働く人の魅力は「対面」でこそ伝わる。マイナビ転職フェアで毎回採用に成功
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社名 ハウスウェル株式会社 事業内容 不動産仲介・売買、賃貸仲介、賃貸管理、投資、建築、リフォーム業、保険代理業 設立 2004年8月21日 従業員数 従業員数103名(パート含む)
※令和5年4月現在URL https://housewell-group.jp/
地域に根差した経営を続けている総合不動産企業「ハウスウェル」。マイナビ転職フェア・マイナビ転職を活用した採用戦略に取り組んでいます。求職者に確実に出会える「マイナビ転職フェア」で自社の魅力や強みを、熱意と共にありのままに伝えた結果、複数名の採用に成功。従業員定着率は95%を維持しています。
入社後も長く活躍できる人材と出会うためのノウハウについて、人事担当の高木様、萩原様、横山様にお話を伺いました。
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課題
- 求人情報を出していたものの、応募後の面接にまで至らず、母集団形成に苦労していた
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成功ポイント
- 転職フェアを活用し、自社の魅力を求職者に直接伝えた。その結果、面接から内定に至るまでの導線がスムーズになり、毎回複数名の採用に成功。
直接会って話せたら採用の可能性が高まると考え「転職フェア」に挑戦
Qマイナビを利用する前は、採用にどのような課題を感じていたのでしょうか?
高木剛様(以下、高木):他社の求人媒体や、自社HPを使った採用活動を展開していたのですが、「面接が思うように進まない」という点に課題を感じていました。面接当日にドタキャンされてしまったり、若手人材がなかなか集まらずにミスマッチが起きたりしているような印象でした。最初の頃は母集団形成もできていたのですが、少しずつ尻すぼみになり、減っていくことにも焦りがありましたね。
不動産業界は競合も多いですし、差別化をするのもなかなか難しいものです。弊社は大手企業ではありませんから、その分、工夫も必要でした。しかし、どのようなキャッチコピーを出し、どうやって面接へつなげていけばいいのかについてなかなか具体策が打ち出せていませんでした。
Qマイナビ転職フェア、マイナビ転職を利用してみようと思われたきっかけについて、教えてください。
高木:「マイナビ転職フェアがいいかもしれない」と思い始めたのは、ちょうど2〜3年前。たまたま転職フェアがあると知って、実際に足を運んでみました。マイナビの営業担当の方にアテンドしていただきながら、会場の様子を見学したのがきっかけです。若い求職者の方が多く来場していて、各ブースで熱心に面談をしていた様子がとても印象に残っています。イベントの様子を見学してみて、「対面で会えるチャンスが増えれば、最短で採用成功につながる」というイメージが具体的に持てたと思います。
また同時に、マイナビ転職への掲載も併せてスタートしました。ありきたりの求人原稿では、やっぱり大手企業や官公庁には勝てないと考え、弊社の魅力を分かりやすく、ストレートに伝えられるコンセプトを考えながら戦略を練り直しました。
ひと工夫で採用に直結。マイナビ転職フェアの活用術
Qマイナビ転職フェア、およびマイナビ転職を利用してみた効果はいかがでしたか?
横山美歩様(以下横山):マイナビ転職フェアに参加してからは、毎回着実に採用ができています。フェア当日に使用したPOPの写真やキャッチコピーと連動させた求人原稿を掲載したからか、 マイナビ転職経由での面接回数も非常に増えました。いずれも面接通過率が非常に高く、一度お会いできればほぼ、採用につながっています。
転職フェアが成功している理由として思い当たるのは、なかなか文字だけでは伝わりにくい「社員同士の雰囲気」を感じてもらいやすいということです。一緒に働く社員の人柄は、実際に対面で会って話さないと、伝わりません。どの社員も人柄が良く、話を聞く力が高いので、お話できれば弊社の魅力を存分に伝えられるチャンスがあると思いました。
高木:採用と接客はほとんど一緒です。求職者の願望を掌握し、その願望を叶えられるステージが会社にあると伝えられれば、「ここで働きたい」と心が動きます。しかし一般的な不動産業界のイメージは決して明るいわけではないですし、ハードな働き方が求められることもあります。だからこそ、正直に良いところも大変なところも伝えられる場を持てるかどうかが、重要でした。例えば、弊社の離職率は5%以下で社員はほぼ辞めません。そうした事実を伝えながら、これからどういう働き方をして将来設計をしていきたいのかをヒアリングし、相手の願望が実現できそうかを擦り合わせていきました。
Q採用成功のために、「マイナビ転職フェア」において工夫された点などはありましたか?
高木:とにかく出展している他社よりも目立つようにと、POPを作って持ち込みました。若手社員に協力してもらい、顔写真入りのPOPを大量に作成。当初はどの企業も自社作成POPなどをあまり持ち込んでいなかったので、とても目立っていたと思います。手に持って頭上に掲げ、少しでも興味を持ってくれそうな求職者にアピールしていました。
横山:パンフレットなどの資料の置き方にも、かなりこだわりました。他社の資料と一緒のコーナーに並べるので、大きくキャッチコピーが載ったPOPや自社のキャラクターのぬいぐるみを置いて、目を惹くようにデザインしました。
高木:不動産の「反響営業」の経験が役立ちましたね。人の興味関心をどう惹くかを毎回考えて、改善案を試してまた考えて。いつもその繰り返しです。POPの内容に関してはチームで相談して決めますが、デザインや実制作はすべて横山が担当しています。
初回のフェアでは、POPはマイナビが用意してくれたテンプレ―トを参考にして使っていたのですが、もう少しユニークな言葉を使って、弊社らしさを伝えてみたらどうかと思って導入しました。最終的には横山のセンスが、同世代の若手人材の心に響いたのでしょう。
Q具体的にはどのような点を意識して、アピールされたのですか?
高木:「とにかく稼げる」という点を全面に押し出して、アピールしました。入社年次によって平均年収がいくらになっているのかを出して、「年収600万円以上が30名!年収1000万円も!」と具体的な数字をPOPに盛り込みました。文字情報は入念に読まれないだろうと考え、インパクトの大きい分かりやすい表現になっています。
横山:「不動産営業未経験でも結果が出せる」という点も、アピールしましたね。美容師などの異業種から転職し、未経験スタートで活躍している社員がいるので、大きな顔写真と一緒に「不動産未経験者 大歓迎」「未経験者96%」とキャッチコピーを載せて、POPを作成しました。初心者マークも一緒にくっつけて、パッとみてすぐに「初めてでも歓迎」と分かるようにしています。マイナビの社員の方からもキャッチコピーの方向性や内容をご提案いただきました。次回の転職フェアでは、さらに良い成果が出るかもしれません。
萩原正敏様(以下、萩原):毎回、POPや装飾は変えていますね。どんなアイデアでも自由に出し合って、ワイワイ言いながら楽しくできているところが、求職者にも伝わっているのかもしれません。
Qその他にマイナビ転職フェアの活用につながるノウハウなどはありますか?
横山:まずはできる限り立ち話だけで終わらせず、ブースに座っていただくこと。そして、じっくりと話を伺えるような雰囲気づくりが大切です。求職者の求めている未来が、弊社で実現できることはもちろん、一緒に働きたくなるようなアピールを一生懸命していますね。興味を持っていただけそうであれば、会社見学・先輩社員との面談に進んでいただきます。
萩原:面接後の連絡手段にも、ちょっとした工夫を取り入れています。気軽に連絡が取れるようにLINE交換をするようにしてみました。メール連絡よりもレスポンスが早く、ちょっとした問い合わせもしやすいみたいです。Webメールやショートメールよりも、コミュニケーションのハードルが低いのかもしれません。
高木:転職フェアに参加した後は、本社の見学と先輩社員の面談を設定しています。現場の営業たちも自分のチームの仲間になってほしいので、みんな積極的にコミュニケーションを取ってくれますよ。普段から社員同士のコミュニケーションが充実しているので、アピールポイントや採用コンセプトについても自然に共有されています。人事担当として「こうしてほしい」といったリクエストは、まったくしていません。
ただし、誰に面談をしてもらいたいかは適切な人員に依頼をしています。女性の求職者であれば、同世代の女性社員に声をかけます。入社後のロールモデルとなるような方とつながれば、入社を迷っていても背中を押してくれるかもしれない。そんな期待も込めています。
Qマイナビ転職に掲載している求人原稿に、何か工夫はされましたか?
高木:マイナビ転職フェアで伝えているメッセージと同じように、「しっかり稼げる」ことを全面に押し出した内容に変更しました。掲載してみた結果は、やっぱり全然違いました。他社が使わないような言葉で訴求しないと、似たような情報の中に埋もれてしまうと予測したのですが、そのとおりだったのではないかと思います。
Qマイナビからのサポートで、何か印象に残っていることはありますか?
高木:求人原稿として何を載せていくのかを、一緒に考えてくれるところから支えてくれた点が印象に残っています。営業担当が定期的にフォローの連絡を入れてくれるので、応募数の確認もしやすく、とても親身になってくれていると思います。次の採用成功に向けてコンセプトのアイデアを出したり、キャッチコピーを作成してくれたりしているところも、助かっています。
転職フェアで相互理解を深め、入社後のミスマッチを防止
Q今回の採用活動では、どのような方を採用できましたか?
横山:多様な経歴の方々が採用できました。ある方は「今までなんとなく過ごしてきたが、自分を変えてみたい。どこまでやれるのかを試したい」という志望理由でした。さらに他の方は「バリバリ働いて我が子のお手本になりたい」ととても熱い気持ちで語ってくれました。
萩原:どの方も共通しているのは、「素直」ということです。上司や先輩社員のアドバイスを素直に聞いて、やってみる。その結果、営業未経験でありながら成果につながり、大活躍しているケースが多いです。話している表情や挨拶への返し方を見ていると、なんとなく分かります。転職フェアでお会いする求職者の皆さんも、そうした共通項をお持ちだと感じています。
Q入社の決め手となったのは、どういったところだったのでしょうか?
横山:実際にマイナビ転職フェアから入社した社員に、入社の決め手を聞きました。「稼ぎたいのはもちろんですが、社員さんとの話がとても楽しかった。相談させていただいた皆さんの雰囲気、人柄が良くて一緒に働いてみたいと思った」のだそうです。
マイナビ転職にも同じように、社員の様子が分かるような写真・インタビューは掲載していました。とはいえ、やはり写真や文字だけで「雰囲気」を伝えるには限界があります。とくに弊社の良さである社員の人柄や働きやすい社風をアピールするには、実際に会って対面で話す機会が最適だったのだと思います。
根気強く、一人ひとりの求職者と向き合う採用活動を
Q引き続き、改善を続けながら採用活動を続けていかれると思います。今後の採用戦略についてもお聞かせください。
横山:今後も引き続き、創意工夫を続けながらマイナビ転職フェアへの出展を続けていく予定です。現場の社員の力も使った総力戦で、求職者と正直に向き合いたいです。今後は新卒採用も計画していますし、入社後の定着に向けた取り組みも考えていかなければと思っています。
高木:できればなるべく多くの先輩社員と会って、働くイメージを膨らませてほしいなと思っています。入社後は1日のほとんどを一緒に過ごす仲間になります。身近なキャリアモデルの成功例を知っていただけるような工夫も続けていきたいです。そのうち、転職フェアがきっかけで入社した社員だけの「採用チーム」を作って、採用活動ができるようになったら理想的ですね。後は、月並みですが誰もブースに来てくれなくても諦めないこと。1人ひとりとコミュニケーションを重ねていきながら、これからも弊社の仲間になってくれる方と出会っていきたいと思います。
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常務取締役/高木 剛 様
1981年生まれ さいたま市出身
- 大手小売業に従事。業務に嫌気がさし、不動産営業に転職。個人事業に面白みを感じるが、未来が見えず転身。6人だった企業を100人超の企業に。センチュリー21売上全国一位を3年連続受賞。豊富な営業経験によって培ってきた営業力は、採用においても活かされており、常に全力で求職者と向き合っている。
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経営管理室 室長/萩原 正敏 様
1980年生まれ さいたま市出身 某理系国立大学大学院修了
某総合電機メーカーで経理・財務職として何の不満もなく17年間従事するも、高木に誘われ「会社の成長をより実感できる」との思いから2022年4月よりハウスウェルへ入社。経理・財務を中心に、スタッフ業務全般に携わる。
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経営管理室 人事・採用チームリーダー/横山 美歩 様
1996年生まれ さいたま市出身
大手スイーツメーカーの販売スタッフ、介護職を経て、2019年にハウスウェル株式会社入社。
賃貸物件の事務を担当していたが、人事採用チームのリーダーに抜擢された。柔軟な発想と行動力を存分に発揮し、採用成功へと導いている。
ページ上の各種情報は2023年5月時点のものです。
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