マイナビ 2022年卒 大学生 活動実態調査 (3月1日)
◆「WEB」と「対面」両方を経験した学生においては
対面形式のインターンシップに参加した経験が多い学生は
就職活動の各フェーズが対面で実施されることを望む割合が多い傾向に。
参加したインターンシップの開催形式別に、各フェーズで「対面」「WEB」どちらの形式を希望するかを見てみると、対面形式のインターンシップにより多く参加した学生ほど、各フェーズで対面形式での実施を希望している割合が高いことが分かった。WEB・対面両方のインターンシップを経験した上でWEBだけでは体感できない風土や情報があると実感したことが窺える。
ただ、対面形式のインターンシップのみに参加した学生に関しては、対面を望む割合が一番高くはならなかった。これは、対面形式のインターンシップに参加してみて、WEB形式でも実施できる内容だったと感じたなど、何らかの不満をもった学生が多かったからだと考えられる。準備期間の段階からオンラインが導入されていた22年卒の学生にとっては、対面形式で開催すること自体に納得感のある理由が必要であり、内容もWEB形式ではできない体験を求める傾向にあると考えられる。【図5】
◆採用活動のWEB化、学生からは「今後も続けてほしい」という声も。
選考の上で考慮してほしい点は「通信環境の思わぬトラブル」や
「コロナウイルスの影響で学生生活が例年通りに送れていないこと」。
企業の採用担当者に求めることを自由記述形式で聞いたところ、オンライン化を希望する意見の中には「居住地が地方でも都市部の企業の説明会に参加できる」「アルバイト代など収入が減っていても就活費用が負担にならない」「時間にも余裕ができる」など、新型コロナウイルスの感染対策としてだけではなく、様々な観点で利点を感じている様子が見られた。中には「時間と費用の節約になるのでコロナが収束してからも続けてほしい」という声もあり、WEB化による利便性を強く感じている学生がいることが分かった。
選考の実施形式以外で学生から多くあがった要望は、通信環境に不具合があった場合への不安感と、面接時に学生生活についての質問をされることへの懸念からくる内容だった。通信環境に思わぬトラブルがあった場合の対応についての事前共有や、大学生活で力を入れたこと以外に関する深堀りの仕方が求められるようだ。【図6】
- 調査・データ 更新日:2021/03/10
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