どうする?オンライン採用広報。2021年卒採用の傾向から見るポイントとは
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林: 21年卒の採用広報ピーク時に新型コロナウイルス感染が拡大し、合同説明会を含めてオフラインでの会社説明会は大部分が中止となりました。その翌年ですので、WEB説明会やWEB面接の準備をしない、という企業はほぼないでしょう。
全てオンラインへ移行しても採用が成功したという一部の大手企業においては、最終選考やOB・OG訪問といったプレミアムな場面を除いて全てオンラインに移行すると思われます。
そうでない企業でも、社会の状況に適応するためにオンラインを主軸としつつ、学生と直接会う機会がゼロにはならないよう、オフラインとオンラインの両方を準備しておくのではないでしょうか。
ただ、企業単独で数千名を集めるようなリアルイベントは、ほぼなくなると予測されています。
林: 企業も学生もオフラインでの出会いを求めています。WEBセミナーを視聴した学生2,000名にアンケートをしたところ、約8割の学生が「合同説明会に参加したい」「3密対策がされていれば合同説明会に参加したい」と回答しました。企業としてもオフラインの合同説明会は開催したいはずなので、22年卒ではオフラインイベントも一部復活すると思います。ただ、人数の制限などはしばらく続くでしょう。
そのような中で、直接接触の価値が非常に高まってプレミア化していくのではないかと感じています。21年卒では優秀な学生ほど効率的にWEBセミナーを利用する傾向にありましたが、22年卒ではそれが逆転して優秀な学生ほどプレミアムな機会であるオフラインの合同説明会に足を運ぶようになると予測しています。
企業側にとっても、学生側を「口説く」ようなフェーズではオフラインの方が高い効果を得られるでしょう。
- 人材採用・育成 更新日:2020/08/11
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