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スカウト採用とは?メリット・デメリット、効果的なスカウト戦略を紹介

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売り手市場が続く昨今の転職市場では、応募を待つのではなく、人材へ直接アプローチする「スカウト採用」が注目されています。今回は、スカウト採用とはなにか、その重要性と、効果的なスカウト採用戦略に加えて、スカウト採用を支援するサービスについても紹介します。


スカウト採用とは

採用活動における「スカウト」とは、企業が人材に向けて直接アプローチをする手法のことをいいます。スカウト採用は、「ダイレクトリクルーティング」「オファー型採用」などと呼ばれることもあります。スカウト採用では、人材からの応募を待つのではなく、企業側から採用したいと思う候補者にメッセージやコンタクトを送り、その人材が興味を持ったら選考フローに進んでもらうという点で、求人サイトとは大きく異なります。

スカウト採用の重要性

厚生労働省が発表したデータによると、令和6年11月時点での有効求人倍率は1.25倍となりました。有効求人倍率は1.0倍よりも高いと、1人の求職者を複数の企業が取り合うような「売り手市場」の状況といえ、売り手市場の傾向は、2014年頃から続いている状況です。

このような状況において、特に中小企業は大手企業と比べて知名度が低いことから、そもそも自社を認知してもらう機会を獲得しにくいという難点に直面しているといえます。

そこで、企業の知名度に関わらず、人材に直接アプローチをすることで自社を知ってもらえるスカウト採用が注目を集めているのです。

参照:一般職業紹介状況(令和6年11月分)│厚生労働省


スカウト採用のメリット

スカウト採用のメリットについて見ていきましょう。

求める人材に認知してもらえる

スカウト採用では、要件にマッチする人材へ直接アプローチができます。自社の知名度が低くても、直接アプローチすることで、自社の存在を知ってもらうきっかけを作り出せるため、効率的に人材獲得のチャンスを広げることができます。

転職潜在層にアプローチできる

転職市場には、積極的な転職活動は行っていないものの「良い条件があれば転職したい」と考えている「転職潜在層」が存在します。転職潜在層は、求人サイトや人材紹介では出会いにくい傾向にあるため、スカウト採用によって直接アプローチをすることが有効といえます。

質の高い母集団を形成できる

採用活動には母集団の形成が欠かせません。スカウト採用であれば、自社の設定したターゲットにマッチする人材のみで、母集団を形成できます。ターゲットにマッチしない求職者とのやり取りはほとんど発生しないため、採用工数の適正化にも繋がるでしょう。

スカウト採用のデメリット

メリットがある一方で、スカウト採用にはデメリットも存在します。

採用担当の負担が増えやすい

採用スカウトでは、自社の条件にマッチするような求職者を探して、一人ひとりに向けたアプローチを行うことが基本です。ピンポイントにアプローチできる反面、スカウトメールの送受信や候補者とのやりとりを行うには、採用担当のリソースを確保する必要があり、負担は大きくなりやすいといえます。また、採用担当自身の持つスキルや知識、経験によってスカウト採用の成功率が変わってしまうことも、デメリットとして挙げられます。

大人数の採用・欠員補充には不向き

スカウト採用は、大人数を採用したい場合には手間がかかりすぎてしまいます。スカウト採用は「求職者一人ひとりと向き合うこと」が成功率を左右するため、大人数の採用であれば求人媒体の利用が適しているでしょう。同じ理由で、空いたポジションを早期に埋めたい(欠員補充が必要)といったケースにもスカウト採用は不向きといえます。

担当者のリテラシー・スキルが求められる

求職者へ直接アプローチをするうえでは、相手に配慮したやり取りが求められます。例えば、スカウトメールの文面や、連絡頻度などにおいて配慮が欠けていると、成功率は下がってしまうでしょう。また、個人情報の適切な管理や、不適切な表現を避けるなど、コンプライアンスの観点も重要です。スカウトを担当する採用担当者には、一定のリテラシーやコミュニケーションスキルが必須といえます。

効果的なスカウト採用のための戦略

効果的なスカウト活動を行うための戦略を解説します。

ターゲットを明確化する

採用におけるターゲットとして、自社の求める人材を明確にしておきましょう。ターゲットが明確でないと、マッチしない人材にもスカウトを送信してしまうことになり、効果の低いアプローチになる恐れがあります。特に、スカウトメッセージの送信数に制限があるサービスでは、コストを無駄にしないためにも、ターゲットを絞ることが重要です。

また、ターゲットが不明確だと、スカウトメッセージが画一的なものになりがちで、候補者が興味を持ちづらくなってしまいます。候補者の興味・関心に合わせてカスタマイズしたメッセージを送り、返信率を向上させるためにもターゲットを設定しましょう。

ターゲットを設定する際は、求めるスキルや経験に優先順位をつけることで、より明確なターゲット選定に繋がります。

  • 必須条件:絶対に必要な条件
  • 希望条件:あると望ましい条件(入社後でも満たせるような条件)
  • 不要条件:評価に該当しない、あるいは避けたい条件

スカウトメールは個別にカスタマイズする

求職者へ送るスカウトメールは、基本的には一人ひとりに合わせた内容のメッセージを記載します。スカウト採用では、企業側から個別にスカウトメールを送りますが、相手からの返信やリアクションが返ってきて初めて、やり取りを進められます。返信率を高めるためには、相手に「返信しよう」と思ってもらえるようなメッセージを送る工夫が欠かせません。

例えば、一斉送信されたテンプレートのような内容よりも、自分(求職者)に向けられて丁寧に作成されたメッセージを読んだ方が「返信しよう」という気持ちになるでしょう。相手に伝わるメッセージを作成するには、相手に合わせて文章の構成を整えることが求められます。

  • 画一的なメッセージの例

    「当社の求人に興味がありませんか?□□プロジェクトで活躍いただける方を募集しています。」

  • カスタマイズされたメッセージの例

    「現在、□□プロジェクトで即戦力となる方を募集しています。あなたの〇〇の経験を活かせるポジションをご用意しています。」


スカウト返信率を高めるポイントについて、詳しくはこちらもお読みください。
関連記事:嘘は響かない。文章のプロに聞く、伝わるスカウトメールの書き方
関連記事:スカウトの返信率を高める秘策!魅力的な求職者を獲得する方法

現場社員を巻き込む

特に、エンジニアやデザイナーなどの専門職でスカウトを実施する場合、採用担当者に専門職種の経験がない場合もあるでしょう。そのようなケースでは、現場社員を巻き込んでいくことが、スカウトの成功に繋がります。実際にどのような経験やスキルを持つ人物が求められているのかを、採用担当と現場の双方でしっかりと共有できると、ミスマッチの防止にも効果的です。

求職者に合わせて作成したスカウトメールの内容を、現場の社員にチェックしてもらうといった工夫も効果的です。

カジュアル面談を導入する

候補者とマッチングをしたら、選考を開始するのではなく、まずはカジュアル面談を実施するのがおすすめです。カジュアル面談は選考ではないため、気兼ねない雰囲気の中で、企業と候補者の双方のニーズを把握できます。

候補者に自社の業務や雰囲気などについて理解を深めてもらったうえで選考に進んでもらうことで、ミスマッチ防止の効果的が期待できます。

マッチングしなかった場合もリストアップしておく

「今は転職を考えていない」などの理由でマッチングしなかった場合でも、その候補者を人材プールにリストアップしておくことで、今後、候補者の意向や転職意欲が変化したタイミングで、再度アプローチをかけることができます。

スカウト採用の成果を上げるサービス

スカウト採用を支援するサービスやツールも登場しています。自社の採用課題に合わせて活用を検討してみてはいかがでしょうか。

マイナビスカウティング

マイナビスカウティングは、30代、40代のミドル・ハイクラス向けのスカウトサービスです。企業は、事前に求職者のレジュメを確認したうえで、有効応募に集中したアプローチが可能です。専任のカスタマーサクセス担当者が採用活動をフォローするため、スカウト採用に初めて取り組む場合でも安心して利用できます。

マイナビ転職DBサーチ

マイナビ転職DBサーチは、月額5万円(年間60万円)で、マイナビ転職の登録ユーザーへアプローチできるサービスです。企業が人材を採用したいタイミングで、すぐにスカウト採用に取り組めます。人材の経験やスキル、保有資格などを細かく設定できるので、多くのユーザーの中から自社の求める条件に合う人材を見つけられるのが特徴です。

配信代行サービス プレミアムスカウト / デイリーアプローチ

配信代行サービスとは、手間のかかるスカウト配信を代行してくれるサービスです。開封率を上げる工夫やその他の特典が充実した「プレミアムスカウト」と、意欲の高いターゲットへ効果的にアプローチするために、毎営業日に指定条件で新着会員をサーチする「デイリーアプローチ」の2種類があり、自社の採用ニーズに合わせて選べます。

スカウト採用で自社にマッチする人材の獲得を

企業側から求職者に直接アプローチする手法をスカウト採用といいます。求める人材に向けたピンポイントなアクションが可能であり、転職潜在層へもアプローチもできる点で、取り組む企業が増えています。

スカウト採用の成功率を高めるには、メッセージの内容やカジュアル面談の設定など、求職者一人ひとりに合わせた対応が求められます。今回紹介したスカウト採用を支援するサービス・ツールの利用も検討しながら、より効果的な採用活動を目指していきましょう。

  • Organization HUMAN CAPITALサポネット編集部

    HUMAN CAPITALサポネット編集部

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  • 人材採用・育成 更新日:2025/04/02
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