2020年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2020年卒の大学生・大学院生を対象に、2019年2月から2019年8月まで「マイナビ学生就職モニター調査」を実施致します。月ごとの学生の活動状況や活動量、心境についての定点調査と、発表回毎に異なった追加調査の結果を2019年3月から2019年9月まで毎月発表。今回は「2020年卒マイナビ学生就職モニター調査 4月の活動状況」の調査結果を発表致します。
<調査結果の概要>
最終面接を受けた学生は45.8%、4月中に平均4.1社の面接を受験
4月の活動状況を聞いたところ、1次面接を受験した学生は77.2%、1次面接の結果通知を受けた学生は73.8%で、いずれも前年よりやや減少したが、最終面接を受けた学生は45.8%、内々定を受けた学生は35.9%と、就職活動終盤の項目はいずれも前年より増加しており、前年より選考が早く進んでいる学生が多いようだ。第一志望の企業の就職活動進捗状況でも「面接以降の段階」まで進んでいる学生の割合は、全体で前月より31.3pt増加し、58.1%と6割に迫っている。特に理系男子は69.4%、理系女子は67.4%と進捗が早い。ただし、4月中に入社予定先を決めて活動を終了した学生は14.1%で、前年より増えてはいるものの、多くの学生が引き続き活動を継続するようだ。
■ 内々定先のインターンシップに参加した割合は56.9%で、前年同月比6.2pt増加
内々定を得た時期では、4月上旬が26.0%(前年同月比3.3pt増)と最も高く、次が4月下旬の18.2%(前年同月比3.1pt減)だった。内々定先のインターンシップに参加した割合は56.9%(前年同月比6.2pt増)で、入社予定先の企業に絞ると63.1%(前年同月比5.0pt増)だった。また、入社予定先のインターンシップに参加した学生のうち、38.7%がその企業のインターンシップに2回以上参加していた。内々定を得ている学生に、内々定先の満足度を5段階で聞いたところ、最も高い満足度を選択した学生は35.8%で、前年同月より3.8pt高かった。入社予定先が決まっている学生では64.5%が最も高い満足度を選択した。
■ ジョブマッチングを受けた経験がある割合は理系学部生17.9%、理系院生39.4%
理系学生の4月の活動状況を見ると、企業の選考を受けた割合は、理系男子・女子、学部生、院生のすべて8割を超えた。これらの割合はいずれも前月とあまり変わらないが、3月は前年同月より高い割合だったのに比べ、4月は前年同月よりやや低い割合となっており、3月で選考を終えた学生がやや増えたと考えられる。
これまでにジョブマッチングを受けた経験がある割合は29.9%で、院生(39.4%)は学部生(17.9%)より倍以上高い割合だった。ジョブマッチングを受けた企業の業種を複数回答で聞いたところ、「電子・電気機器」は院生(25.6%)、学部生(17.4%)とも高い割合で、学部生では「ソフトウエア・情報処理・ネット関連(19.1%)」、院生では「繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック(23.5%)」が特に高い割合だった。
■ 予約した個別企業セミナーの参加をやめた理由として、他社の面接・選考や、その準備が挙がる
「個別企業セミナーの情報をどのような方法で探しているか」聞いたところ「就職情報サイトのセミナー情報(52.4%、前年比0.3pt増)」が最も高い割合だった。また、予約した個別企業セミナーの受付方法も「就職情報サイト(52.5%)」が最も高い割合だった。予約した個別企業セミナーの参加をやめた理由では「他の企業の面接・選考と日程がかぶったから」が17.8%、「より志望度の高い企業の面接・選考の準備をするため」が13.0%と、セミナーより面接・選考を優先する傾向が見られた。予約した個別企業セミナーに参加するのをやめた際、開催企業に連絡したか聞いたところ、「連絡しないこともあった」は25.3%、「連絡したことはない」は7.4%だった。なぜ連絡しなかったか聞いたところ「予約したサイトにキャンセルの機能がなかったから(15.5%)」がもっと高い割合だった。
■ セミナーに参加して「仕事内容の説明を聞いてやってみたいと思い、選考を受けようと思った」は39.1%
個別企業セミナーで最も話を聞きたい人は前年同様「入社2、3年目の若手社員(30.8%、前年比4.4pt増)」が最も高い割合だった。文系男子では「社長や経営者などトップ(23.6%)」の割合が最も高い。実際に聞いた内容と聞きたかった内容について「聞きたかった内容」の割合が「聞いた内容」の割合を大きく上回っているのは、聞きたかった割合が高い順に「社風・社内の雰囲気」「入社後のキャリアモデル」「入社後の待遇」だった。個別企業セミナーに参加したことで、その企業の選考を受けようと思ったことがある学生に、選考を受けようと思ったポイントを訊いたところ、「仕事内容の説明を聞き、やってみたいと思った」が39.1%、「人事担当者のプレゼンテーションを聞いて」が38.0%と、それぞれ高い割合だった。「福利厚生制度の説明を聞いて(21.9%)」は女子の選択割合が男子より高かった。
- 調査・データ 更新日:2019/05/17
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