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前橋さん: はい、よろしくお願いします。きっかけは採用のミスマッチでした。とあるエージェントからの紹介で採用したのですが、結果的に早期退職となってしまったんです。
そこで代わりの人材をと探してみたのですが、拠点が地方都市ということもあり候補者を探すのに苦労していたんです。そんな折、マイナビさんから採用の提案を頂きました。
他社からの人材紹介でマッチングがうまくいかなかったばかりだったので迷ったのですが、「グローバル人材紹介サービス」を提案され、面白そうだと思いお話を伺うことにしました。
前橋さん: そうですね。スキル面も人柄も優秀な人材を探せる可能性の広がりを感じ、やってみるか、と始めてみました。結果としては、大満足です。
前橋さん: 韓国の方でした。当時はグローバル人材の採用経験がなかったので、私を含めて社員も「言葉の壁」や「文化の壁」など気にしていたのですが、実際に入社してもらったらすごく人柄も良く、会社にもすぐなじんでくれましたね。
前橋さん: 日本が好きで日本の企業への就職を希望しているとはいえ、やはり外国での就職には不安も抱えています。
私は中国語が少しできるので、積極的にコミュニケーションをとるようにしていますね。ただ、向こうからは日本語で返ってきますので、私の中国語が分かりにくいのかもしれませんが…(笑)
前橋さん: そうだと思います。それを期待していますね。コミュニケーションという点でいえば、グローバル人材が1名でなく、複数名いるという環境も大事かなと思います。
中国の方同士なら中国語、そうでなくても第二言語として英語が話せる方も多いので、英語で意思疎通がとれる相手がいると、安心して働いてもらえるんじゃないでしょうか。
あと、ケアということでいえば、外国の方って住居を借りにくい場合がありますので、会社として契約してあげるようなこともしています。
前橋さん: マイナビさんが採用条件通知書のサンプルを準備してくださったので、心配はありませんでしたね。
非常に良くできたサンプルで、それを基に労働条件通知書を作成すれば、そのまま名古屋入国管理局に持っていってビザの申請ができるほどでした。これは本当に助かりましたね。
こうしたサポートもあり、ビザ申請に慣れるのも早かったと思います。慣れると、意外と難しいことではないですよ。
キャリアアドバイザー(※2)が内定通知後も入社に向けたフォローのお手伝いをします。
※1 2020年4月~9月までの6カ月間
※2 企業と学生の間に入って、学生の不安を解消することを目的にフォローを行います。スピード感をもって正確に情報を届けるためにリクルートアドバイザーも兼ねています。
また、労働条件通知書の説明を日本語で理解しきれない場合には、グローバル人材の母国語で補足するなどのサポートも行い、双方が安心して仕事を始められる環境づくりをお手伝いしています。就労ビザ取得のサポートとして行政書士の紹介も可能です。
前橋さん: 弊社の仕事のうち、一部をベトナムの開発会社に委託しているのですが、グローバル人材がブリッジSE(※)として活躍してくれるおかげで、スムーズかつ間違いのないやりとりができています。もはやなくてはならない存在なので、これからも積極的に採用を続けていくつもりです。
また、経済成長という面では外国の方が勢いはあります。今は発注先になっているベトナムも、そのうち発注元となって日本に仕事を依頼してくれるようになるでしょう。
中国やアメリカからの発注が今後さらに増えていくことも間違いないと思います。そのとき、グローバル人材がいなければ請けることができませんよね。
前橋さん: 最初にお話ししたように、グローバル人材の採用を始めたきっかけは人材不足でした。しかし、今となっては、弊社の成長戦略上、絶対に欠かせない存在です。
地方を中心に全国的な人材不足が続いていますが、グローバル人材の採用にハードルを感じている方もいらっしゃると思います。
しかし、単に人材不足を補う存在として見るのではなく、ぜひ企業の成長を促進する存在としてグローバル人材を見ていただきたいなと思いますね。
静岡から世界へ グローバル人材は自社の成長の要に
現在、採用市場は売り手優位の状態が続いています。採用目標人数の確保に苦労している読者の方も多いのではないでしょうか?
そんな中、注目されているのが「グローバル人材」です。
海外にバックグラウンドを持ち、日本での就職を希望している方は非常に多い一方、外国人留学生のうち日本企業への就職がかなうのは3割程度ともいわれます。
人材不足の日本でグローバル人材の採用が進まない理由は「言葉の壁」をはじめとしていくつか指摘されていますが、「積極的に採用すべき理由」はどこにあるのでしょうか。
今回は、静岡県沼津市近郊に拠点を置き、アプリ開発やウェブ制作を行っている株式会社まえびーの前橋将彰さんにお話を伺いました。
そんな中、注目されているのが「グローバル人材」です。
海外にバックグラウンドを持ち、日本での就職を希望している方は非常に多い一方、外国人留学生のうち日本企業への就職がかなうのは3割程度ともいわれます。
人材不足の日本でグローバル人材の採用が進まない理由は「言葉の壁」をはじめとしていくつか指摘されていますが、「積極的に採用すべき理由」はどこにあるのでしょうか。
今回は、静岡県沼津市近郊に拠点を置き、アプリ開発やウェブ制作を行っている株式会社まえびーの前橋将彰さんにお話を伺いました。
社名:株式会社まえびー
本社:静岡県
事業内容:ウェブシステム構築、ウェブサイト制作、アプリ開発
設立:2006年7月
従業員数:10名(うち、グローバル人材5名)
URL:https://maebe.jp/
― 前橋さん、今日はよろしくお願いいたします。まずお尋ねします。グローバル人材の採用を始められたきっかけはなんでしたか?
前橋さん: はい、よろしくお願いします。きっかけは採用のミスマッチでした。とあるエージェントからの紹介で採用したのですが、結果的に早期退職となってしまったんです。
そこで代わりの人材をと探してみたのですが、拠点が地方都市ということもあり候補者を探すのに苦労していたんです。そんな折、マイナビさんから採用の提案を頂きました。
他社からの人材紹介でマッチングがうまくいかなかったばかりだったので迷ったのですが、「グローバル人材紹介サービス」を提案され、面白そうだと思いお話を伺うことにしました。
― 最初からグローバル人材の採用を考えていたわけではなく、偶然の提案だったということですか?
前橋さん: そうですね。スキル面も人柄も優秀な人材を探せる可能性の広がりを感じ、やってみるか、と始めてみました。結果としては、大満足です。
― 最初に採用されたグローバル人材について教えてください。
前橋さん: 韓国の方でした。当時はグローバル人材の採用経験がなかったので、私を含めて社員も「言葉の壁」や「文化の壁」など気にしていたのですが、実際に入社してもらったらすごく人柄も良く、会社にもすぐなじんでくれましたね。
弊社にいたのは2年ほどだったのですが、その間に言葉もスキルもぐんぐん成長するし、気付いたら町の人たちとも仲良くなっていて。地元のお祭りにも参加していました。
コロナ禍で帰国し、既に退職しているのですが、今でもリモートワークで一緒に仕事をしています。なくてはならない、大事な存在になりましたね。
前橋さん: まず、そもそも本人が「日本が好き」で弊社に就職してくれたことはあると思います。会社にも、地域にもなじむ努力ができたのはそれが一番大きいのではないかなと。あと、日本と韓国は文化的に近いことも良かったですね。
彼が私たちにとってとても大事な仲間になれたことで、その後も積極的にグローバル人材を採用することができました。
コロナ禍で帰国し、既に退職しているのですが、今でもリモートワークで一緒に仕事をしています。なくてはならない、大事な存在になりましたね。
― 御社にもなじみ、戦力としても重要な存在になられたということですが、その理由は何だったと思いますか?
前橋さん: まず、そもそも本人が「日本が好き」で弊社に就職してくれたことはあると思います。会社にも、地域にもなじむ努力ができたのはそれが一番大きいのではないかなと。あと、日本と韓国は文化的に近いことも良かったですね。
彼が私たちにとってとても大事な仲間になれたことで、その後も積極的にグローバル人材を採用することができました。
― 日本人が日本企業に就職するのとは違い、グローバル人材の採用には特別な配慮やケアが必要になることもあると思うのですが、その点はどのように対応されていますか?
前橋さん: 日本が好きで日本の企業への就職を希望しているとはいえ、やはり外国での就職には不安も抱えています。
私は中国語が少しできるので、積極的にコミュニケーションをとるようにしていますね。ただ、向こうからは日本語で返ってきますので、私の中国語が分かりにくいのかもしれませんが…(笑)
― (笑)でも、上手でなくても、海外の企業に就職してその社長が自分の母国語で話し掛けてくれたら安心感がありますね。
前橋さん: そうだと思います。それを期待していますね。コミュニケーションという点でいえば、グローバル人材が1名でなく、複数名いるという環境も大事かなと思います。
中国の方同士なら中国語、そうでなくても第二言語として英語が話せる方も多いので、英語で意思疎通がとれる相手がいると、安心して働いてもらえるんじゃないでしょうか。
あと、ケアということでいえば、外国の方って住居を借りにくい場合がありますので、会社として契約してあげるようなこともしています。
― 今お話に出た住居もそうですが、福利厚生や労働条件など採用にあたっては双方が完全に理解して同意する必要のある事項がいくつもありますよね。そういった点はどうされていたのでしょうか。
前橋さん: マイナビさんが採用条件通知書のサンプルを準備してくださったので、心配はありませんでしたね。
非常に良くできたサンプルで、それを基に労働条件通知書を作成すれば、そのまま名古屋入国管理局に持っていってビザの申請ができるほどでした。これは本当に助かりましたね。
こうしたサポートもあり、ビザ申請に慣れるのも早かったと思います。慣れると、意外と難しいことではないですよ。
● 【グローバル人材紹介サービスのポイント②】
マイナビのグローバル人材紹介サービスは、実は内定通知後の承諾率が90%(※1)。キャリアアドバイザー(※2)が内定通知後も入社に向けたフォローのお手伝いをします。
※1 2020年4月~9月までの6カ月間
※2 企業と学生の間に入って、学生の不安を解消することを目的にフォローを行います。スピード感をもって正確に情報を届けるためにリクルートアドバイザーも兼ねています。
また、労働条件通知書の説明を日本語で理解しきれない場合には、グローバル人材の母国語で補足するなどのサポートも行い、双方が安心して仕事を始められる環境づくりをお手伝いしています。就労ビザ取得のサポートとして行政書士の紹介も可能です。
― 御社として考えていらっしゃる、今後のグローバル人材採用の展望を最後にお聞かせください。
前橋さん: 弊社の仕事のうち、一部をベトナムの開発会社に委託しているのですが、グローバル人材がブリッジSE(※)として活躍してくれるおかげで、スムーズかつ間違いのないやりとりができています。もはやなくてはならない存在なので、これからも積極的に採用を続けていくつもりです。
また、経済成長という面では外国の方が勢いはあります。今は発注先になっているベトナムも、そのうち発注元となって日本に仕事を依頼してくれるようになるでしょう。
中国やアメリカからの発注が今後さらに増えていくことも間違いないと思います。そのとき、グローバル人材がいなければ請けることができませんよね。
― なるほど。海外展開、受注の広がりも見据えていらっしゃるということですね。
前橋さん: 最初にお話ししたように、グローバル人材の採用を始めたきっかけは人材不足でした。しかし、今となっては、弊社の成長戦略上、絶対に欠かせない存在です。
地方を中心に全国的な人材不足が続いていますが、グローバル人材の採用にハードルを感じている方もいらっしゃると思います。
しかし、単に人材不足を補う存在として見るのではなく、ぜひ企業の成長を促進する存在としてグローバル人材を見ていただきたいなと思いますね。