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圧迫面接あっぱくめんせつ

圧迫面接とは、企業の採用面接において面接官が応募者に対し威圧的な態度を取ることである。
具体的には、選考の内容と関係ない質問を行ったり、応募者の発言を否定・罵倒し続けたりなど応募者へ圧力をかける態度や言動のことを指す。近年ではパワハラ防止法の施行に伴いコンプライアンスの意識向上に取り組む企業が増えた影響により、圧迫面接を行う企業は減少している傾向にある。

企業の圧迫面接は、主にストレス耐性やコミュニケーションスキルを測ることを目的としている。働く従業員に体力的・精神的なストレスがかかる業務が多い企業では、入社した後にすぐ離職してしまわないかを確認するため圧迫面接を行う場合があるが、推奨される方法ではない。

面接は、応募者だけでなく面接を行う面接官にも一定のスキルと経験が必要とされる。経験やスキルが不足している面接官が意図せず圧迫面接となってしまったり、しているつもりはないが応募者側が圧迫面接であると感じてしまうケースもある。圧迫面接は企業イメージを低下させることはもちろん、法的リスクに発展する恐れもあるため、選考に関わるすべての社員がリスクと回避方法を理解したうえで相互コミュニケーションを意識した面接を行うことが大切である。

更新日:2024/07/04

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