「共働き希望」学生の割合が70.0%で過去最高に/2025年卒の大学生のライフスタイル調査
共働き希望率が70.0%で過去最高に。理由としては「一方の収入だけでは生活できない」「将来に備えて貯金したい」「一方の収入に頼るのはリスク」などが増加。
結婚後の仕事に関して、共働きを希望する割合は全体で70.0%(前年比1.8pt増)で調査開始(16年卒)以来過去最高となった。男子では64.1%(前年同値)、女子は73.5%(前年比0.2pt増)で、男女ともに前年同様に高い水準となった。
共働きを希望する理由としては「一方の収入だけでは生活できないから」(14.8%)が最も多く、前年より1.3pt増となった。その他「将来に備えて貯金がしたいから」や「一方の収入に頼るのはリスクがあるから」といった経済的な不安を表す項目が微増となった。
サークル・部活動の参加率は53.6%(前年比3.0pt増)で増加に転じる。
サークル・部活動への参加率は53.6%で、過去最低値となった24年卒の50.6%から3.0pt増となった。 24年卒の大学入学(2020年4月)は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う第1回目の緊急事態宣言(2020年4月7日)と重なる時期であり、大学構内での活動が制限されたことでサークル・部活動の新入生歓迎イベント等の実施も制限され、結果としてサークル・部活動の参加率が低かったと推測される。25年卒の学生については、コロナ禍2年目というタイミングでの入学であり、大学構内での活動への制限が緩和されたことでサークル・部活動の参加率も前年より増加したと考えられる。
ただサークル・部活動に参加しなかったと回答した学生にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「あまり興味がなかった・興味のあるものがなかった」(42.6%)だったが、次いで多かったのは「新型コロナウイルス感染症の影響(入りたいものがあったが入れなかった、入るタイミングを失った)」(26.6%)であり、コロナ禍の影響が完全になくなるまでにはまだ時間を要すると考えられる。
- 調査・データ 更新日:2024/01/29
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