広がるビジネスチャンス!5Gで変わる世界の未来とは
5Gが実用化されれば、4Kなどの高画質動画をリアルタイムに送受信できます。そのため、遠隔地にいる経験豊富な医師がロボットアームとカメラなどを用いて、患者を治療することも可能になるのです。今までは難病にかかっても居住場所の都合で、すぐ適切な診察を受けられない場合もありました。しかし今後は、遠隔地の経験豊富な医師から治療を受けることも可能になります。
またAIやIoTと連携することで、各地の病院やクリニックから医療データを収集してビッグデータを形成。AIに症例を学習させることで診断時に症状を提案させ、医師による診療の正確性やスピードを上げていけます。遠隔医療実施の際にも、これらのビッグデータと連携することで、効果的な医療行為を実施できるようになるでしょう。
さらに、平成30年の診療報酬改定で、情報通信機器などを用いた遠隔診療が医療行為の一部として認められるようになりました。時代は5Gの実用化を意識した方向へ着実に動いているといえます。
5Gの実用化で、大量に接続されたデバイスから大容量のデータ送付が可能となります。この恩恵を大きく受けるのが監視カメラの運用です。今までは、指名手配や捜索願への対応などで特定の人物を探すためには、根気のいる作業が必要でした。場合によっては特定箇所の監視カメラの動画を警察署に持ち込み、膨大な量の記録映像を人の目で確認しなければならないことも。
指名手配や捜索願への対応などで特定の人物を探す作業は格段に効率化されていきます。例えば、指名手配犯の顔写真をAIに学習させておき、各地に設置された監視カメラでAIが顔写真とのマッチングを自動的に実施。該当者の可能性がある人物を発見した際には、アラートで通知するというものです。また、ショッピングモールなどの大型店舗でも、出入り禁止となっている人物が監視カメラに写った場合、警備員が現場に急行して退店を促せます。
まだこのような仕組みは世の中に出たばかりです。しかし今後5Gが実用化されれば、これらの仕組みも社会に浸透していくでしょう。
バーティカル・プレイヤーとは、業務知識をもとに5Gを含めたITの利活用を検討・実施できる人のこと。今後はITを利活用できる人材に、よりいっそう需要が集中していくことは必然です。
5Gに関連する書籍やサイトは、すでに多数世の中にリリースされています。IT関連情報の収集に努めておくと、ビジネスパーソンとしての価値は上がっていくでしょう。
以上、5Gの内容と5Gの活用例、今後の人材需要について考えてきました。5Gが実用化されることで移動体通信の可能性が飛躍的に広がり、様々なビジネスへの応用が利くようになってきます。そして、5Gを利活用できる人材には需要が集中していくでしょう。
次回以降、ビジネス各分野の5G実用化による発展について詳しく記事を執筆していくので、そちらもどうぞ宜しくお願いします。
- 経営・組織づくり 更新日:2020/02/06
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