社会人人生で大切にしたいもの、「家族」に次いで「自分の趣味」が2位/大学生低学年のキャリア意識調査(25・26年卒対象)
大学1・2年生に、現時点で大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性が決まっているか聞いたところ、「決まっている(具体的に+どちらかといえば)」学生が微増した一方、「全く決まっていない」学生も2年連続で増加し、23・24年卒より3.8pt増加した。
キャリアが決まっている学生のうち、73.9%は大学入学以前に現在希望するキャリアを意識し始めており、特に高校生のときに意識し始めている割合が40.4%ともっとも高い。
大学1・2年次の現時点までに決まるキャリアの方向性は、高校生のときの体験や大学進学の進路選択の際などに考えたキャリアが元になっている場合が多いようだ。
キャリアの方向性が決まっていない学生については、キャリア意識の醸成で重要な高校時代にコロナ禍が始まっていることが一定の影響を与えていると推察できる。先が見えない社会情勢の中、将来を考えづらかったり、イメージしていたキャリアの方向性を変えざるを得なかった学生もいると考えられそうだ。
ただ、キャリアの方向性について大学生になってから意識し始めた学生は2番目に多く、4分の1程度を占めており、大学入学後にキャリアを決めた学生も少なくない。現在方向性が決まっていない学生も、今後、キャリアに関する授業等に積極的に参加するなどして、将来について考える機会を増やしたり情報を得ることで自身の望むキャリアを見つけていくことができるだろう。
キャリアが決まっている学生のうち、73.9%は大学入学以前に現在希望するキャリアを意識し始めており、特に高校生のときに意識し始めている割合が40.4%ともっとも高い。
大学1・2年次の現時点までに決まるキャリアの方向性は、高校生のときの体験や大学進学の進路選択の際などに考えたキャリアが元になっている場合が多いようだ。
キャリアの方向性が決まっていない学生については、キャリア意識の醸成で重要な高校時代にコロナ禍が始まっていることが一定の影響を与えていると推察できる。先が見えない社会情勢の中、将来を考えづらかったり、イメージしていたキャリアの方向性を変えざるを得なかった学生もいると考えられそうだ。
ただ、キャリアの方向性について大学生になってから意識し始めた学生は2番目に多く、4分の1程度を占めており、大学入学後にキャリアを決めた学生も少なくない。現在方向性が決まっていない学生も、今後、キャリアに関する授業等に積極的に参加するなどして、将来について考える機会を増やしたり情報を得ることで自身の望むキャリアを見つけていくことができるだろう。
社会人になったあとの人生で、<仕事・家族・友情・恋愛・自分の趣味>のうち、
「家族」をもっとも大事にしたい学生が42.5%で最多。
2位の「自分の趣味」が24.7%で「仕事」や「友情」、「恋愛」を上回る
社会人になったあとの人生で<仕事・家族・友情・恋愛・自分の趣味>にそれぞれどの程度の比重をおきたいか聞いたところ、「仕事」におきたい比重が平均25.8%でもっとも高く、次に「家族」が25.7%、続いて「自分の趣味」が19.1%だった。 一方、「もっとも大切にしたいもの」を聞くと、最多は「家族」で42.5%、次いで「自分の趣味」が24.7%となり、「仕事」や「友情」、「恋愛」より高かった。
仕事に対する学生のコメントを見ると、「家族や友情に負けないくらいやりたいことを仕事にするつもり」や「自己のスキルアップに重点を置きたい」など仕事そのものにやりがいを持って働くことをイメージしている意見がある一方で、「その時必要なお金が稼げれば充分」や「趣味代のために働くことにやりがいを感じる」など、プライベートを充実させるために仕事をするという考えの意見も見られた。
人生において「仕事」の比重が大きいと考えてる学生が多いものの、「もっとも大切にしたいこと」として考えると「家族」や「自分の趣味」であり、学生によっては仕事はそのための手段として捉えているようだ。
- 調査・データ 更新日:2023/01/31
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