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中途採用面接で求職者を見極める3つのポイント (中途採用・面接官講座 第2回)

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今回は、転職面接の見極めポイントについて考えてみましょう。転職面接では、相手に与える印象や人柄が良くても実務面で劣っていれば、能力を発揮できません。また応募企業だからこそ入社したい意欲がなければ、短期間で離職する可能性があります。
優秀な人材でも自社で活用できなければ、欲しい人材とは言えません。適性検査や入社後の能力から、自社で活躍している社員がどのような特性があるのか分析してみてください。

面接は、面接官の好き、嫌いで行うものではありません。複数の面接官が対応する場合は、求める人材に対しての認識を共有する必要があります。
転職面接では、人物評価、能力評価、アピール評価という3つの見極めポイントがあります。3つの見極めポイントについて考えてみましょう。

3つの見極めポイント

人物評価

優秀な人材でも、組織の一員として適応力に欠けていれば能力を発揮することができません。面接官に与える印象が悪ければ、既存社員や顧客とうまくできない可能性があります。印象が暗い、転職を繰り返しているなど、気になる点があれば面接で確認する必要があります。

面接官からの言葉の投げかけにどのように対応するか見極めてみてください。回答内容が「はい」「いいえ」とワンセンテンスで終わるようでは、コミュニケーション能力に問題があるかもしれません。
厳しい指摘をして顔色を変えるようでは、ストレス耐性で問題があるかもしれません。自己PRや長所・短所が曖昧な回答であれば、自己分析ができていないため、良好な人間菅関係が構築できない可能性があります。

  1. □ 態度、表情が暗くないか。
  2. □ 言葉の投げかけに積極的に対応するか。
  3. □ 厳しい指摘に顔色を変えないか。

能力評価

転職では、短期間で戦力となる人材を求めることが多いので、これまでの実務経験を自社でどのように活かせるか検討してください。応募者がこれまでの職務経験を述べるだけで活かせる強みをアピールできない場合は、実務能力で問題があるかもしれません。未経験の応募者であっても、教えてくださいといった受身の姿勢では戦力にはなれません。知識やスキルについて自己啓発している内容について確認してください。職務経歴や自己PRの回答から、自社でどのように能力を発揮できるか見極めてください。面接官が技術や具体的な実務について把握していない場合は、配属予定部署の社員を同席させてください。

  1. □ 短期間で戦力になる職務経験を有しているか。
  2. □ 自社の求めている人材を想定して回答しているか。
  3. □ 発輝できる能力を明確に語れるか。

アピール評価

志望動機や自己PRの回答が曖昧な場合、第一志望ではない可能性があります。多くの企業のなかで、なぜ自社に入社したいのか確認をしてください。自社への入社意欲に問題があると、短期間で離職するかもしれません。転職者は、仕事のプロなのですから自分自身のプレゼン能力も採否の判断材料になります。

  1. □ 自社だからこそ入社したい意欲が明確か。
  2. □ 他社と自社の違いを理解しているか。
  3. □ 活躍できる人材としてアピールできているか。

自社にふさわしい人材を採用するうえで、人物評価、能力評価、アピール評価について見極めてください。100%完璧な応募者はいませんが、自社で求めている人材にどれだけ近づこうとしているかという点も見極めポイントになります。

次回は、面接のベースになる中途採用における「履歴書、職務経歴書」の見極めポイントについてお伝えします。

  • 人材採用・育成 更新日:2015/02/24
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