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コンピテンシー面接こんぴてんしーめんせつ

コンピテンシー面接とは、行動特性(コンピテンシー)を基準とし、客観的判断のもとで行われる面接手法である。

具体的には、自社の優れた社員(コンピテンシーモデル)に共通する行動特性を集め、あらかじめ評価指標を作成しておき、面接時にはそれらの指標に基づく質疑応答を繰り返すことで、応募者がもつ本質的なスキルや自社との相性などを客観的に測ることができる。

メリットとしては、従来の面接と比べて学歴・性別など表面的な要素に捉われにくいことはもちろん、複数の面接官でも評価にバラつきが起こりにくいことが挙げられる。また、コンピテンシー面接では応募者の行動を中心に話を掘り下げていくため、応募者が場当たり的な対応をすれば、より詳細な情報を聞き出すことで発言の矛盾点を見抜きやすい。

デメリットとしては、全職種・役割に対応するマルチなコンピテンシーモデルはいないため、複数職種を募集する場合には、それぞれの職種に対応するコンピテンシーモデルを用意する必要があることが挙げられる。また仮にコンピテンシーモデルがいない場合は、一から理想的な人物像をつくる必要があるため、膨大な時間と労力がかかる場合もある。

更新日:2024/07/04

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