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確証バイアス かくしょうばいあす

確証バイアスとは、何かを評価する際に自分の経験に基づく仮説を立て、その仮説に合う情報のみを集めて判断を誤ってしまう状態のことである。

この心理現象は先入観や過去の経験、直感から思い込みが発生し、非合理的に物事の認識や判断を行う「認知バイアス」の一つで、人材評価や採用面接の際には評価エラーを引き起こす可能性がある。

確証バイアスの具体的な例としてステレオタイピングという思考が挙げられる。
これは評価対象を属性・性別・年代・学歴といった分かりやすい要素でグルーピングし、それぞれに対して自分の抱えている先入観によって判断する思考方法を指す。こうした確証バイアスを解消しないまま採用面接や人材評価を行った場合、ミスマッチが発生することによって早期離職やパフォーマンスの低下を招く恐れがある。

こうしたリスクは、評価を行う側が自身の偏見や先入観を意識することで防止が可能で、自分の意見を反証するデータを探す方法や、反対の意見を述べる他者と物事の検証を行う方法、「認知バイアス」を学ぶための研修を行う方法などが対策として挙げられる。
 

更新日:2024/07/04

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