2023年卒 マイナビ保育学生の活動調査
新卒学生向け就職サイト「マイナビ」の運営をはじめ、各種の就職・転職情報サービスを行う株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、保育系の学校に通っている学生を対象に就職に関する調査を行いました。このたび、調査回答数357名大学院生1名、大学生268名、短期大学生79名、専門学校生9名)にて、2023年3月卒業予定者の保育学生の活動調査に関する調査結果がまとまりましたので、ここに発表させていただきます。
卒業年次の実習回数において、大学と短大で違いがみえた。大学生は「1回(45.1%)」、短大生は3回(38.0%)が最も多い結果となった。
また実習先の探し方に大きな差異はなく、「学校や先生から指定されて探していない」が最上位であったが、次に多かったのが「インターネットで探した」となっているため学生自らが実習園を探す機会は一定数あるといえる。
園見学に参加したことがある学生は全体の49.3%と昨年の22年卒調査と同等数であった。参加時期については5月から9月にかけて参加している学生が多く昨年よりも早い傾向に。
また、園見学をする事業者の探し方は、「就職情報サイト」(39.8%)が最も多く、昨年の「学校(キャリアセンター・先生)の紹介」から変化が見られ、学生自身から自発的に情報収集を行っている様子が伺えた。
「園見学に参加した事業者を実際に受験しましたか」という質問に対しては「受験予定」「受験を検討している」という回答もあわせると83.0%で、多くの学生が園見学参加先を受験候補にあげていることが分かった。一方、「受験しなかった(まだ受験していない)理由」については「公立保育園志望のため、結果次第で決めようと思ったから」(30.0%)、「第一希望の事業者に内定がきまったから」(23.3%)の回答が多く、選考結果によって受験を検討しているようだ。
「保育士・幼稚園教諭として働きたい」と回答している学生は59.1%。大学生より短大生と専門生の方が約20%高く、資格を活かして働く意識を持っていた。また、「迷っている」という回答も見受けられ、働く際に不安に感じることを聞いたところ「職員内の人間関係」が79.6%、「保護者との関わり」が65.3%を占め、昨年同様人間関係に関する不安が強い傾向に。
「保育士・幼稚園教諭にむいているか」が43.1%と個人の素質に対する不安も多く、実習以外で職員とのかかわる機会を増やすなど、学生が実際に働くイメージを持てるような工夫が必要となりそうだ。
「インターンシップに参加した」と回答した学生は全体で18.2%。インターンシップ先は「保育事業者」よりも「教育関連企業・団体以外の民間企業」が多い結果となった。就職先の候補となるために、学生と早期接触・相互理解が図れるインターンシップはぜひ活用したい。
また、アンケート回答時点で就職活動を継続中の学生は、大学生が35.1%、短大生が54.4%と短大生の方が多い結果となった。
就職先を選択したポイントとしては「人(社長・園長先生・先輩)が魅力的」が最も多く、次いで「理念・保育観に共感した」と、人だけでなく事業者全体を見て選択していることが見受けられる。しかし、事業者を検索する観点として「残業が少ない」「給料が高い」などの条件面を選択した学生が多い結果に。事業者を見つける段階では条件面を重視しているが、最終的な就職先の選択には実際に事業者について知ったからこそ得られる職場環境などの情報が重要なポイントとなりそうだ。
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調査名 | 2023年卒マイナビ保育学生調査 |
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調査期間 | 2022年9月29日(木)~10月24日(月) |
調査方法 | マイナビ2023会員に向けたメール告知、 Web上のアンケートフォームより回答 |
調査対象 | マイナビ2023会員のうち「2023年春」に卒業予定の保育士養成校の学生 |
有効回答数 | 357名(大学院生1名、大学生268名、短期大学生79名、専門学校生9名) |
本調査に関するお問合せ |
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株式会社マイナビ 事業推進統括事業部 TEL: 0120-751-170 ( 受付時間 9:15~17:45 ※土日祝・年末年始を除く ) E-mail: s-toiawase@mynavi.jp |
- 調査・データ 更新日:2022/11/25
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