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新卒採用の面接は何回するべき?面接内容も解説

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株式会社 マイナビが調査した「マイナビ2023年卒企業新卒内定状況調査」によると、一次選考から内々定までの平均選考回数は2.4回。多くの企業が2~3回の面接で内々定を出していることがわかります。
この平均選考回数は、企業の規模や業種によっても違いが見られます。
まず企業規模でみると、上場企業の平均選考回数は2.9回、非上場企業の平均選考回数は2.3回でした。
また業種ごとでは、マスコミ業界(3.1回)、金融業界(2.8回)、商社(2.7回)、小売(2.6回)、ソフトウェア・通信(2.6回)が比較的多い傾向です。一方、わずかな差ですが平均選考回数がもっとも少ないのは建設業界(2.0回)でした。

このような傾向から見ると、新卒採用の面接回数は志望者の母集団の数や学生に求める能力に合わせて、各社が適宜判断していることがわかります。
たとえば大企業であれば、実務担当者による一次面接、役職者による二次面接、社長・役員面接など段階的に多くの人との面接が求められますが、中小企業であれば、早い段階で社長面接を行う場合もよくあります。また学生に人気の業界は、志望者が多く、そのぶん選考に時間がかかるのも当然です。
ソフトウェア・通信業界によくみられるような専門職(ジョブ型)採用が進んでいる業界では、能力の見極めに時間をかけるため面接回数が多くなる傾向があります。一方、マスコミ業界など履歴書やエントリーシートからだけでは読み取れない人柄や発想力を求める業種も、面接やグループディスカッションを重視しているようです。

このように、新卒採用の面接の回数は2~3回の平均値を踏まえたうえで、各社の状況に応じた判断が必要なことがわかります。また、同調査では平均選考日数が27.8日となっており、前年より2.0日短くなっています。
タイトなスケジュールのなか、採用担当者には限られた面接の機会を有効に活用する工夫が求められています。

個人面接

集団面接

グループディスカッション

構造化面接とは?

構造化面接は、自社の採用・評価基準を明確にしたうえで、あらかじめ決めた同じ質問項目を全員に聞き、一定の基準で評価することで、だれが面接しても標準的・客観的な評価が得られるようにする面接手法のことです。
一般的に、面接官の評価は「高学歴な学生を無意識に優秀に感じる」「自身と似た価値観をもった人に好意を抱く」など、どうしても主観やかたよりが生じてしまう場合があります。このような面接官による評価のばらつきを低減し、公平・公正な評価をスムーズに行うためにも、評価基準の整理は重要です。
構造化面接の評価基準の設定法は、大まかに以下のようなステップで進めます。

  • 自社の新卒採用の評価項目・評価基準を明確化。
    評価項目に対して、学生の特性・力量がわかるような共通の質問項目を考える。
  • 面接で、起点となるような質問をする。
  • 起点となる質問に対し、フォローアップになる質問を行う。
  • 評価項目ごとに評価基準(非常に良い・良い・普通・悪い等)を策定し、面接の合否を判断する。
 
  • Organization HUMAN CAPITALサポネット編集部

    HUMAN CAPITALサポネット編集部

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  • 人材採用・育成 更新日:2022/11/30
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