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2020年卒 マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査

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■ 最も就職したい都道府県と卒業高校都道府県の一致率による地元就職希望割合
~地元就職希望割合は対前年1.0pt減の49.8%で、経年でみると減少傾向に~


卒業した高校の所在地と最も働きたい都道府県の一致率(以後、地元就職希望割合)は全国平均で49.8%(対前年1.0pt減)と、前年をやや下回った。12年卒から経年でみると、全国平均で13.5ptの減少となっている(12年卒63.3%→20年卒49.8%)。卒業高校エリア別にみると、12年卒からの9年で最も地元就職希望割合に変化がないエリアは関東(12年卒95.8%→20年卒94.8%)、地元就職希望割合の減少率が大きかった上位3エリアは東北(12年卒76.7%→20年卒51.0%)、四国(12年卒63.6%→20年卒43.9%)、中国(12年卒72.0%→20年卒53.1%)となった。地元大学に進学した学生(地元進学)の地元就職希望割合が69.4%(対前年2.3pt減)に対し、地元外の大学に進学した学生(地元外進学)は33.4%(対前年0.4pt減)と、地元外に進学した学生は地元就職希望割合が低い事がわかる。どちらの属性においても、この9年で減少傾向にあり、地方における人材確保は急務だが、学生は地元への関心が低くなってきているといえる。

■ 2月以前に参加したインターンシップの開催地
□ 現在在学中の学校所在エリアのインターンシップに参加する割合が高い。


現在在学中の学校都道府県別に参加したインターンシップの開催エリアをみると、現在在学中の学校所在地エリアのインターンシップに参加した学生が多いといえる。これをエリアで比較してみると、東日本に学校所在地のある学生は関東へ、西日本に学校所在地のある学生は関西へ足を延ばしていたことがわかる。関東のインターンシップに参加した関東以外の学校所在都道府県に着目すると、山梨県(61.5%)、秋田県(53.8%)、山形県(53.6%)の学生の参加割合が高かった。同様に関西のインターンシップに参加した関西以外の学校都道府県に着目すると、鳥取県(52.9%)、徳島県(43.3%)、高知県(42.3%)の参加割合が高かった。

■ 就職活動の際に利用した交通手段
□ よく利用された交通手段は、『新幹線以外の鉄道』、『地下鉄』、『路線バス』。


全体としては、『新幹線以外の鉄道』(77.9%)、『地下鉄』(71.2%)、『路線バス』(35.0%)がよく利用される交通手段として挙げられた。現在在学中の学校所在都道府県別にみると地域によって差があることがわかる。北海道および九州エリアでは飛行機の移動割合が高かった。関東および関西といった交通網が特に発達した地域では、『地下鉄』、『新幹線以外の鉄道』の利用が全国比で高い傾向であった。一方関東・関西以外では、『長距離バス』および『路線バス』の利用割合が4割以上と比較的高い地域が多かった。沖縄県では『自家用車』の利用割合が74%と全国比で最も高く、愛媛県では『船』の利用割合が38.3%と全国比で最も高かった。

■ 地元外進学者が地元企業への就職活動で最も障害に感じていること
□ 最も困っていることは『地元までの交通費』次いで『地元までの距離・時間』『やりたい仕事がない』。


地元外進学者のうち、地元での就職活動を考えている学生に、地元就職で現在最も障害に感じていることを聞いたところ、19年卒同様20年卒においても『地元までの交通費』(26.0%)が最も高かった。次いで『地元までの距離・時間』(14.4%)、『やりたい仕事がない』(13.3%)が選ばれた。※『やりたい仕事がない』は今年追加した選択肢

■ WEB面接・WEBセミナー、情報収集手段
□ Uターン先の情報収集源は『就職情報サイトのエリア特集ページ』。


『WEBセミナーを実施していると志望度が上がる』と回答した割合が比較的高かったのは、長崎県(55.4%)、高知県(54.2%)、佐賀県(52.6%)、大分県(52.5%)、沖縄県(51.0%)の高校出身の学生であった。Uターン先の情報収集源としては、『就職情報サイトのエリア特集ページ』(41.8%)を活用している学生が地元進学者・地元外進学者ともに多かった。地元進学者は『学校近郊で行われる合同説明会』および『学内の企業セミナー』を活用する学生が、地元外進学者よりも高かった。

■ 地元(Uターン)就職を希望する理由及び活動開始時期
□『自分の意思から両親の近くで生活したいから』『実家から通えて経済的に楽だから』が今年も上位に。


地元(Uターン)就職を希望する学生の理由として、『自分の意思から両親の近くで生活したいから』が最も高かった(49.2%)。次いで『実家から通えて経済的に楽だから』(43.4%)、『地元(Uターン先)での生活に慣れている』(40.1%)、『地元の風土がすきだから』(39.2%)が理由として挙がっていた。また、地元企業への就職活動開始時期は広報活動開始時期と同じ『大学4年の3月』(14.6%)が最も高かったが、20年卒では19年卒と比較して2月以前から就職活動を開始する学生が多かった。

■ 地元(Uターン含む)就職を希望しない理由と実現すれば地元就職するかもしれないもの
□ 実現すれば地元就職するかもしれないものは『働きたいと思うような企業が多くできる』。


地元(Uターン含む)就職を希望しない学生の理由として『都会の方が便利だから』(38.3%)次いで『志望する企業がないから』(38.1%)が19年卒同様上位に挙げられた。実現すれば地元就職するかもしれないものについても、19年卒同様の傾向がみられ、『働きたいと思うような企業が多くできる』(43.9%)『給料がよい就職先が多くできる』(39.6%)が上位となった。
内容 2020年卒 マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査
調査目的 就職活動状況の特別調査
調査期間 2019年3月20日~4月7日
調査対象 2020年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生のマイナビ2020会員
調査方法 3月20日時点のマイナビ2020会員にWEBDMで配信
有効回答数 7,734名
有効回答数内訳 文系男子 理系男子 文系女子 理系女子 総計
人数 1,367名 1,309名 3,550名 1,508名 7,734名
本リリースに関するお問合せ
株式会社マイナビ 社長室 広報部
TEL:03-6267-4155
Email:koho@mynavi.jp
本調査に関するお問合せ
株式会社マイナビ 社長室 HRリサーチ部
メールアドレス:myrm@mynavi.jp
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  • 調査・データ 更新日:2019/05/28
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