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選考母集団の拡大と現場負担軽減に大きく貢献した
マイナビの録画配信・VOD(ビデオオンデマンド)

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新卒採用活動はコロナ禍の影響もあり、その主戦場はWEBへと移っています。特に会社説明会は会場規模に依存する集客人数の限界がなくなるため、企業側にとっても大きなメリットがあり、その開催数は増え続けています。

開催方法は大きく分けて「ライブ配信」と「録画配信」の2種類。前者はチャットを使った双方向性が人気ですが、決まった時間に出演者を手配しなくてはいけないなど、運営には多少手間がかかります。

一方の録画配信方式では、出演者の予定が合うスケジュールで一度収録してしまえば、その後は何度でも使えるのが大きなメリットです。
また、職種ごとに採用を進めている場合には、学生の希望職種ごとに動画を作り分けることで効率的な情報発信をしやすいという面もあります。

今回お話を伺ったのは、録画配信方式の会社説明会で職種別の採用広報を効率的に行っている株式会社トライエース。会社説明会をビデオオンデマンドにしたことで、どのような効果が表れたのでしょうか。

社名:株式会社トライエース
本社:東京都
事業内容:ゲーム制作
設立:1995年3月16日
従業員数:約179名(2021年9月現在)
URL:https://www.tri-ace.co.jp/
  • 説明会による現場の負担、採用母集団の獲得
  • 現場の負担軽減が実現
  • 全国の学生にリーチすることで採用母集団が拡大
  • 職種別の動画を用意することで学生の理解度が向上

― まずは、ビデオオンデマンドを導入された経緯をお聞かせください。


田村さん: 実はコロナ禍前に導入を決めていました。というのも弊社は制作会社なので、会社説明会では現場の社員に登壇してもらい、実際の仕事を知ってもらうことが何より重要だと思っていたのですが、そのスケジュール調整が難しかったり、そもそも繁忙期で登壇がかなわないということもあったんです。

渡邉さん: もう一つ、弊社の会社説明会はいま田村が話したような事情もあり東京本社の会場でのみ行っていました。東京まで来ることのできる方でないと参加していただけず、採用母集団の獲得にも課題がありました。

― 録画配信方式は双方向性が失われますが、気になることはありますか?


渡邉さん: 会社説明会の後に別途オンラインの質問会を開くなど、他の方法で補完をしていますのであまり気になりません。それよりも、職種別に採用している弊社の特徴から、それぞれ興味のあるものを学生が選択して見てもらうというスタイルのメリットが大きいと思います。

― 職種別の動画を用意されているということですが、どのような構成ですか?


渡邉さん: まず、会社の基本的なことを理解してもらうための会社概要編があります。それ以外に、主な募集職種であるゲームデザイナー、システム管理、アーティスト、プログラマーと4つのコンテンツを展開しています。
田村さん: 会社概要編で会社の全体像を理解した後で、自分の希望職種の動画を見てもらうことになるわけですが、アーティスト希望だった学生が「ちょっとゲームデザイナーも見てみようか」というように、他の職種も見て視野を広げてもらうことができます。

― 動画の作り方で工夫されている点はありますか?


渡邉さん: ご質問にあったように、録画配信方式ですと双方向ではやりとりできないので、各回の最後に「よくある質問」にまとめて答えるパートを入れたり、複数人で話すことで画面内でのやり取りから会社の雰囲気を感じ取ってもらえるように工夫しています。
田村さん: 対面の説明会と違って、カメラに向かって話すことになりますので、最初は収録に緊張してしまうこともありましたが、マイナビのスタジオにいるディレクターやカメラマンが緊張をほぐしてくれて、社員も話しやすかったみたいですね。

― 導入の決め手として、どのようなものがありましたか?

田村さん: 採用活動用に録画配信方式で会社説明会を作れるサービス自体は他社にもありますが、マイナビは他と比較して個別の対応が非常にきめ細かいという印象があります。先ほどお話ししたスタジオもそうですが、会社説明会に適した使いやすいパッケージとして用意されているだけでなく、そのパッケージを生かすためのさまざまなアドバイスをもらうこともできました。

― マイナビからどのようなアドバイスを受けることができましたか?


田村さん: ゲーム制作会社といってもいろいろあり、BtoCでゲームソフトを作っているところもあれば、弊社のようにBtoBで開発を請けているところもあります。もちろん採用活動上のライバルとなるのは後者なのですが、その周辺の情報や他社が行っている取り組みなどもご紹介していただきました。

ビデオオンデマンドと別に印象的だった提案は、インターンシップですね。インターンシップは手間がかかるという印象があり弊社は積極的ではなかったのですが、「1日でもやってみると学生の理解度が上がるし、マイナビ上で発信できる情報が増えますので露出も大きくなりますよ」と提案してもらったんです。

こういった、弊社の事情をよく理解していただいた上でのきめ細かい対応、提案があり、マイナビにお願いして良かったなと思いました。

― 実際に会社説明会をマイナビのビデオオンデマンドにしてみて、効果はいかがですか?


渡邉さん: 全国どころか、海外からも見てもらっています。実際に海外からの内定者も1名出ています。対面で、会社まで来てもらっていた頃では考えられない成果だと思います。

田村さん: ビデオオンデマンド自体はコロナ禍前に導入しましたが、その後実際に会っての採用活動がしにくくなりました。この状況になってから採用を全てオンラインに移そうとしたら、混乱や停滞もあったかもしれません。しかし、すでに会社説明会をオンライン化していたことで移行がスムーズだったのも、良い効果でした。

― これから期待されていることは何でしょうか。


田村さん: 他社の会社説明会を見ることもできますので、いいところはどんどん取り入れていきたいと考えています。また、一度も対面で会わずに内定までたどり着く学生も多いので、働き始めてギャップを感じないか、という点は意識しています。コンテンツの工夫で乗り越えていきたいですね。

渡邉さん: 社員の雰囲気を見てもらう、知ってもらうという方向性のコンテンツを作っていこうと思っています。これからもビデオオンデマンドで多くの学生に弊社のことを知ってもらいたいですね。

― 今日はありがとうございました!

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