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インターンシップが企業・学生双方の満足度に影響する理由を探る

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2019年度就職採用戦線総括」および「2020年卒マイナビ企業採用活動調査(2019年6月実施)」において、従業員300人未満の中小企業に限定して自己採点が高い企業(※)のインターンシップ実施割合は、自己採点の低い企業の約1.6倍高いことが明らかになりました(図1)。

また、「2020年卒マイナビ学生就職モニター調査(7月の活動状況)」において、入社予定先の満足度を5段階評価で聞いたところ、入社予定先企業のインターンシップに参加した学生の方が、参加していない学生よりも入社予定先への満足度が8.1pt高いことが明らかになっています(図2)。引用元参考コラム:なぜサマーインターンシップを実施すべきなのか

今回のコラムでは、 「2019年度マイナビ大学生インターンシップ調査(2019年10月実施)」を用いて「インターンシップ内容」と「参加期間」が「インターンシップ後の学生の心境の変化」にどのような影響を及ぼしているかを紐解き、上記問いを考えていきます。

【企業調査から見る、インターンシップの今】

新卒採用を行う企業では21年卒においてインターンシップを実施する(予定含む)とした企業は55.7%と、5年で1.7倍に増加していますが、企業側でインターンシップの実施率が8割を超えているのは従業員数1,000人以上の企業に限られており、従業員数1,000人未満の企業では、実施率は増加傾向にあるものの、まだ過半数の実施には至っていないのが現状です(2019年度就職採用戦線総括(p.19))。

また、インターンシップの実施期間について、新卒採用を行う企業は21年卒では1日開催が70.5%、2~3日が36.4%、1週間が35.3%と回答しておりました(「マイナビ企業採用活動調査(2019年6月実施)」)。期間別に経年の推移をみると、1日開催のインターンシップは20年卒対象をピークに21年卒では減少し、1週間以上開催のインターンシップは減少傾向に、2~3日開催のインターンシップが増加傾向にある様子が窺えます。企業側のインターンシップ実施期間を決定する際に影響している原因として、「マンパワー不足」、「協力社員の確保が難しい」があると推察されます(「2019年就職採用戦線総括(P.18)」、表1)。

【学生調査からみる、プログラムと期間の分類】

【学生調査からみる、参加期間とインターンシップ後の心境の変化】

【学生調査からみる、プログラムとインターンシップ後の心境の変化】

【まとめ】

【最後に】

今回取り上げたインターンシップ調査の結果より、学生・企業双方にとって“リアルな相互理解”をするためには、一定の時間をかけた、現実的な仕事理解のできる内容のインターンシップがよさそうだ、ということが分かりました。

  • 人材採用・育成 更新日:2019/11/27
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