2018年度 マイナビ大学生インターンシップ調査
10月中旬時点のインターンシップ参加率は72.8%と3年連続で増加しているものの、前年比0.6ptの微増にとどまった。参加経験のある学生一人当たりの平均参加社数は3.0社と前年比0.3pt増加しており、より積極的に参加していることが分かる。地域別比較では関東(75.4%:3.3社)及び、関西(73.5%:3.2社)と、その他地域において、前年同様参加率及び平均参加社数に開きがあり、地域差があることが分かる。(P14参照)
インターンシップに参加する目的を経年で比較すると、「特定の企業のことをよく知るため」や「就職活動に有利だと考えたため」とする割合が増加しており、学生の中ではある程度就職活動を意識しながらインターンシップに参加していることが分かる。特に理系の場合、「特定の企業のことをよく知るため」や「自分の専攻が社会で役に立つか知るため」の割合が文系に比べて高く、早くから自分のキャリアをある程度見定めて活動する姿が見られる。 有償インターンシップへの興味は84.9%の学生が「興味がある」と回答しているが、実施企業数が少ない事もあり、「参加経験あり」は18.6%にとどまっている。
学生が考える参加しやすいと思うインターンシップの期間は「1日」が文系学生を中心に年々上昇し、18年度は前年比3.9pt増の53.9%で最も多くなり、「1週間以上」は12.3%にとどまっている。
一方、実際に参加した中で最も印象に残った企業のインターンシップ期間を見ると、「1日」が48.3%で最も多いものの、「1週間以上」が30.1%と、参加しやすさと比較すると、期間の長いものの方が印象に残っている事が分かる。
これは文理でも異なり、理系は1週間以上のプログラムを選択した学生の合計が37.0%であるのに対し、文系は25.6%と10pt以上の開きがある。研究分野とマッチした、より実践的な就業体験が学生の印象を高めていると推察される。
- 調査・データ 更新日:2018/11/13
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