マイナビ 2022年卒大学生 広報活動開始前の活動調査
◆インターンシップに参加しなかった理由は「参加したかったが選考で落ちたから」が最多。
インターンシップに参加しなかった理由として最も多かった回答は「参加したかったが選考で落ちたから」で22.5%。昨年比19.1ptの増加となった。
ただ、例年インターンシップにおいて選考を行う企業は少なく、昨年「2021年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」では2割以下に留まる結果となっている。今年度は、対面のインターンシップで密集を防ぐために定員を減らしたものに関しては選考が通りにくかった可能性があるほか、平均応募社数が前年よりも増えていることから、選考を行っている一部のインターンシップに学生の応募が集まり、選考を通らなかった学生が出てしまったと考えられる。【図2】
◆インターンシップ以外の就職活動準備を開始したタイミングは、「9月以前」が54.6%と半数を超える。
準備を始めた理由について「早く就職活動を始めなければという焦りがあったから」が最多。
インターンシップ以外の就職活動の準備を開始した時期は、「昨年9月以前」が54.6%(前年比6.5pt増)となり、過半数の学生が夏までに就職活動の準備を始めていたことがわかった。活動の準備を行った理由は「早く就職活動を始めなければという焦りがあったから(30.5%)」が最多で、前年比8.9ptの増加となった。
22年卒は就職活動準備期からコロナウイルスの影響を受けて例年と違う動きになることが予想されたため、先の読めない焦燥感があったものの、その分危機感をもって早めに活動を開始した学生が多かったことが窺える。【図5、6】
◆コロナ禍の準備期間、「ボランティア」「資格取得」などの自己PRを見据えた課外活動の割合が大幅に減少。
自己分析や企業検索、採用ホームページの閲覧など”自宅で”、”一人で”できる準備に集中する傾向。
インターンシップ以外の就活準備について、「旅行やボランティア等、人と違うことをする」は前年から46.5pt減少。また、「資格を取得する」も27.3pt減少した。一方、昨年と比べて増加したのは「企業の採用ホームページを見る(53.1%)」で前年に比べて3倍以上に増加。「自分の長所短所について考える(54.8%)」、「企業検索をする(55.6%)」という回答も前年から大幅に増加した。
今年度は緊急事態宣言等の影響によって活動の範囲が身近なものに限られてしまっているが、企業についての研究や自己分析など、できる範囲での活動に着実に取り組んでいる学生が多かったことが分かる。【図7】
- 調査・データ 更新日:2021/03/08
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