが、そこで斜め45度から声をかけましょうとか、クローズじゃなくてオープンな質問でお声かけしましょうとかコツを教えていただけます。
例えばYES、NOの回答になってしまう質問ではなく、「今日はどんな仕事を探されにきましたか?」などの会話に繋げられるように工夫しています。

準備やブースづくりの工夫では、ブースに設置されているプロジェクターに当社のPR動画を流すようにしています。説明しながらも見てもらえますし、通りすがりの方にも見てもらえるためです。
求職者にお渡しする資料は、大量の資料を渡されても情報が整理しにくいと考えて、会社説明は用紙1枚の資料にまとめるようにしています。 ブースづくりでは、会話がしやすいように、面談用の机を横並びで座れるようにして、膝を突き合わせて話ができる形にしていました。

その他の事前準備として、転職フェアの出展企業を紹介する事前の告知広告作成がありますが、こちらはマイナビの担当者にお任せしています。過去の求人を参考に作成いただくため、客観的に評価ポイントを書いてもらえるのがいいのかなと。他社との差別化ポイントも話をしながら作ってくださるので有難いです。

転職フェアでは求職者としっかり会話をすることで、その後の面接や選考にも生かしていく

Q 転職フェアでは具体的にどのような会話をされていますか?

北田: 面接までに仕事内容や条件面などのミスマッチをなくしておくため、求職者のお話を聞くことを大事にしています。 転職理由やキャリアビジョンなどの質問をして、当社ならどのような形で実現できるのかをお伝えします。一方的に話すのではなく、求職者に寄り添いながら解決案を提案するようにしています。

森田: もしも求職者の条件や希望とマッチしない部分があれば、その場でしっかりとお伝えして、別のメリットがあることを説明します。このようなコミュニケーションを時間をかけて行いミスマッチをなくすようにしています。

北田: 他にも転職フェアでの会話を選考に活かすことも意識しています。 例えば、会話の中で転職することで安定感が欲しいのか、チャレンジできる環境が欲しいのか重要視している点を確認しておけば、面接までに対策を準備することができます。 質問の中で仕事においての自分の考えや話を聞く態度、姿勢などをみることで、こちらも面接に進める前に自社の社風とあっているかを判断することができます。

Q 今回の採用活動では、どのような方を採用できましたか?

北田: 仙台の採用では、Iターンで就職活動にこられていた、意欲ある方などを採用することができました。
当社は独身寮の制度がかなり手厚いと自負しておりまして、家賃共益費の9割を会社が負担します。そこを一つのベネフィットとして捉えてくれたのかなと感じています。 また、転職フェアでお話させていただいた方の共通点としても、休みや環境を含めて、在職中の場所から環境を変えられるというメリットを感じていただけたと思いました。

Q 今後の採用活動の目標はありますか?

北田: 目標は2つあります。1つは各拠点でスポットでの求人があればすばやく対応できるようになることです。
もう1つは入社後に長く活躍してもらうことです。 長く活躍してもらうために、入社前にミスマッチがないようにしています。 転職活動している方は現状に不満があったり、やりたいことがあったり、そういった部分のミスマッチが原因だと思います。

そのため、まず会社の条件面や制度はしっかりと理解して納得してもらえるようにお話するようにします。
そして、仕事内容についても、当社に転職していただくことで楽になることだけでなく、業務で大変な側面があればきちんと説明して、覚悟を決めてもらうようにしています。 このようにフェアや面接では、いいところだけではなく、課題も前向きな言葉に置き換えて説明するようにしています。

森田: また今後は、若い社員を増やしていきたいと思っています。現在は、ほとんど中途採用の社員ですが、再度新卒採用も始めていて、次世代の社員を育てていきたいと思っています。

広報活動の第一歩として、社内広報を始めました。
やはり自分の会社が誇れないということでは、社外からもいい会社だと思ってもらえないと思います。
具体的には、人事担当の有田が写真を撮影し、紹介プロフィールを社内の掲示板に載せたところ、メールや電話で「おもしろいね」「こういう人が入ったんだね」といった反響がありました。

他の取り組みとして検討しているのは、SNSでの発信です。
仕事内容が伝わりづらい部分があるため、SNSで当社の魅力を伝え、ブランディングしていくことができれば、若手の方が自然に応募してくれる仕組みをつくることができるかもしれないと考えています。

  • $タイトル$
  • 経営管理本部 人事総務部 課長/森田 照喜 様

    1975年生まれ 兵庫県出身
    大学卒業後、金融業、飲食業、アパレル業、建築・不動産業で法務、 人事、総務、経営企画などの管理部門で幅広い業務に携わる。 2018年8月より、大嘉産業に入社。人事総務部として、会社と従業員のエンゲージメント、 働きやすい環境づくりなど、職場環境の向上にむけ、現在奮闘中。

  • $タイトル$
  • 経営管理本部 人事総務部 係長/北田 剛 様

    1987年生まれ 名古屋出身 関西大学商学部卒業
    2010年4月 新卒ではメーカーに入社。経理でキャリアをスタートしたが、採用担当との二足の草鞋で人事のキャリアをスタート 。新卒・中途共に、求職者のニーズを紐解き、会社とのマッチングを進める。 2022年9月より大嘉産業に入社。採用のみならず給与業務や社宅管理等を含め、ゼネラリストとして邁進中。

  • $タイトル$
  • 経営管理本部 人事総務部/有田 莉彩 様

    1996年生まれ 広島県出身
    ヨガインストラクターや営業、金融事務など様々な職種にチャレンジ。
    その後、管理業務や、人と多く関わり会社を支える職に就きたく、大嘉産業に入社。
    2022年12月の入社でまだまだこれからですが、人事総務部としてのスキルや経験を増やすべく奮闘中。

ページ上の各種情報は2023年7月時点のものです。

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