9月末時点での内々定率は86.6%。内々定先への入社を反対されたことがある学生は27.7%/22年卒 活動実態調査(9月)
内々定先について、否定的な意見や反対を受けたことがある学生は27.7%で、
反対された相手は父親・母親がもっとも多く約7割。
周囲に反対されたことのある点の上位は「安定性」「将来性」「福利厚生制度の充実」。
内々定先の企業について、否定的な意見や反対を受けたことがある学生は27.7%で、その相手は「父親・母親」がもっとも多く、69.9%であった。近年、採用活動においてオヤカク(親・保護者への内定承諾の確認)という言葉が一般的になってきているが、実際に、内々定を得てから周囲に反対されるケースが一定数あり、そのほとんどが父親・母親からであることがみてとれる。
また、否定的な意見や反対を受けたポイントとしては、「安定性」「将来性」「福利厚生制度」が上位3項目だった。父親・母親から反対された学生が多いことから、就活生の親の多くは”長く安定して働けるかどうか”を重要視していることが分かる。
内々定先について否定的な意見や反対を受けた学生のうち、内々定先を辞退した学生は30.0%。反対を受けても説得や再検討を経て入社を決めている学生は6割以上。
内々定先について否定的な意見や反対を受けたことがある学生に、その後の行動について聞いたところ、最終的に内々定先を辞退した学生は30.0%、相手を説得したり、再度自分で検討するなどの行動を経た上で最終的に入社を決定した学生が66.8%となった。入社を決めた学生のコメントからは、「就職活動で大事にしていた軸を伝えた」、「将来の希望の働き方を再度考えた上で入社を決めた」などの声が見られた。
反対を受けたことで、「なぜその企業に入社したいのか」「どのようなキャリアを積んでいきたいのか」を改めて考え、周囲も自身も納得したうえで入社を決定しているようだ。
- 調査・データ 更新日:2021/10/07
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