2021年卒 マイナビ大学生インターンシップ前の意識調査
◆ 95.6%がインターンシップ選択の際に就職活動を意識している。参加希望社数は5.1社と意欲的。
インターンシップに対して78.6%が積極的であるとし、参加希望社数は5.1社(前年4.2社、前年比0.9社増)と意欲的な姿勢が窺えた。
また、インターンシップ先企業を選択する際に「就職活動を意識している」とした学生は95.6%(前年92.4%、前年比3.2pt増)であり、このことはインターンシップの参加目的の上位に「どの業界を志望するか明確にするため」「どの職種を志望するか明確にするため」があることからも裏付けられている。加えて、参加目的のうち「視野を広げるため」を選択する割合が前年よりも18.5pt増えていた。
21年卒の学生はインターンシップを「志望先を明確にする」ためだけでなく「視野を広げる」ためにも活用しようとしているようだ。
◆ インターンシップの選択基準は「参加しやすい場所」「短期間」「補助」。
インターンシッププログラムの選択基準について、全体としては「参加しやすい場所で開催される」、「参加期間が短期間である」を挙げる割合が高かった。理系男子のみ、「参加期間が長期間である(23.4%)」と回答する割合が高かった。
またエリア10区分において、関東以外のエリアでは、「交通費や昼食など、もらえるものや具体的な補助がある」を選択する割合が高く、関東エリアでは「プログラムの種類がたくさんある」を選択する割合が高かった。関東以外のエリアでは場所・期間・費用がポイントで”参加のしやすさ”を求めており、関東エリアでは場所・期間・種類がポイントで”幅広い選択肢があること”を求めていると推察できる。
◆ 参加したいインターンシップのプログラム内容 ポイントは「フィードバック」と「実務経験」。
参加したいインターンシップのプログラム内容について、『第2回 学生が選ぶインターンシップアワード』の評価項目に準じて問うたところ、5割以上の学生が「フィードバックの内容が自分自身のためになる(63.2%)」、「実際に社員が働いている職場を見学することができる(55.8%)」、「個人に対して定期的にフィードバックを受けることができる(55.5%)」プログラムに参加したいと回答した。
また、「参加したいインターンシップの形式」において「職場見学型(61.9%)」および「同行体験型(66.4%)」の回答割合が高いことから、学生が企業に期待することとしては、”学生としっかり向き合い、適正なフィードバックが行われている”こと、”よりリアルな実務を体験できる場が提供されている”ことであることがわかる。
◆ インターンシップ以外に何らかの就職活動準備を行ったことがある割合は81.6%。
インターンシップ以外の就職活動準備を今までに行ったことがある割合は81.6%*1であった。内訳としては「自己分析(59.1%)」、「業界・企業研究(53.4%)」、「職種(仕事)研究(32.9%)」であった。
業界・企業研究、職種・仕事研究、自己分析といった就活準備の詳細な準備については、いずれにおいても「学内ガイダンス(企業参加なし)に参加する」「学内セミナー(企業参加あり)に参加する」「就職活動準備のための、企業が来るイベント(業界研究イベント等)に参加する」と回答する学生の割合が多かった。また、就活準備として上記項目を行ったことがある学生と行ったことがない学生で比較すると、行ったことがない学生は「大学のキャリアセンターに相談する」「就職活動を終えた先輩に話を聞く」等、”誰かに相談をする”ことから始めるようだ。この回答傾向は理系学生において特に顕著であった。
*1 「インターンシップ以外の就職活動準備を今までに行ったことがある割合」は「どれもしたことがない(18.4%)」と回答していない学生とする。
- 調査・データ 更新日:2019/07/23
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