経営と人材をつなげるビジネスメディア

MENU CLOSE
0 20250526162954 column_knowhow c_internshipc_researchreportc_gakuseiresearchc_shinsotsusaiyoauthor_organization_mynavi_hrresearch

AIを利用したことがある学生は82.7%で、利用率は2年前と比較して2倍以上。就職活動での利用率は66.6%/2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用>

/news/news_file/file/thumbnail_student_1.png 1

AIを利用したことがある学生は82.7%で、利用率は2年前と比較して2倍以上。就職活動での利用率は66.6%


学生にAI利用について聞いたところ、利用経験のある学生は82.7%だった。2024年卒の学生の利用率は39.2%だったため、利用率は2年で2倍以上になっている。利用場面として最も回答が多かったのは「就職活動やそれ以外でも利用がある(62.3%)」で、学生生活の中でAI利用が身近になっていることがわかる。また、就職活動でAIの利用経験がある学生は66.6%と、3人に2人は就職活動でAIを利用していることがわかった。【図1,2】
【図1】学生のAI利用率 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用について>

【図2】学生のAI利用/ 2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用について>

就職活動でのAI利用方法は「エントリーシートの推敲のため(68.8%)」が最多。
理由は「作業時間の短縮」が62.6%


就職活動でのAIの利用方法を聞いたところ、最も多かったのは「エントリーシートの推敲(68.8%)」、次いで「エントリーシートの作成(40.8%)」となり、エントリーシートに関連した利用が上位にあがった。就職活動にAIを使う理由は「作業時間の短縮になるため(62.6%)」、「AIによって自身のアウトプットを改善・改良するため(58.0%)」と、タイムパフォーマンスを重視する現在の学生の価値観に沿ったものが多くあげられた。エントリーシート作成時の利用が多いことも、大量のデータを元にアウトプットが可能なAIの機能の特性とタイムパフォーマンスの高さが理由であると考えられる。【図3,4】
【図3】就職活動におけるAIの利用方法 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用について>

【図4】就職活動におけるAI利用の理由 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用について>

企業が選考でAIを使うことに対して、「使ってよいと思う」のは「適性検査」。
「使ってよいと思わない」のは面接


企業が選考の評価検討にAIを利用することについて学生の意見を聞くと、利用内容によって反応が異なることがわかった。「使ってよいと思う」※1という意見が最も多かったのは「適性検査の評価検討(49.8%)」。一方「使ってよいとは思わない」※2という意見が多かったのは「面接内容の評価検討(47.5%)」だった。明確に数値などで結果がでる適性検査ではAIの利用は受け入れられるが、人柄など数値で表すことの難しいものを評価する面接では受け入れられづらいのではないかと推察される。【図5】
※1「積極的に使ってよいと思う」+「どちらかというと使ってよいと思う」の計
※2「全く使ってよいとは思わない」+「どちらかというと使ってよいとは思わない」の計
【図5】企業の選考においてAIを利用することの賛否 / 2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用について>

受験意欲の高まる面接は「対面面接・WEB面接」で、下がる面接は「動画選考・AI面接」。
学生が一次面接で選びたい面接手法は「WEB面接」。最終面接に向けて「対面面接」希望が増加。


企業から指定される面接手法によって「受験意欲」に影響があるかを聞いたところ、受験意欲が「上がる」※3のは「対面面接・WEB面接」、反対に意欲が「下がる」※4のは「動画選考・AI面接」だった。時間や場所を問わず受験できるという利便性よりも、対人かどうかが受験意欲に影響していると考えられる。 また、面接手法を選べる場合にどの手法を選ぶかを聞くと、一次面接は「WEB面接(79.3%)」の希望が最多で、それ以降の選考段階では対面希望の割合が増え、最終面接では「対面面接(85.0%)」が最も選ばれた。対人かどうかが受験意欲に影響を及ぼすうえ、最終面接など重要な選考段階においては、WEBではなく対面でのコミュニケーションを求める学生が多いことがわかった。【図6,7】
【図6】面接・選考手法が受験意欲へ影響を及ぼすか / 2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用について>

【図7】面接・選考手法を選べる場合、どれを選ぶか / 2026年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用について>

調査名 マイナビ 2026年卒 学生キャリア意向調査4月<就職活動におけるAI利用について>
調査期間 2025年4月25日(金)~2025年4月30日(水)
調査対象 2026年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
調査方法 マイナビ2026会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収
有効回答数 1,385名

学生の属性データ<文理男女別>

有効回答数内訳 文系男子 理系男子 文系女子 理系女子 総計
人数 230 293 546 316 1,385
本リリースに関するお問合せ
株式会社マイナビ 社長室 広報部
TEL:03-6267-4155
Email:koho@mynavi.jp
本調査に関するお問合せ
株式会社マイナビ 社長室 キャリアリサーチ統括部
メールアドレス:myrm@mynavi.jp
  • Organization 株式会社マイナビ 社長室 キャリアリサーチ統括部

    株式会社マイナビ 社長室 キャリアリサーチ統括部

    雇用や労働に関連する様々な調査データやレポートを通じて、雇用の在り方や個人のキャリアを考える上で役立つ情報を発信します。

  • 調査・データ 更新日:2025/05/28
  • いま注目のテーマ

  • ログイン

    ログインすると、採用に便利な資料をご覧いただけます。

    ログイン
  • 新規会員登録

    会員登録がまだの方はこちら。

    新規会員登録

関連記事