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学生がインターンシップに期待していることは参加期間毎に異なる~1日では知らぬを知る、1週間では深くを知る~

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【企業・学生双方の立場から見る、インターンシップの今】

学生は2019年10月時点のインターンシップ調査において、84.9%が「参加したことがある」と回答しており、一人平均3.2社参加しています。5年前と比較すると、学生の参加率は1.5倍に、平均参加社数は1.7倍に増加しました(「2019年度マイナビ大学生インターンシップ調査(2019年10月実施)」)。
新卒採用を行う企業では21年卒においてインターンシップを実施する(予定含む)とした企業は55.7%と、5年で1.7倍に増加していますが、企業側でインターンシップの実施率が8割を超えているのは従業員数1,000人以上の企業に限られており、従業員数1,000人未満の企業では、実施率は増加傾向にあるものの、まだ過半数の実施には至っていないのが現状です(「2019年度就職採用戦線総括(p.19)」)。
インターンシップにおける問題点として、従業員数規模に依らず「母集団(エントリー数)の不足」「マンパワー不足(他業務との兼ね合い含む)」が挙げられ、従業員数1,000人未満の企業では「企業の知名度がない」「プログラム内容の充実度」が次点に続き、従業員数1,000名以上の企業では、「プログラム内容の充実度」「協力社員の確保が難しい」が次点に続いています(「2019年度就職採用戦線総括(p.18)」)。

インターンシップの実施期間について、新卒採用を行う企業は21年卒では1日開催が70.5%、2~3日が36.4%、1週間が35.3%と回答しておりました(「マイナビ企業採用活動調査(2019年6月実施)」)。期間別に経年の推移をみると、1日開催のインターンシップは20年卒対象をピークに21年卒では減少し、1週間以上開催のインターンシップは減少傾向に、2~3日開催のインターンシップが増加傾向にある様子が窺えます。企業側のインターンシップ実施期間を決定する際に影響している原因として、先述した問題点で挙げました「マンパワー不足」、「協力社員の確保が難しい」があると推察されます(「2019年就職採用戦線総括(P.18)」)。
一方で学生に最も参加しやすいと思うインターンシップの期間を聞いたところ、「1日」と回答する割合が61.7%となり過去4年で増加傾向にあります(「2019年度マイナビ大学生インターンシップ調査(2019年10月実施)」)。

【参加しやすいと思う期間毎に見る、インターンシップの参加目的】

“学生がインターンシップに期待していることは期間毎に異なるのか”について、「インターンシップに参加する目的(複数回答)」および「インターンシップに最も参加しやすいと思う期間」を再集計し、調べました(「2019年度マイナビ大学生インターンシップ調査(2019年10月実施)」、図1)。

【まとめ】

  • 人材採用・育成 更新日:2019/11/27
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