23年卒の企業の採用意欲はさらに回復傾向/2023年卒企業新卒採用予定調査
23年卒の採用意欲はさらに回復傾向で、採用予定数を「増やす」割合が増加。
採用活動は前年と同様のスケジュールで実施される見込み
23年卒の採用予定数は「前年並み」が最も多いが、「増やす」の割合がいずれの属性も22年卒より増加した。新卒採用を実施する理由は22年卒と同様、「組織の存続と強化(活性化)」「年齢など人員構成の適正化」が上位となっている。アフターコロナに向けた組織強化や、大卒年齢に相当する22歳人口が今後減少していくことなどを踏まえ、現時点から若手人材を確保する必要性を感じているようだ。
また、採用スケジュールについて、「エントリー受付」から「面接」の開始時期を3月、「内々定出し」開始時期を4月とする割合が最多で、22年卒と同様のスケジュールで実施される予定となっている。
インターンシップから最終面接まで、採用活動における全てのフェーズでWEBと対面を併用する割合が高まる
23年卒のWEB活用の予定を見てみると、22年卒と比べて「全て対面」「全てWEB」のように開催形式を固定している割合が減り、WEBと対面を併用する傾向にある。一方、最終面接のみ「全て対面」とする割合が69.6%で高い結果となった。採用担当者のコメントを見てみると「WEB形式で説明会を実施することで遠方の学生にも参加してもらえる」「WEBの導入で採用業務の負担軽減につながる」「一度も会わないことに不安を覚える学生もいるので面接は対面でも実施する」などの意見が挙がった。
22年卒までの採用活動の経験を踏まえて、各フェーズや状況ごとのより最適なWEB・対面のより良い組み合わせを検討しているものと考えられる。
- 調査・データ 更新日:2022/02/25
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