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新卒採用イベントとは|種類や開催する方法、成功させるポイントも解説

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新卒採用イベントは、採用の実施を認識してもらう最初のステップである「採用広報」の方法のひとつです。企業単体で行う個別説明会のほか、合同会社説明会や業界特化型合同会社説明会など、さまざまな形態があります。この記事では、新卒採用担当者に向けて、イベントの主な種類や開催する方法、成功させるポイントについて解説します。ぜひ参考にしてください。

新卒採用イベントとは、企業が学生と接点を持ち、自社の魅力を直接伝えるための採用広報のひとつです。数多くの学生にアプローチし、エントリーにつなげることが目的です。新卒採用イベントには全業界が対象になる合同会社説明会や、業界や学部に特化した説明会、個別会社説明会などのさまざまな種類があるため、自社のニーズや採用フェーズに合わせて取り入れると効果的です。

新卒採用イベントは、主に6種類あります。ここでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説します。
合同会社説明会は、多種多様な企業が複数集まって出展するイベントです。新卒採用だけでなく、中途採用でも実施されており、規模の大きなものの来場者は数万人にも及びます。一度に多くの学生に会えることがメリットですが、認知度の低い企業は埋もれてしまわないように他社と差別化する工夫が大切です。
業界特化型合同会社説明会は、IT業界やサービス業界、介護福祉業界といった、特定の業界に特化したイベントです。業界志望度の高い学生との接点が持ちやすいことがメリットです。ただし業界内の有名企業に学生が集まりやすく、競合他社と横並びで出展することになるため、差別化やアピールの工夫が求められます。
理系、建築土木系、体育会系、薬学系、保育系といった学生の属性別に開催するイベントです。自社のほしいスキルや能力を持つ学生が集まるため、求める人材像に合致する学生との接点が持ちやすいことが魅力です。ただし、学生から専門的な質問をされた場合、採用担当者だけでは回答できない可能性があります。学生の納得度を高めるためには、現場社員に参加してもらうと安心です。
個別会社説明会は、1つの企業が自社を詳しく説明するために単独で行う説明会です。志望度の高い学生が集まりやすいため、事業内容や仕事内容、求める人物像について、丁寧な説明ができます。学生からの質問に答える時間や、個別に話す時間も用意できるため、距離を縮めやすい点もメリットです。ただし、知名度が低い企業の場合、学生が集まりにくいというデメリットがあります。
大学訪問は、採用担当者がキャリアセンターや研究室を訪問し、自社のPRや情報交換を行うことです。学生への紹介や推薦を目的とします。学内説明会は、大学主催の合同会社説明会のことで、大学から声がかかる場合と、企業側から参加を申し込む場合があります。時間や手間がかかる手法ですが、大学との信頼関係が構築できれば、優秀な学生の紹介や継続した参加も期待できます。

特定の職種に必要な知識の勉強会やセミナー、社員との座談会、就職活動サポートイベントなどを通じて、学生との交流をはかるイベントです。熱意のある学生との出会いや、仕事内容を理解することにより学生の入社意欲が高まる効果が期待できます。知名度の低い企業は集客がネックになることもありますが、扱うテーマによっては集客が可能です。

新型コロナウイルス感染症の影響で、採用イベントのオンライン化が進んでいます。用途によってオンライン・オフラインの使い分けが必要です。
オフラインでの開催は、イベント会場や自社の会議室、貸し会議室などを利用して対面で行われます。メリットは企業や社員の雰囲気を肌で感じてもらえる点です。デメリットは会場費や人件費といったコストがかかること、大規模な合同会社説明会の場合は、他の企業のなかに埋もれてしまうことです。

オンラインは、WEB配信ツールを使って実施する方法です。メリットは会場費や人件費がかからずコスト削減ができることです。学生は交通費や移動時間がかからないため、遠方からでも参加しやすくなります。デメリットは、学生の反応が対面と比べてわかりにくく、コミュニケーションを取るのが困難な点です。

大規模の場合、1,000〜10,000人程度の学生が参加し、100〜500社程度の企業が出展します。以下で特徴を解説します。

大規模の新卒採用イベントでは、一度に多くの学生と出会えます。新たな企業との出会いを求めて参加する学生が多いため、認知度の高くない企業にとっては、声掛けやブース装飾をきっかけに自社を知ってもらうチャンスです。


また個別説明会よりも参加ハードルが低いため、エントリー学生との最初の接点としてイベントへの来場を促し個別説明会への参加意欲を向上させるなど、さまざまな活用方法があります。

人気企業・業種に学生が集中するため、認知度の高い企業に埋もれてしまう可能性があります。多くの企業の説明を聞くことを目的にした学生を長く引き止めるのが難しく、学生1人あたりと長く深く話す時間を確保しにくい点もデメリットです。

多くの中小規模の新卒採用イベントは、数十人〜数百人程度の学生が参加し、10〜50社程度の企業が出展します。
特定の分野や業界を対象にした新卒採用イベントが多いため、明確な目的を持つ学生に会えます。参加企業が少なく1人ひとりの学生とじっくりコミュニケーションを取れるため、自社のことを深く学生に知ってもらえます。

大規模の新卒採用イベントに比べて、中小規模は来場する学生の数が少なくなる傾向があります。一度に出会える学生の数が限られるため、認知度向上を目的とした出展には向きません。

新卒採用イベントを成功に導くには、準備が重要です。ここでは、4つのポイントについて解説します。
新卒採用イベントを実施する前に、採用計画を明確に立てることが重要です。過去の採用実績と、今後の自社の事業計画をもとに課題を整理し、求める人材像、採用予定人数、ターゲット層を定めましょう。
求める人物像や採用目的、採用フェーズに合致する新卒採用イベントを選びます。一度に多くの学生と接触したい場合は合同会社説明会、企業理解を深めてほしい場合は個別会社説明会や座談会の開催などを検討しましょう。

イベント出展時は、ブース装飾や会社説明会のスライド、タイムテーブルといった準備が必要です。集客担当者をつけたり、プレゼンテーション能力が高い人はスピーカーにしたり工夫します。


オンライン開催の場合、対面開催とは準備の仕方が異なります。オンラインで会社説明会を実施する際は、回線や音声、映像に問題がないかを忘れずにチェックしましょう。開催・出展の告知は、個別会社説明会に参加していないエントリー学生も対象に含めて行うことで集客を最大化できます。

イベントに出展するだけではエントリーや選考につながらないため、学生へのアフターフォローが不可欠です。お礼を兼ねたメール送信の際は、選考案内や会社見学などのステップに誘導すると、次のアクションにつながりやすくなります。

新卒採用イベントは、学生への認知度が高く、豊富なラインナップがあるマイナビイベントがおすすめです。対面イベントは、全国47都道府県で開催しており、学部や業界を限定した各種合同説明会も多数ご用意しています。どこからでもアクセスできるWEBイベントでは、全国の学生にアプローチが可能です。


インターンシップイベントをはじめ年間を通して開催しているので、ご興味のある方はお気軽にお問合せください。


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新卒採用イベントとは、学生との接点をもつための採用広報手法の1つです。オフライン・オンライン、規模の違いによってメリット・デメリットがあるため、自社の採用計画や目的に合わせて適切な新卒採用イベントを選びましょう。


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※2022年3月以降に利用した就職情報サイトに対する調査結果より/調査実施機関:株式会社マイナビ・アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社(2022年5月)

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  • 人材採用・育成 更新日:2023/03/24
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