3つの失敗談から学ぶ育成の心得|育成しくじり先生 俺みたいな上司になるな!!
社会人として長年働いていると、“後輩を育てる”ことを必ずどこかで経験します。本記事の読者にも、育成経験のある方はたくさんいるのではないでしょうか。
その中には、「上手に育成できた」という自負のある方もいるでしょうし、その反面、「育成に失敗した」という苦い記憶をお持ちの方も少なからずいるでしょう。そして、そのネガティブな記憶は、なるべく公にはしたくないかもしれません。
ですが、普段は語られることのないその“失敗”にこそ、育成を成功させるヒントは隠されています。なぜなら、失敗の原因を分析することで、人材育成における課題とその対処方法が浮き彫りになるからです。
ここでは、3人の人事担当者にご登場いただき、育成における失敗談を語ってもらいました。各エピソードから、人材育成のエッセンスを学んでいきましょう。
Nさん:忘れもしません。私が失敗したのは、社会人になって4年目の頃。私はその年にリーダーに抜擢されました。当時は、若くて怖いもの知らずだったこともあり、「なんとしても、チームの部下を立派に育成したい」という思いでいっぱいでした。特に、ある部下がとても優秀だったため、特別に期待をかけていました。
その部下の作った資料の出来が良くなければ、私の要求するレベルになるまでレビューをくり返し。クライアントから理不尽な要求をされていれば「残業してでも乗り越えろ」と叱咤激励し。精神的に参っているようなら、昼食に連れて行って夢を語り。よく飲みにも連れて行きました。
なぜなら、自分自身が先輩からそういう育て方をされ、成功してきたからです。とにかく、自分と同じように優秀な社員に育てようと必死でした。
- 経営・組織づくり 更新日:2017/09/12
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