23年卒 就活生の6月の活動状況 / 面接によって学生の志望度を上げるということ、そのための配慮について
入社予定先に最初に入社したいと思ったタイミング
「1次面接~最終前面接受験時」は18.6%
選考中の学生の「入社したい」という気持ちを高めることができれば、複数の内々定を獲得するような優秀な学生に、入社先として選ばれる確率を上げることができるだろう。今回の記事では「その企業に入社したい」という思い、すなわち「志望度」を高めるために、「面接」がどれほど重要であるか、および「面接」におけるどういった要素が志望度を上げるのか、について見ていく。
入社予定先企業を決めている学生に、その企業に入社したいと最初に強く思ったタイミングを聞いたところ、最も高い割合だったのは「インターンシップ・ワンデー仕事体験参加時(23.7%、前年比1.5pt増)」で、特に理系で割合が高かった(理系男子 27.9%、理系女子 26.9%)。2番目に割合が高かったのは「1次面接~最終前面接受験時(18.6%、前年同月比5.2pt減)」で、女子の方が男子より割合が高く、文系女子は24.8%、理系女子は18.7%だった。また「最終面接受験時」は5.3%(前年比0.8pt増)で、合わせて23.9%となり、学生の約4人に1人が「面接時に入社したいと強く思った」ことになる。これらのことから、入社先を決める上で「面接」という機会がとても重要であることがわかる。
面接で志望度が上がった理由で最も高い割合だったのは?
面接を受けたことでその企業の志望度が上がった理由を聞いたところ、最も高い割合だったのは、対面式の面接、ライブ形式のWEB面接ともに「話をしっかり(頷くなどして)聞いてくれた」だった(対面式:27.4%、ライブ形式:24.3%)。企業側から働きかけるより、まずは学生の話を真剣に聞く姿勢を見せることが志望度アップにつながるということのようだ。次に高い割合だったのは「リラックスできる環境を整えてくれた(対面式:22.8%、ライブ形式:21.4%)」で、その次が「自分の考えを受け入れてもらったと感じた(対面式:19.0%、ライブ形式:16.1%)」だった。学生にとっては、面接の場が自分の良さを十分に伝えることができる環境であることが大切なので、面接官がそのために必要な配慮ができれば、志望度アップにつながるだろう。
- 調査・データ 更新日:2022/07/27
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