2ヶ月連続で「就活疲れを感じる」が8割を超えるも、理由が「面接」や「選考」に変化/2025年卒 学生就職モニター調査 3月の活動状況
2就活疲れの理由が前月から変化。「面接に緊張」「選考結果に一喜一憂」など、選考に関する回答が増加
2月、3月で「就活疲れ」(就活準備を含む)を感じたことがあるかを聞いたところ、2月が81.3%、3月は80.5%の学生が「(かなり+やや)感じた」と回答した。【図1】
就活疲れを感じた活動は、「最終面接を受けた(28.9%/前月比0.8pt増)」のみ増加し、全体的に減少した。また、「就活疲れ」の理由としてあてはまるものを上位3つまで聞いたところ、「選考結果に一喜一憂してしまう(23.7%/前月比4.0pt増)」「面接を受けるのに緊張してしまう(37.4%/前月比3.5pt増)」の回答が増加したが、「自己PRが思いつかない、うまくプレゼンできない(26.9%/前月比4.0pt減)」「周りの学生に圧倒されてしまう(17.3%/前月比3.7pt減)」「進みたいキャリアが決まらない(15.0%/2.6pt減)の回答は減少した。【図2】
「就活疲れ」を感じていること自体は2月までと変わらないが、その理由が具体的な選考に関するものとなり、選考を経験する中で進みたいキャリアが決まり自分の軸を持つことができる学生が増えているようだ 。【図3】
待遇面への意識が高まる背景は、出世や高収入ではなく「生活の安定」
どのような職場であれば「働きがい」や「やりがい」を感じるか聞くと、今年は「仕事に見合った報酬や対価が得られる(23.0%、)」の回答が最多となり、前年最も回答の多かった「興味があることを仕事に出来る(21.9%、)」を上回った。【図9】
一方、社会人として働くことで得たいものを聞くと、「高収入(42.7%)」「出世・地位(15.4%)」の回答は減少し、「生活の安定(70.2%)」が最多となった。報酬や対価等といった待遇面への意識が高まっているが、その理由は単に高収入を得たいということより、あくまで生活の安定のためといった考えが強そうだ。【図10】
3月末に追加のエントリー先を探す学生 7年で約3割減少し36.2%に
現在のエントリー状況を聞くと、「エントリーをすべて完了しており、今後エントリーの予定はない36.2%(対前年4.8pt増)」「エントリーはほぼ終わり、今後エントリーする企業もすべて決まっている21.2%(対前年0.5pt増)」の割合が増え、「何社かエントリーしたが、今後エントリーする企業についても引き続き探している36.8%(対前年5.8pt減)」が減少した。17年卒では67.5%が追加のエントリー先を探していたため、7年で約3割減少したこととなる。【図11】
あと何社くらいエントリーすると思うかについては、平均3.3社(対前年0.2pt減)で、17年卒の平均6.9社から比較すると大きく減少していることがわかる。【図12】
- 調査・データ 更新日:2024/04/24
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