【社会貢献×新卒採用】SDGsを意識した採用広報について聞いてみた
コロナ禍真っただ中での就職活動となった2022年卒ではついに、就活の軸として重視する項目の中で「自己成長」を抜き、「人の役に立つ」に次ぐ2位にまで浮上しました。学生にとってどれほど重要な事柄なのかが伝わってきます。
そんな中、全社を挙げて取り組んでいるCSR活動(※)が採用活動に好影響を与えている企業があります。福岡県を拠点に地元で愛されるうどん店を展開する株式会社資さんです。
学生に対してどのようにCSR活動を伝えているのか、その方法と成果を伺ってみました。
※CSR活動:CSRは「Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)」の略。企業として社会の中で事業を行う上で、環境、消費者、従業員などに対して責任ある意思決定をし、実際に行動に移すこと。
そんな中、全社を挙げて取り組んでいるCSR活動(※)が採用活動に好影響を与えている企業があります。福岡県を拠点に地元で愛されるうどん店を展開する株式会社資さんです。
学生に対してどのようにCSR活動を伝えているのか、その方法と成果を伺ってみました。
※CSR活動:CSRは「Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)」の略。企業として社会の中で事業を行う上で、環境、消費者、従業員などに対して責任ある意思決定をし、実際に行動に移すこと。
石川さん:
きっかけということで言えば、創業者が「地元に愛され、信頼され、尊敬されるうどん屋さんを造りたい」と突き詰めてつくり上げてきた企業文化ということになるのではないでしょうか。
当社はSDGsという言葉が世に出る前から、お客さまはもちろん、従業員にとっても「愛され、信頼され、尊敬される」企業であろうとさまざまな形で努力を重ねてきました。
そして今、経営者が変わって「第2創業期」となり、これまでの活動をまとめ、新たにSDGs宣言という形でわれわれが実現したいこと、やるべきことをまとめているというところです。
河村さん: 具体的には、まず「地域の宝」である子どもの支援のため、児童養護施設へのキッチンカー派遣やこども食堂への支援、そして店頭での募金活動などを通じた「資さんこども基金」も設立しました。他にも、NGOを通じて古くなった制服を発展途上国に寄付する活動も行っています。
当社はSDGsという言葉が世に出る前から、お客さまはもちろん、従業員にとっても「愛され、信頼され、尊敬される」企業であろうとさまざまな形で努力を重ねてきました。
そして今、経営者が変わって「第2創業期」となり、これまでの活動をまとめ、新たにSDGs宣言という形でわれわれが実現したいこと、やるべきことをまとめているというところです。
河村さん: 具体的には、まず「地域の宝」である子どもの支援のため、児童養護施設へのキッチンカー派遣やこども食堂への支援、そして店頭での募金活動などを通じた「資さんこども基金」も設立しました。他にも、NGOを通じて古くなった制服を発展途上国に寄付する活動も行っています。
石川さん:
SDGs宣言として「今までやってきたこと」と「これから新しくやるべきこと」を整理し、創業者の「地元貢献」の理念を礎として言語化して整理しなおしたところ、ブレなく一致しました。
そのことを素直に伝えることで、当社の社会貢献活動が実感と実行を伴うものであることを理解してもらえているのだと思います。
石川さん: やはり一つには、こうした取り組みを含めたわれわれの経営理念をきちんと理解して共感してくれる学生、そして食に興味のある学生ですね。
大切なのは、単に「飲食の世界で働いてみたい」と考えているだけでなく、経営理念を理解した学生が入社してくれることだと思っています。
これからの第2創業期を支えてくれる人材になることを期待しています。
そのことを素直に伝えることで、当社の社会貢献活動が実感と実行を伴うものであることを理解してもらえているのだと思います。
― 実際に内定受諾に至る学生に特徴はありますか?
石川さん: やはり一つには、こうした取り組みを含めたわれわれの経営理念をきちんと理解して共感してくれる学生、そして食に興味のある学生ですね。
大切なのは、単に「飲食の世界で働いてみたい」と考えているだけでなく、経営理念を理解した学生が入社してくれることだと思っています。
これからの第2創業期を支えてくれる人材になることを期待しています。
冒頭でも書いたように、近年の学生は社会貢献性を重視した企業探しをしており、その流れをくんで自社のCSR活動を採用活動においてアピールされている企業の方は多いと思います。
一方で、リサーチ力の高い今の学生は、そのアピールされている内容を吟味し「本当の意味で社会貢献につながっているのか?」というところまで見ているのも事実です。
その点、株式会社資さんの活動には強い一貫性があり、なおかつ活動内容のアピール方法が魅力的である点が多くの学生を集めているのでしょう。
取材の中では、福岡を拠点とする企業であるにもかかわらず、昨年度は北海道からのエントリーが最も多かったというお話もありました。
それだけ学生を引きつける活動は、当然ながら一朝一夕ではかないません。まずは足元から、自社の置かれた状況、経営理念、そして今実際に行っている活動を整理した上で、今後どのような活動をしていくべきか考えることが大切なのでしょう。
一方で、リサーチ力の高い今の学生は、そのアピールされている内容を吟味し「本当の意味で社会貢献につながっているのか?」というところまで見ているのも事実です。
その点、株式会社資さんの活動には強い一貫性があり、なおかつ活動内容のアピール方法が魅力的である点が多くの学生を集めているのでしょう。
取材の中では、福岡を拠点とする企業であるにもかかわらず、昨年度は北海道からのエントリーが最も多かったというお話もありました。
それだけ学生を引きつける活動は、当然ながら一朝一夕ではかないません。まずは足元から、自社の置かれた状況、経営理念、そして今実際に行っている活動を整理した上で、今後どのような活動をしていくべきか考えることが大切なのでしょう。
- 人材採用・育成 更新日:2021/12/10
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