2021年度<22年卒>キャリア・就職支援への取り組み調査
キャリアセンターの負荷は2021年卒と比べて「増えた」が49.6%(前年比12.3pt増)と大幅に増加。WEB・対面でのハイブリッド対応や、コロナ禍で悩む学生からの相談増が背景に
大学のキャリアセンターの負荷は2021年卒と比べて「増えた」が49.6%(前年比12.3pt増)と大幅に増加し、逆に「減った」は4.5%(前年比8.1pt減)と、大きな変化がみられた。理由としては、説明会や個別相談における「WEB・対面でのハイブリッド対応」や、コロナ禍で悩む学生からの相談の増加、新たなオンライン設備の準備などが挙げられ、目まぐるしい変化の1年であったことがわかる。例年より、就職ガイダンスや学内業界セミナー・企業説明会の回数や参加人数は増加傾向となったが、コロナ禍でも積極的に開催されたのは、キャリアセンターの努力があってこその結果と言える。【図1】【図2】
就職ガイダンス、業界研究セミナー、学内企業説明会は、日程がやや後ろ倒しも学生の参加人数は増加。オンラインで参加しやすい環境に
2022年卒学生向け就職ガイダンスにおいて、全期間における延べ参加人数を見ると、「(前年より)減少」は28.9%(前年比9.2pt減)に対し、「増加」は29.1%(前年比12.6pt増)と、前年より参加人数は増加した。期間別にみると、緊急事態宣言の影響を受けた【前期(2020年3月~8月)】は減少傾向だが、【2021年年明け(2021年1月以降)】は「減少」が22.8%で「増加」が27.9%と増加に転じており、2021年年明けから活発化したようだ。21年卒の新型コロナウイルス感染拡大の混乱を経て、対面の感染予防対策やオンライン化が進み学生が参加しやすくなったこと、不安を抱える学生の参加意欲が高まったことなどが理由に挙げられる。【図3】【図4】
- 調査・データ 更新日:2021/09/16
-
いま注目のテーマ
-
-
タグ
-