採用アウトソーシングの使いどころ。ケース別、その採用の“困った”にお応えします
支社が全国にあり、拠点ごとに中途採用を行うといったケースについてご紹介しましょう。
採用は支社ごとに行い、それを本社でバックアップするとします。このとき、採用ノウハウや手順を共有する必要がありますが、すべての支社で同じ水準を維持するのはそう簡単ではありません。
現場都合で、応募者対応や面接の調整など、バラバラに採用活動が進められます。結果的に、採用に成功する支社と、失敗する支社が出てきます。
このようなときは、最初から事務局を一本化しておいて、一元的に管理したほうがはるかに効率的です。採用アウトソーシングサービスを用いることで、本社にいる1人の担当者だけですべての流れをコントロールすることが可能になるわけです。支社側では面接だけに専念できますので、負荷もずっと下がります。
続いては、複数名の採用を小人数体制で対応するケースです。
たとえば採用担当が1人か2人の体制を変えずに、30人ほど雇いたいなど、一時期に一定数を採用する必要が生じた場合、業種や企業規模によって様々ですが、100名、200名といった数百単位の応募を募る必要があると想定されます。
それは同時に、母集団を形成した数だけの連絡や調整作業、選考業務を実施するということを意味します。こうした場面であれば、採用アウトソーシングサービスを利用するメリットをとても分かりやすく想像いただけると思います。
1名の採用でも、30名の採用でも、応募者一人ひとりに対する作業工数は変わらず、効率化の難しい部分となります。大量採用だからといって手抜きはできず、応募者数に対して、作業時間が単純にかけ算となり、膨大な工数が発生します。
「採用の成功」を目指すのであれば、面接など自身が注力すべきところを判断し、優先的に時間を割く必要があります。その時こそ採用アウトソーシングサービスの出番です。
ケース1:時間が「ない」×ノウハウは「ある」
ノウハウはあるが時間がないという場合、活用できるサービスの代表格が人材派遣と採用アウトソーシングサービスでしょう。
人材派遣の場合は、社内に採用専任スタッフが既に配置されており、かつ採用ノウハウも整っている場合に有効な手段です。採用専任スタッフの補助を中長期にわたってできる人員を確保できれば、新たに社員を配置するよりコストを低く抑えられます。
一方で、採用アウトソーシングサービスは中途採用といった不定期、かつ短期間で集中して採用活動を進めなければならない場合に適しています。
サービスの提供期間としては4週間単位が最も多く、これは短い期間で特定の作業だけ任せたいといったご要望に応えられる採用アウトソーシングサービスの特徴を表しています。コストも人材派遣より有利な場合が多いと感じます。
- 人材採用・育成 更新日:2017/02/14
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