2020年卒マイナビ学生就職モニター調査 8月の活動状況
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2020年卒の大学生・大学院生を対象に、2019年2月から2019年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施致します。月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回毎に異なった追加調査の結果を2019年3月から2019年9月まで毎月発表。今回は「2020年卒マイナビ学生就職モニター調査 8月の活動状況」の調査結果を発表致します。
<調査結果の概要>
今年の就活を表す漢字1文字は、7年連続で「楽」。2位も7年連続で「苦」
ことしの就職活動を表す漢字の1位は「楽」で、14年卒(2013年)から7年連続となった。得票率は前年よりやや下がった。2位は同じく7年連続で「苦」だった。3位は前年トップ10から消えていた「疲」が入った。
すでに入社予定先を決めている学生に、入社予定先の企業から内々定をもらった時期を訊いたところ、最も多かったのは6月上旬の18.9%だった。内々定獲得後、入社することを決めた時期のピークも6月上旬だった。文理別でみると、5月下旬以前に入社を決めている学生は理系の方が多く、6月中旬以降に入社を決めている学生は文系の方が多かった。8月に入ってから入社を決めた学生は全体の9.6%、文系では12.6%だった。
■人事担当者の印象が良くて、選考に進んだことのある学生は41.9%。女子ではほぼ半数
印象の良かった人事担当者の特徴は「話がうまい(49.9%)」が最も多く選ばれた。印象の悪かった人事担当者の特徴では「こちらを見下すような態度を取る(36.3%)」が最も多く選ばれた。人事担当者の印象が良くて選考に進んだ企業がある学生は41.9%(文系女子は48.1%、理系女子は49.0%)、人事担当者の言葉がきっかけとなって入社を決意したことがある学生は6.2%だった。また、人事担当者の印象が悪かったため選考に進まなかった企業がある学生は29.6%、人事担当者の言葉が原因でその企業の選考を辞退したことがある学生は5.2%だった。
■自己PRのエピソードのキーワードで最も多かったのは「粘り強さ」。2位は「行動力」
就職活動において、メインで使った(使っている)自己PRのエピソードのジャンルは、文理男女の区分で大きく異なる結果となった。理系学生では「学業・研究活動・ゼミ活動」の割合が最も高く、理系男子の33.3%、理系女子の27.4%が選択した。文系学生では「アルバイト経験」の割合が最も高く、文系男子の29.6%、文系女子の23.0%が選択した。
自己PRのエピソードのキーワードは、文理男女のどの分類でも「粘り強さ」の割合が最も高く、2番目に高いのは「行動力」、以下「協調性」「課題発見・解決力」「向上心」だった。各分類のトップ10は以下の通りだった。
■就職活動を始める前に知っておけばよかったこと、1位は「面接での話し方」2位は「自分の適性」
就職活動の方法を何から学んだかでは、「就職情報サイト」が40.3%で前年同様最も高く、「学内で実施される就職ガイダンス(37.2%)」が続いた。就職活動を始める前に知っておけばよかったことでは「面接での話し方(31.9%)」が最も高い割合だった。活動を始めて「もっと早く取り組めばよかった」「時間をかけて取り組みたかった」と思ったことは、前年同様「自己分析(33.2%)」が最も割合が高かった。新たに選択肢に加えた「エントリーシートや履歴書を書くための準備」は25.1%だった。就職活動を通して企業に改善して欲しいと思ったことは「交通費を支給して欲しい(52.6%)」が最も高い割合で、次が「合否の理由を教えて欲しい(46.2%)」だった。
■就職活動を通じて自分自身が成長できたと思う学生は72.5%。理系女子では74.8%
就職活動を通して自分自身が成長できたと思う学生の割合は72.5%だった。成長できたと思う部分では「将来についてよく考えるようになった(57.2%)」と「自分自身に対する理解が深まった(54.9%)」が半数を超える学生に選ばれた。
■福利厚生についてチェックすることが「よくあった」学生は52.3%。最も注目したのは「家賃補助」
企業情報を見るとき福利厚生についてチェックすることはあったか訊いたところ、52.3%が「よくあった」と回答した。文理男女別では、理系女子の「よくあった」の割合が最も高い(60.5%)。福利厚生をチェックするとき注目したポイントでは、割合が高い順に「家賃補助(64.0%)」「社宅・社員寮(51.8%)」「通勤交通費の支給(47.5%)」という結果となった。「家賃補助」は1番目に注目する割合、1~3番目に注目する割合でもそれぞれ最も多く選択された。
■「人生100年時代」の到来に際し、何歳まで働き続けたいかの平均は男子66.4歳、女子62.8歳
「人生100年時代の到来に際して、何歳まで働き続けたいか」訊いたところ、全体の平均は64.5歳、男子の平均は66.4歳、女子の平均は62.8歳だった。また、より高い年齢を回答する傾向は男子の方が女子より高く、理系の方が文系より高かった。
■副業を認める企業に「ぜひ就職したい」は67.0%。入社予定先が副業を認めているのは8.2%
正社員の副業について「ぜひやってみたい」は23.1%、「興味はある」は46.2%だった。副業を認める企業について「ぜひ就職したい」と思う学生は67.0%(前年比3.6pt増)だった。入社予定先の企業が副業を認めていると回答したのは8.2%だった。
■あなたの就職活動を漢字一文字で表すと・BEST 10
- 調査・データ 更新日:2019/09/18
-
いま注目のテーマ
-
-
タグ
-