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コロナ禍2年目の就職活動、就活生が抱える不安とは?

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2020年3月に、新型コロナウイルス拡大防止のため就活イベントが中止になってから1年。いまだ、新型コロナウイルスは学生の就職活動に影響を与えています。実際、「マイナビ2022年卒 大学生 活動実態調査(3月1日)」では、79.3%の学生が「コロナウイルスが自身の就職活動に影響を与えている」と回答しており、多くの学生がその影響を感じている様子が分かります(「影響がある(46.4%)」+「どちらかというと影響がある(32.9%)」の合計)。 では、学生は具体的にはどのような点に不安を感じているのでしょうか。今回は上記の調査の中から「企業の採用担当者に求めること」の回答に注目し、2022年卒の就活生が抱く不安と、その背景について見ていきます。

■学生生活が満足に送れなかったことによる、「ガクチカ」不足への不安


企業の採用担当者に求めることについて、面接のフェーズに関しては「ガクチカ」(学生時代に力を入れたこと)に関する質問をされることへの不安の声が多く見られました。
実際に、2022年卒の学生は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、大学へ登校した日数が例年の半分以下に減っており、学部や地域によってはほとんどの授業がオンラインで行われていた場合もあることが分かっています(※1)。また、「就職活動の準備としてインターンシップ以外に行ったこと」を聞いた調査では、「旅行やボランティア等、人と違うことをする」や「資格を取得する」といった回答の割合が前年よりも大幅に下がっていました(※2)。

2022年卒の学生は、大学3年生の大半の時間を、移動制限等の感染症対策が行われる中で過ごしており、学業面でも課外活動の面でもできることに限りがありました。想定していた学生生活を送れなかったことで、「力を入れて取り組んだ」と自信をもって語れることがないと感じる学生が多いこともうなずけます。
しかし、企業が選考の場で見ているのは、“何をしたか”よりもそのエピソードから見える学生の考え方や人柄です【図1】。自分が持っている経験の中からいかに自分の人となりを伝えていくか、が大切になります。一方で企業側も、2022年卒の採用活動では、大学生活での過ごし方以外の観点からも学生の人となりを引き出すための工夫が必要になりそうです。

■選考のWEB化による、通信環境への「もしも」の不安


「マイナビ2022年卒 大学生 活動実態調査(3月1日)」では39.3%の学生が選考のWEB化について「全工程(会社説明会~最終面接)WEB化してもかまわない」と回答しており、WEB化に寛容になっている様子が分かっています。ただその一方で、WEB化によって生じる通信環境へのトラブルを心配する声も多く見られました。
上記で述べたように、2022年卒の就職活動生は例年の半分以下の日数しか学校に通っておらず、ほとんどの学生が授業のオンライン化を経験しているはずですが、通信環境についての不安の声は地域に関わらずあがっています。オンライン授業やWEB形式のインターンシップなど、これまでの経験を通して”どんなに準備しても突発的なトラブルや不具合はあり得る”という認識があるからだと考えられます。

2022年卒 企業新卒採用予定調査」から、36.6%の企業が最終面接でもWEBを活用する予定であることが分かっていますが、WEB面接を行う場合は事前に接続テストを行ったり、不具合が起こった場合の対処法を確認しておくなど、企業・学生双方で万全の準備を整えておくことが重要のようです。また、上記の調査からは、WEB上のコミュニケーション機会の増加によって社員にデジタルリテラシーを求めるようになったことも分かっています【図2】。学生はWEB上での選考に対する事前準備も含めてスキルだと見られている意識をもって取り組むことも必要と言えます。

■「採用人数削減・内定取り消しがあるのでは」という不安


また、依然続く新型コロナウイルスの影響で景気の動向が不透明なことから、採用人数の削減や内定取り消しがあるのではないかという不安の声も見られました。
2022年卒の学生は準備期間から移動制限などの影響を受け、大学で友人と情報交換をする機会が少ないまま就職活動本番に突入している場合が多いことから、不安が増長してしまう可能性も考えられます。例年以上に内定者との接触の機会を増やしたり、WEB上の企業紹介・選考では伝えきれなかった情報を補足して伝えたりといった、内定者の不安を取り除く工夫も必要になりそうです。

■終わりに


コロナ禍により、例年以上に就活生の不安要素が多い状況ですが、一方で、就活の形が変わることを喜ぶ声も見られました。オンラインでの選考活動が一般化していくことにより、移動費や宿泊費が負担にならずに済む、というものです。2022年卒の学生は特に、時短営業や外出自粛のあおりでアルバイトのシフトが削られている場合も多く、収入が減っていることがこの意見の背景にあります(※3)。

選考活動のWEB化や依然続く経済への影響などがあり、学生にとっても企業にとっても例年の情報を参考にしづらい状況ですが、マイナス要素だけを見ていたずらに不安にならず、お互いの現状を正しく理解して丁寧な準備を行うことが重要といえそうです。

※3「マイナビ 2022年卒大学生のライフスタイル調査<withコロナ編> ~ 学生生活はwithコロナでどう変わったか ~」より
      • 人材採用・育成 更新日:2021/03/29
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