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2020年卒 マイナビ企業新卒採用予定調査

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【採用意欲】


2020年卒の採用予定数は、「大学(文系)」「大学(理系)」ともに9年連続で「増やす(29.9%)」が「減らす(5.7%)」を上回り、学生優位の売り手市場は続く【図1】。今年も「採用予定なし」の割合は、短期大学・専門学校・高等専門学校・高校のいずれにおいても前年より減少し、新卒採用の実施にあたっては、対象を広げて採用人数を確保したい企業があると考えられる。
大学卒(院卒含む)の2020年卒採用予定数を2019年卒入社予定数と比較すると、全体平均で15.4%の増加と、大きく増加予定ではあるものの、前年とあまり変わらない増加割合であった。また、18年卒の入社実績と19年卒の入社予定数を比較すると、前年実績よりも2.1%多く採用できたことがわかる【図2】。

【スケジュール】


経団連が採用スケジュールの指針を策定するのは本年が最後となるが、企業の採用活動は前年に増して「開始」時期のみ3月上旬に前倒しになっている。エントリーや採用に直結するセミナーといった、昨年の時点で3月上旬に開始のピークがあったものだけでなく、適性検査・筆記試験の開始時期についても多くの企業が3月に始める予定と回答した。更に面接の開始時期についてもピークが4月から3月に前倒しとなり、内々定出しの開始時期については、7割以上(73.1%)の企業が5月までに内々定出しの開始を予定している【図3・4】。

【内々定辞退対策の変化】


全体スケジュールが前倒しで進む中、内々定辞退策も4月以前からスタートさせる企業が前年比4.8pt増の24.3%と早めに対応する企業が増えている。また、内々定辞退策として、「懇親会(飲み会)の実施(75.1%)」が前年比10.1p増と増加している。懇親会(飲み会)の実施は17年卒から年々増加傾向にあり、上場企業では82.4%が実施予定となっている【図5・6】。

【OB・OG訪問】


47.1%の企業が「OB・OG訪問を受け入れている」と回答し、上場企業でその割合は高い【図7】。受け入れのタイミングは、8割の企業が「申し込みがあればいつでも受け入れている」と回答し、受け入れ企業の6割が受け入れ態勢について「受付窓口ならびに先輩社員の選定ともに採用担当者(人事等)が行っている」と回答した。受け入れの理由として、現場社員と話すことで仕事内容や社風を理解してもらうことを挙げる企業が多い【図8】。
調査名 2020年卒マイナビ企業新卒採用予定調査
調査目的 2020年卒新卒採用活動の実態と傾向の把握、及び今後の推移分析
調査期間 2019年2月13日(水)~3月6日(水)
調査方法 ・新卒採用実績のある国内企業に回答用紙を郵送
・採用・研修担当者のための新卒採用支援情報サイト「新卒採用サポネット」会員にメールマガジンにて案内
・マイナビ2020利用企業担当者様宛にメールマガジンにて案内
・弊社営業担当より、各企業様にご案内
回答方法 ・採用・研修担当者のための新卒採用支援情報サイト「新卒採用サポネット」掲載のWEBフォームへ入力
・回答用紙をFAXにて返送
回答 1,541社 (上場 414社 ・ 非上場  1,127社 | 製造 646社 ・ 非製造  895社)
本調査に関するお問合せ
株式会社マイナビ 社長室 HRリサーチ部
メールアドレス:myrm@mynavi.jp
  • Organization 株式会社マイナビ 社長室 キャリアリサーチ統括部

    株式会社マイナビ 社長室 キャリアリサーチ統括部

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  • 調査・データ 更新日:2019/04/16
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