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マイナビ20XXと合同説明会で都市圏学生の母集団獲得を実現

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日本には数多くの地方企業があり、それぞれの地元ではよく名の知られた素晴らしい企業もまた多くあります。
ですが、そういった企業でも苦労するのが、学生が集中する東京・名古屋・大阪といった大都市圏での採用活動です。

地元での知名度は利用できず、一地方企業として採用広報を行っていくことになります。

今回お話を伺った株式会社HBAさまもそんな企業のひとつ。地元である北海道では突出した知名度を背景に多くの学生を採用できていますが、大都市圏では苦戦されていたとのことです。

そこで活用いただいたのが、マイナビ2024と就職イベント(合同会社説明会)です。どのような戦略で採用成功に至ったのか、お話を伺いました。
  • 社名:株式会社HBA
  • 本社:北海道札幌市
  • 事業内容:総合ITソリューション
  • 設立:1964年
  • 従業員数:815名(2023年4月1日現在)
  • 大都市圏での知名度不足
  • 学生が集まる場へ積極的に露出することによる認知獲得・拡大
  • リアルな接点づくりとコミュニケーションによる志望度の向上
  • マイナビ営業担当による手厚いサポート

― まずは、マイナビのサービスを導入いただいた理由をお聞かせください。


松川さん:私たちが採用担当になる前からマイナビさんとは付き合いがあったのですが、その頃は他社との併用でした。
しかし、私たちが担当になってから応募者管理などの面から1社に絞りたいと考え、学生の認知度やイベントの集客力が高いマイナビに一本化したというのが主な理由です。
山家さん:また、営業担当者さんの親身で手厚いサポートも一つの理由です。業界の動向、学生の動向などの情報を細かくインプットしてくださり、採用戦略の立案を助けてくださいました。

松川さん:山家の言うように業界・市場動向はもちろん、マイナビ上の企業ページの見せ方やイベントでの振る舞い方など具体的なことも含めて、毎月のように電話や打ち合わせでいろいろなことを教えていただいています。

― サービス導入前に抱えていらっしゃった課題はどのようなものですか?


松川さん:弊社は札幌に本社を置き、東京、大阪、山梨にも拠点を持っています。ありがたいことに地元の札幌では一定の知名度を獲得していて、毎年一定程度の選考母集団の形成ができているのですが、他の地域ではほぼ無名といってもいい状態で、特に首都圏でその点に苦労していました。

山家さん:まずは知ってもらおうと考えても、弊社のようなIT企業は首都圏だとライバルも多く、有名企業に埋もれてしまうという懸念もありました。ただ弊社としては、これまでの経験上、会社を知ってもらい、一度説明会やインターンシップに参加してもらって直接学生とお話できる機会さえ設けられれば、実際の選考へつながる率が高かったので、まずは会社を知ってもらうという最初のステップを乗り越えたいと考えていました。
松川さん:弊社は総合ITソリューション企業として、システム開発の上流工程から下流工程までワンストップにサービスを提供できることから、さまざまな経験やキャリアを積めると考えておりますので、事業内容としてはIT業界を目指す学生にとっても興味を持ってもらえるのではないかと思っております。また、「IT」で「幸せ」に挑むというキーワードの下、お客さまに幸せを提供するのはもちろんのこと、働く従業員にも幸せになってほしいという経営者の思い、企業文化があります。そのため、事業内容だけではなく、今の学生が気にする待遇や福利厚生という面にも力を入れており、大企業にも負けないものを用意できている自負はあったので、それをしっかりとアピールして知ってもらえれば、母集団形成も可能なのではないかと思っていたんです。

そこでご提案いただいたのが、東京での大規模な合同会社説明会でした。マイナビさんのイベントといえば相当数の学生が参加することが期待できるので、その中で弊社の魅力をしっかりアピールしたく、参加に至ったというのがイベント参加の理由です。

― 参加されて、成果はいかがでしたか?


松川さん:30~40名の方がブースに来てくださり、その後のインターンシップや個別企業説明会にも、多くの学生の参加につながりました。
弊社のように首都圏では名を知られていない企業としては、上々の成果だったと言えると思います。

山家さん:イベントの前に弊社の若手社員や内定者に聞き取りをして、どのような企業ブースなら立ち寄ってみたいかと聞いてみたところ、あまりグイグイと勧誘されない方が良いという意見が多く、その通りにしてみたことも功を奏しました。

多くの学生を呼び込むことはもちろん大切ではあるのですが、弊社のブースを見て興味を持ってくださった方に、しっかりと魅力をアピールして知っていただき、密にコミュニケーションを取って、好感触なら次のステップに参加いただくということを徹底しましたね。

― イベント以外にマイナビ2024もご利用いただいていますが、そちらの成果はいかがですか?

松川さん:応募者管理のために一本化したいというお話を先ほどしましたが、その成果も上々だったと思います。
採用窓口が一つになるので、いろいろと新しい試みもできました。そのうちの1つが、面接の日程調整です。

山家さん:これまで弊社では1件ずつ学生に電話やメールで調整をしてきました。ですが、松川と話している中で、「これってやっぱり不便だよね」と。
今、レストランや居酒屋もオンライン予約ができる時代です。そんな中、電話やメールで調整をするというのは、学生にとっては違和感があるのではないかと思ったんです。

松川さん:そこで、学生が空いている日時を選択して自由に面接の予約ができるマイナビの機能を積極的に活用しています。これによって、一部社内の面接官側の日程調整業務フローを変更する必要があったのですが、お客さまである学生の視点に立って、変更を進めていきました。
面接予約の変更は学生にも好評で、運用している私たちにとっても大きく工数が削減できたので良かったですね。

今後はAOL(マイナビの応募者管理システム)の導入も見据え、さらに便利に、効率よく採用業務を行えるようマイナビの営業担当にもサポートしてもらいながら進めていく予定です。

― 最後に、これをお読みの同じく地方企業の皆さまにメッセージをお願いします。


山家さん:オンラインでは埋もれてしまいやすい地方企業にとって、学生と直接対話をし、自社の魅力をアピールできる合同会社説明会はやはり強力なツールです。
実際に参加してみて、私としては「利用しない手はない」とすら思っています。ぜひ挑戦してみていただきたいです。

松川さん:採用活動は、採用する側から見ると毎年行っているルーティンワークの一面があるのですが、学生にとっては基本的に一生に一度のことで、毎年のように変化があります。採用側が昨年と同じことを数年続けてしまえば、それはすぐに時代遅れの手法となってしまうので、企業側も新しいことに挑戦し続けることは大切なのかな、と思います。

実際、弊社では札幌圏以外のイベントに参加をしたり、面接予約フローを刷新したりと新しいことに挑戦し、選考母集団の形成にも成功し、実際の採用実績の面でも良い効果が出ました。
「知られていない」というだけの理由で埋もれてしまうのはもったいない。皆さんも一歩踏み出して挑戦してみると、何かが変わると思います。

―今日はありがとうございました!

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