【開催レポート】看護学生採用サポートセミナー第1回 効果的な採用ツールの使い方(基礎)
まず初めに、みなさんは「広告」と「広報」の違いをご存じでしょうか。
突然聞かれたら、どう回答したら良いか戸惑いますよね。
「広告」というキーワードを調べると、
広告の目的は、人々に関心を持たせ、購入させるために
有料の媒体を用いて商品の宣伝をすること。
広く世の中に知らせること。
(引用:Weblio 辞書 三省堂大辞林 より)
と記載されています。
一方、「広報」では、
広報の目的は、企業や組織などが公衆と良好な関係を構築してゆく活動のこと。
企業価値の創造や情報の伝達を目的として公衆 との関係 構築
を行なって行くための情報戦略。
コミュニケーションを通じて自法人のファンになる(共感して)もらうための活動。
(引用:Weblio 辞書 三省堂大辞林 より)
と説明があります。
WEB化が当たり前となった今、就職媒体に自法人の求人情報を載せる法人がほとんどである中、
その中からさらに学生に選ばれる必要が出てきました。
もはや知ってもらう「だけ」ではなく、好きになってもらうことが必要になってきました。
中長期にわたって、自分たちの「らしさ」を作り出し、認知させることです。
ターゲットの「共感」と「感情移入」を促すことになります。
この、「らしさ」が訴求できないと、目に見えて分かりやすい
「交通の便」、「施設の新しさ」、「職場の雰囲気」で学生に決められてしまいます。
※出典:22年卒マイナビ看護学生 就職活動意識調査(2021年4月)より
だからこそ、そうした志望動機とは異なる次元で、
「だから私はこの法人に行く!」という理由(共感・入職意思)を学生に作らせるべきです。
実際に、22年卒マイナビ看護学生 就職活動意識調査(2021年4月)の「最終的に入職する病院を決めるうえで決め手になるもの」では、勤務地、給与・賞与、病院の雰囲気、人間関係が上位を占めています。
採用ツール近年のトレンドについて、ご参考までにご紹介させていただきます。
1 動画を活用した広報
2 VR(Virtual Reality)
3 情報誌、紙DM
ーーーーーーーーーーーーーーーー
1 動画を活用した広報
動画の1分はWEBサイトの情報量にすると3,600ページと言われております。
動画が有効な理由=動画の情報量となっております。
1分間の動画が伝える情報量は180万語、3,600のWebページ分に匹敵します。
また、メラビアンの法則をご存じでしょうか。
1971年、カリフォルニア大学のアルバート・メラビアンが提唱。
人がコミュニケーションをとる際の印象に、視覚・聴覚・言語情報のうち、どの程度の優先割合かを調査したものになります。
メラビアンの法則
「視覚情報」=55%
「聴覚情報」=38%
「言語情報」=7%
つまり、言語情報だけではなく視覚・聴覚情報も印象を決定する上で非常に重要な要素です。
実際に、働く上で気を付けるポイント、患者様や利用者様に対して考えて行動する必要性を分かりやすく伝えるといった、動画を活用したインターンシップの事例もございます。
わかりづらいこと、伝えたいことは動画で作成することをオススメいたします。
2 VR(Virtual Reality)
VRを使って、施設見学をするというものもございます。
※VRとは、Virtual Realityの略です。VRによって実際にその場に居なくても、その場にいるかのように限りなく実体験に近い体験を可能にします。
ポイントとしては、
・ネットがある環境であれば、全国だれでも参加できる。
・コロナ禍でも病院施設や寮などを安全に紹介ができる。
・他のリンク設定や動画コンテンツに誘導が可能。
という点があります。
実際に、施設見学を
気になった方は営業担当もしくはお問い合わせフォームよりご相談ください。
3 情報誌、郵送型のダイレクトメール
リアルイベントへの参加が難しい中でも、就職活動を進めざるを得ない学生は、
職場で働く看護師の「働き方」「生き方」などの「リアル」を知る機会が従来よりも少なく、自身の就職活動や病院選びに不安を感じています。(2022年卒マイナビ看護学生就職活動アンケート調査(2020年6~7月)より)
学校を訪問したいけど、訪問できない法人様もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような中で「偶然の発見」の機会を創出し、
「病院の魅力を深くしっかりと伝える」ことが出来ます。
情報誌に掲載するだけで、
マイナビ看護学生に登録している学生に届くのは情報誌だけの特徴です。
郵送型のダイレクトメールについても、
費用をかけられない場合、まずはミニマムで出来ることから進めていくという方法もございます。
貴法人でもぜひこの機会に、「紙媒体」の意義をディスカッションしてみてはいかがでしょうか。
新卒採用は、学生が時間をかけて多くの法人から自身が入職するたった1法人を選ぶ活動です。学生からそれぞれのフェーズ(資料請求~見学会・インターンシップ参加~合同説明会~選考~入職)で選ばれるために、採用ツールを使用することが重要となっております。
採用フローを改めて見直し、どのタイミングでどのような採用ツールを使っていくか、ご検討いただくきっかけになれば幸いです。
事例が載っていることから、アーカイブや資料は公開しておりませんでしたが、
ご好評につきレポートとさせていただきました。
個別にお伝えできる事例や学生動向データ等のノウハウ提供をご要望でしたら、
マイナビでもお手伝いさせていただきますので、お気軽にご相談(無料)ください。
- 人材採用・育成 更新日:2021/08/24
-
いま注目のテーマ
-
-
タグ
-