2020年卒マイナビ学生就職モニター調査 5月の活動状況
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2020年卒の大学生・大学院生を対象に、2019年2月から2019年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施致します。月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回毎に異なった追加調査の結果を2019年3月から2019年9月まで毎月発表。今回は「2020年卒マイナビ学生就職モニター調査 5月の活動状況」の調査結果を発表致します。
<調査結果の概要>
23.1%が5月中に入社予定先を決め、就活は前年よりやや早く最終局面に
5月中に最終面接を受けた学生は46.3%(前年同月比0.9pt減)と、指針の選考活動開始日である6月1日を前に、多くの学生が最終選考段階に入った。内々定を得た学生は37.2%(前年同月比0.6pt減)、入社予定先を決めて活動を終了した学生は23.1%(前年同月比4.1pt増)で、前年よりやや多い学生が就活の最終局面に差し掛かっているようだ。内々定を持ちながら入社予定先をまだ決めていない学生の75.1%は7月になる前に就職活動を終えたいと考えているが、未内定の学生を含めると7月以降も一定数の学生が就活を継続する意向のようだ。
■第一志望企業の就職活動進捗状況は「面接以降の段階」が7割超。理系の方が文系より早く選考が進む
5月時点での第一志望企業の就職活動進捗状況を前月と比較した。「面接以降の段階」(「1次面接を受けて結果待ち」から「入社することを伝えて就職活動を終了した」までの段階)の学生は、学生全体の7割を超え(71.1%)、前月より13.0pt増加した。また、第一志望企業の内々定を得ている学生(「内々定を得たがまだ入社意思を伝えていない」+「入社することを伝えて就職活動を終了した」)は42.3%と4割に達している。4月に引き続き、理系の方が文系より選考が進んでおり、最も進んでいる理系院生は「面接以降の段階」が82.2%、第一志望の内々定を得ている学生は57.3%だった。
■内々定先企業の主な発見ツールは「就職情報サイト」が最多で、2位が「インターンシップ」
内々定を獲得した企業をひとり最大4社まで回答してもらい「社数」ベースで再集計したところ、企業の主な発見ツールでは「就職情報サイト(26.7%)」が最も高く、「インターンシップ(18.9%)」が、それに続いた。内々定を得ているが入社予定先を決めていない学生に、内々定を得たことで、その後の選考を受験する企業を絞り込んだか聞いたところ、58.6%が様々な基準で絞り込んだと回答した。
■入社予定先のインターンシップに参加した割合は53.0%で、前年同月より6.5pt増加
内々定を得た時期では、4月下旬が18.0%(前年同月比1.1pt増)と最も高く、2月以前から4月下旬までの各時期で前年より割合が高かった。内々定先のインターンシップに参加した割合は45.6%(前年同月比8.1pt増)で、入社予定先の企業に絞ると53.0%(前年同月比6.5pt増)だった。また、入社予定先のインターンシップに参加した学生のうち、31.9%がその企業のインターンシップに2回以上参加していた。内々定を得た時期別に、内々定先のインターンシップに参加していたか分析したところ、4月上旬までは各時期の内々定の半数以上がインターンシップに参加した企業からのものだった。
■理系にのみ課された選考の内容・形式では、理系院生の53.4%が「研究概要書などの提出」を経験
理系学生の5月の活動状況を見ると、企業の選考を受けた割合は、理系男子・女子、学部生、院生のすべてで前月より大きく減少し、選考のピークは越えたようだ。
これまでに受けたことのある選考の内容・形式で理系学生のみに課されたものがあったか聞いたところ、理系学部生の36.5%、理系院生の74.1%が「あった」と回答した。課された内容では「面接・面談での研究概要説明(学部生:18.1%、院生:55.2%)」「研究概要書や研究概要レポートの提出(学部生:11.7%、院生:53.4%)」の割合が高く、理系院生でそれぞれ半数を超えた。「研究概要書や研究概要レポートの提出」を経験した学生に作成で困ったことがあるか聞いたところ、78.6%が「あった」と回答した。
■エントリーシートを書くのに最も苦労したのは「企業ごとに志望動機を考えること」で44.7%
エントリーシートの入手経験がある割合は84.6%(前年比1.8pt減)で、前年よりわずかに減少した。平均入手社数(11.1社、前年比0.8pt減)、提出社数(9.2社、前年比0.6pt減)、通過社数(6.7社、前年比0.3pt減)もそれぞれ前年よりやや減少した。通過率(=通過数/提出数)は72.8%(前年比1.4pt増)でわずかに上がった。提出しやすいと思う時期は前年より2月以前と3月が増え、4月・5月がそれぞれ減った。記載したエピソード・題材は「アルバイトについて」の割合が最も高くなった。文理別に見ると「学業・研究について」は理系(77.9%)の方が高く、「ゼミ活動について」は文系(53.0%)の方が高かった。
- 調査・データ 更新日:2019/06/18
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