面接辞退(めんせつじたい)
面接辞退とは、選考過程の面接を応募者が辞退することである。
面接辞退が増えると採用候補者が減り、今までかけた時間やコストが無駄になるなど、企業にとって大きな損失となる。
近年、面接辞退が増加している背景には、売り手市場が続いていることが挙げられる。応募者が面接辞退をする理由は、応募後に再考し条件が合わないと判断した、志望度の高い他社から内定をもらった、以前の面接で面接官の印象が悪かった、などがある。
こうした面接辞退を防ぐために企業ができる取り組みがいくつか存在する。まず、採用サイトや広告に詳細な条件を載せることである。これは応募後のミスマッチを防ぐうえで有効な手段となる。また、書類選考から面接までの期間を短くすることで、他社が内定を出すより先に面接を行うことができる。さらに、メールや面接で丁寧な対応を心掛け、企業の印象を良くすることも大切である。売り手市場が続く限り面接辞退の問題はなくならないと予想されるため、企業の対策は必須と考えられる。
更新日:2024/07/04