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21年卒看護学生の動向と今後の予測を踏まえた採用活動アドバイス

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土山: 夏頃(19年夏)から合同病院説明会へ参加していた学生はある程度情報を得られていましたが、春以降(20年2月以降)に情報収集を始めようとしていた学生は見学会の中止を受け、情報不足のまま就職活動へ臨まざるを得ない状況でした。
また、採用試験の日程が確定しないケースも多く、学生・学校ともに困惑しながら就職活動が進んでいっていた印象です。申し込みは受付しているが、面接の実施方法・日程は未定などが見受けられましたね。
一部の学校では実習病院への入職が増えたり、日程が早めに確定した病院への入職が増えたケースなどがあります。
土山: 大きなトピックスとしては、やはり就職活動(採用活動)のオンライン化でしたね。
情報収集~面接まで、ほぼオンラインに切り替わっていきました。

エリアによってかなり異なるものの、専門学校は「対面授業」が中心、四年制大学はオンライン授業を導入しているケースが多いようです。学生としてもWEB授業には慣れているようですが、一方で「WEB疲れ」というワードも出てきました。

就職活動もWEB、授業もWEBとなっていましたので、学生の中にも向き不向きはあるようですね。
当初は、不慣れな病院や学生とそうでない所で二極化し、病院側も学生も良いところが出せないで、緊張して終わってしまうという場面があったようです。コロナで強制的にやらされているという意識があったみたいです。

22年卒からは、企業も学生も慣れてきた印象があります。
学生側も説明会の動画が面白いか、などで見たりとリアルとはノウハウが変わってきており、WEB上のパフォーマンスも重要になってきている状況です。

また、リアル面接だと受かるような学生でもWEB面接になると落ちてしまう場面がどうしてもあります。ライトやカメラの角度や目線など、自分がどう映っているかがを把握することが、リアルとは違う重要なポイントですね。例えば、WEB面接だと目線が下がりがちになってしまい、それがマイナス評価されてしまうなどです。 WEBでは見極めづらいといった課題も出てきているため、企業側の準備や対策がより重要になっています。

学生の就職活動支援の一つとして、こういったWEB面接でのマナーや細かいテクニック等、新しいノウハウの提供が出てきたことが印象的です。
土山: 学校側の事情からお話ししますと、21年卒から22年卒の変化としては実務実習の部分かと思います。
新型コロナウイルスの影響で実務実習を病院で受けることができず、学内演習に変更になった影響を一番受けているのが22年卒になるかと思います。
そういう意味では、学校にはよるものの、21年卒以前に比べ実務実習を現場で受けれていない学生が多いので、「実習どうだったか」は確認ポイントとしてもたれるといいかもしれません。
学生からはWEBでしか情報を得ることができないことと、病院での臨地実習が少ないことからその病院へと入職を決める決め手に欠けるという悩みもあります。
土山: WEB説明会とリアル説明会でお話しする内容を変えていく事が非常に重要かと思います。
恐らく今後の就職活動でも、学生の動きとしてまずはWEB説明会で情報を取る→リアル説明会で補足をする(リアルならではの情報を取る)
という流れになるかと思いますが、説明する内容、学生にとって得られる情報に違いがあればなお良いかと思います。
土山: 一概にどちらのほうが良いということはできません。
WEBとリアルと2つの選択肢ができたことで、就職活動においてもWEBとリアルそれぞれにメリット・デメリットが際立ってきたかと思います。
その辺りはあくまで「上手く使い分けよう」という内容でお伝えしております。
注目したいのはマイナビ看護学生の就活アンケート調査でも「その病院のWEBセミナーを視聴しようと思ったきっかけ」の回答で、
「遠方の病院だったから」が18.6%となっており、WEB対応を充実させることで今までにない出会いが生まれるかもしれませんね。(※出典:2021年卒看護学生就職活動意識調査 2020年9月実施)
土山: 繰り返しにはなりますが、採用活動において対面とWEBで話すことを変えることが重要です。動画説明会でも病院の概要だけではなく、学生にいかに魅力を伝えるかを工夫して、作られることをおすすめいたします。

また、これからは実習経験のない看護学生を見極めて行く必要があること。
WEB面接化による選考の難化があるかと思いますが、マイナビでも見極めをサポートさせていただく機能や企画がありますので、ご紹介させていただきます。

一つ目は、WEB上で全て完結する「WEB履歴書」です。
マイナビ看護学生に掲載いただいている病院は無料で利用できる機能です。

手書きの履歴書よりもフォーマットが一律化されることで、比較がしやすくなるうえ手書きの履歴書をそのままアップロードすることも可能で、学生の郵送費の負担を軽減できます。
手段の一つとして、是非ご活用ください。

二つ目は、「TAL」です。適材適所な人材を発掘する適性テストとなります。
実際に、病院で人材の見極めにご利用頂いている事例が多くあります。

ご興味のある方はお気軽にお問合せください。
      • 人材採用・育成 更新日:2021/08/03
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